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逃港者の黄昏 （３／１）
お読みの皆様方は おそらく「逃港者」という言葉は 聞いたことが無いと思われます。
逃港者（とうこうしゃ）は、1950年代以降に大躍進政策や文化大革命などの中国共産党の政策により、中華人民共和国からイギリス領香港に逃亡した人々。
また、この出来事を逃港者と指します。国を捨てる気は無かったのですが、サンザン虐められたり、あまりにもの圧迫と差別に耐え切れず、海路にて他の地へと逃亡したという意味。
で、文革時の難民は主に台湾やアメリカに行きましたが・・・ジツは…日本にも来てましてネ ええ。
ぶっちゃけ 報道されなかっただけ・・・・。
何故報道されなかったかと言うと当時の佐藤内閣は中国と国交交渉の真っ最中で中国に不利な報道はしないと言う協定を結んでたんですと うむうむ。。。
「地縁」が大きくモノをいう中華社会ですから、当然というか、《チャイナタウン》を形成している、ヨコハマ 神戸に長崎って場所に ケッコー大勢の逃港者らが来訪したらしいッス。
日清戦争が終結し、大東亜戦争で日本が敗戦迎えるまでの間の 明治大正昭和期の 日中の近代史はジツにフクザツであり、今でも解明されない 多くもの謎がございます。
ココの場は出向先の大学の抗議でもありませんから（＾＾；
こんなエロブログで 近代史講座なんざヤってられませんから（笑）（＾＾；今回の お題では そこんとこ簡略化ってより、かなりスッ飛ばしますが（＾＾ ご勘弁を。
生前の イチハラの言葉がココロに甦ります。。。
・・・なあリク？この世でイチバンあぶねえ稼業の生き物ってナンだと思うか？ あん？？ ヤクザだだと？アホか！オレらなんざ可愛いモンだ。
本当なんだ、圧倒的に・・・おっかねぇのは、【 国を率いる《独裁者》 】それだ。
歴史上の大虐殺独裁者ランキング・・・第5位 レオポルト2世（ベルギー）200万人 第4位 ポル・ポト（カンボジア） 300万人
第3位 アドルフ・ヒトラー（ドイツ第三帝国） 1100万人 ポーランドではユダヤ人総人口の9割がホロコーストで死滅したとされており、「劣等民族」または「不穏分子」として、ユダヤ人（600万人）、シンティ・ロマ人（約20万人）、ポーランド人、セルビア人（50万から120万人）、ロシア人、スラブ人、
知的障害者、精神病者、同性愛者、黒人、エホバの証人、共産主義者、無政府主義者、反ナチ運動家なども殺害したとされ、殺害されたこれらマイノリティーの合計は、900万人とも1100 万人とも言われています。
第2位 ヨシフ・スターリン（ソ連） 2000万人 ま…あくまで記録に残ってる数でしかないのは事実だが。
で ダントツで堂々の 第1位 毛沢東（中国） 6000万人 …この意味わかるか？？ 現時点での 韓国人の全員コロしても、一千万人のツリ来るゼ？
マジで地獄がアルってなら、コイツこそが 床の間背負った上座に座ってねえと、説明がつかねぇってこった（嗤）
持っても…あと…３０年ぐらいかなぁ… 中国は必ず・・・今の状態から ３つ あるいは４つぐらいに《分裂》すんゼ ああ。
３億人弱の欧米並みの文化的生活の為、１０億人の中華人民が犠牲になってる体制が いつまでも続くって方のがおかしいんだ オレはそう思う・・・
それで どうなる？？・・・間違いない…九州や西日本を中心に、『ウソっっ！！』ってぐれえの数の ドッチの勢力からもハジき出された中国人難民の群れが台湾・香港・韓国 そして日本に押し寄せるゼ テッパンだ。。。
『より地方の、より貧しい人民らがｳｼﾞｬｳｼﾞｬ押し寄せてくる』
どんだけ取り締まろうと 漏れは必ず出る・・・遥か古来よりの中国人の特性…流れ着いた土地で 必ずやヤツらはチャイナタウン、ツマリはテメエら独自の《コロニー》それを勝手に形成する…そぉなりゃ日本の治安はどうなると思う？？ コ娘がケータイ片手に 夜の１１時過ぎに平気で街歩いてるって、ンな構図は「神話」になっちまうって思うゼ ああ。
コレはナ、「いつか」起きるんだ必ず・・・シュミレートしておかなきゃ トンデモない事になるゾ・・・マスコミ的には「この話題に触れる」こと自体がタブーなようだが、泥縄じゃ とても追っつかんゼ。。。
このリクめが、ハマの港に ある意味で 魅せられ、職を得ることとなりました その背景は、
やはり、故郷の丹後半島と同様、波の音が聞こえ、潮風の匂いが香る、それが生理的なリズムに合致しているという前提に加え、
ある意味でわたいの「国内逃港者」でス
ヨコハマという、一級の観光地でありながら、どこか…コンフュージョン（混沌）した 猥雑とも呼べる「魔都」 邪悪だけど、逆らいきれない魅力を持った魔女の誘惑、
その魔女にロックオンされた ハマ港というエリアの虜囚…それである気がしてなりませんのでネ ええ。
カビ臭い埃の匂いと、質のよくない麝香の 御香が入り混じる、ハマの中華街の市場通りの骨とう品屋で、マオ老子が…
この ハマ中華街を永年 牛耳ってきた古老連らも、その初代は【 逃港者 】、中国本土で 虐められたり、本国に居られない事情で、台湾や香港経由で日本へと来た末裔でス はい。
『リクよ、オマエはたしかに よくよく出世した。育てたワシらも誇らしい、傑作品だといえる。そのオヌシだから頼みたい・・・もう一度 ワシのため働いては呉れぬか？』
呼びつけた その結論から云えってジイさん…
わたいは「けっ！ココロにも無いウソっぱち語ってからに（笑）カオの微表情筋が《ウソだよ～ん》って語ってまっせ♪」
マオ「オヌシの その猜疑心の過敏さを捨てきれないうちは、真の意味で 大物にはなれぬゾ・・・」
リク「ああ 小者でケッコ～だわサ！マオ老子・・・アンタ、その手法でもって、今までどんだけの若い人間 手足の如くコキ使い、たんび使い捨てにしたか理解しとんのか ああ？？」
マオ「ワシは…《個》を捨て《大局》で働いてきたまでじゃ、後悔は微塵も無い」
リク「ジイさんよぉ…地獄の釜が…大クチ開けて、アンタが堕ちてくんの待ってルのがわからんか？？」
マオ「なんとでも云うがよい。だが…今回の依頼は、《日本人であるオマエにも》実行するべき責任が在るのも事実だ。わが祖国の中国と、日本の麻の如く入り乱れた、因縁の清算とでもいうか・・・」
あのよぉ…日中間の歴史の清算求められてもメイワクなんだが…
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・・・リク、オヌシも このハマ港界隈の《開港の歴史》については おおよその《教科書記述とは裏腹の真実》それについては知っておろうな？
幕末の頃までは 単なる漁村に過ぎなかった《横浜村》を、大規模に埋め立てるのと同時に、１万トン級の船が係留可能な 波止場建設《浚渫工事》を必要とされた。
当時の技術から見ても それはいかにも無謀よの…数百名にも及ぶ 人的被害が充分に予想され、幕府の募集に応じる 日本人の工事人夫などは皆無で、
追い込まれた幕府は 禁断の一手を繰り出した…それこそが、《中国人労働者の【輸入】》それだ。。。
リク「まぁ…たしかに多くの犠牲者を出したそぉやわナ…このハマ港の基礎を 多くの中国人労働者の命でまかなわれたという意味では 借りは感じますが」
・・・但し…ワシは包み隠さず云うゾ。純粋に中国人労働者らが、出稼ぎ仕事目当てに このヨコハマへと来たと思うか？？ 甘いゾそれは。
教えてやろう・・・その当時の応募に応じて海を渡った中毒人労働者の殆どは…《扶清滅洋》を叫ぶ、《義和拳教の信者・構成員》だ・・・
リク「近代世界史で習った…当時の中華体制《清国》を滅ぼさせるキッカケとなった、世界列強８か国を相手に戦争仕掛け大敗した《北清事変》そのムリな戦争を清政府に実行させた民衆パワー…要は【 義和団 】それやロ？当時の日本に入り込んでたのか義和団・・・」
・・・そうだ しかしな、歴史の真実は、ジツは 義和団という集団は 伝えられるような 偏狭な国粋主義では無かったのだ ああ。
当時 シンガポールにも、サンフランシスコやカナダにも中華人社会を築いていたからな、世界情勢は完璧に把握していた。
当時の 清政府の体制が 救いようのないぐらいに根っこが腐りきって弱体している それがすべての根本よ、
リク「義和団の目論む《焦土作戦》に、まんまと誘い込まれたのが当時の列強８か国だってことかい？」
『中国人は無礼では無い、ドコの国でも生活様式を変えないダケでナ』
・・・リクよ、中国人にとっての《国は》いうなら《屋敷》とイッショなのじゃヨ、いくらデカい屋敷であろうとも、ガタガタになった屋敷にナンの価値があると思う？
賢明なワシらの先祖は、やがて廃墟と化す祖国の地を捨て、【 世界の各地に《衛星都市》を築き上げようと 】キケン承知でこのハマの地にってきたのだ ああ。
リク「じゃあ…出来上がった近代的ハマ港を…完成の暁には まんまと 乗っ取って、新中国の 臨時政府や出先機関に仕立て上げようとしてたって訳か？」
マオ「いかにもじゃ、リクよ憶えておけ これこそが《大義》というものじゃヨ」
リク「だがよぉ…その大義とやらの為に…中国人労働者らが数百名もの犠牲を出すって…それ判った上で ハマへと送り込ませた、義和団のＴＯＰ連中こそ《鬼》じゃんか」
・・・リク、オマエの悪い癖じゃ、真の大義を遂行する上で、落ちて散らばる木の葉の数を数え 涙にくれているうちは、事は永遠に成就せんゾ。
まぁよかろうが？人道的か非人道的か、その２元論は あえて棚に置こう。
ただ・・・祖先らの計画には、大きな蹉跌が生じてな…【 ロシアの台頭 】だ。他の列強国は慌てた、それまでは大航海時代の 水と食料の補給地としてしか意味が無かった 日本という島国が・・・
台頭する ロシアの防波堤として一躍浮上したのだ ああ。イギリス、アメリカ、フランスといった国が勧奨し、一気に それまではノンキだった日本を打って変わった 軍備化、国富産業化へと邁進させた。
中国人が開墾したハマの土地は…完全に イギリスによって収奪され尽くした。。。ハマの誇りである ジャックもクイーンもキングも、みなイギリスが進出してきたからこそ出来上がったシロモノよ。
いちばん汗をかいた我ら中国人には、元は沼地だった南京町、要は 今ココの中華街のエリアのみしか与えられなかった・・・
リク「せやけど、《それによって》…マオ老子 アンタらはサンザン、このチャイナタウンで 旨味味わったのヤないかい、歴史に感謝しぃヤ（嗤）」
・・・フン なんとでも減らず口叩くがよかろう。だがナ…中国と日本・・・掻不形（ピンインzhái bu kāi）…《切っても切れない関係は その当時からなのだ》いかに否定しようと事実だ。。。
文字からはじまり、各種の文化 生活様式、異論はあるにせよ、古代の日本という国家は、中国が造り上げたとも呼べる。
今この２１世紀に生きる オヌシら日本人は《中国と１つになるなんてヤだあ》って思ってるよな？だが聞け・・・
１５０年前までの多くの日本人は、《中国とイッショになるならイイんじゃね？紅毛碧眼の西洋と同化するよりもよっぽど》って本当に考えていたのだ ああ。
「大東亜共栄圏思想」の勃興でス はい
リクよ ワシはナ、記憶の原風景として、このハマの地で…Chiang Kai-shek（チアン・カイシェック）に逢った事があるのだ ああ。
リク「・・・それって…【 蒋介石 】将軍の事か・・・ っっ！！」
・・・そうだ、あの 蒋介石だ。非公式ルートでだ。国民党と人民解放軍の内戦が激しいころだったが、蒋介石は何度も日本と中国を行き来していた。
目的？ 決まっておろぉが、台湾への転進 移住がうまく行かなかった場合の保険、蒋介石は このハマの地に【 亡命臨時政府 】それの樹立を画策していたのだ。
リク「ウッカリとは妄信しては いかにも危ないハナシやわナ・・・」
・・・ワシももはや歳だ…今更ウソなどつかんヨ。この伝説は、聴いたオマエが引き継いでいくがよい。
思い返すなら なかなかに凄い絵柄だったゾ。蒋介石を上座に、当時の 青班（チンパン）の大親分の黄金栄、杜月笙、張嘯林の三人が、麻雀でもするように卓を囲んでてナ、鳩首会議をしていた。
リク「？？？…ぶっちゃけ仇敵同士やロ？清朝最期の政治支配者と、当時の香港を含めて 麻薬と売春仕切ってた青幇の３巨頭が話し込むって・・・ありえへん」
・・・だ・か・ら…表の 教科書歴史しか伝えられてない人間は憐れだっていうのだ、敵味方って関係ですら、公式上と真実では てんでアテにはならぬのだ。
蒋介石政権と青幇、ありゃ完全に 同じ穴のムジナだ ああ。持ちつ持たれつの関係、国内でけっして出来ない会議や交渉は、このハマの地でコッソリと行われてたのだ。それぐらいに、日本への潜入は《ザル》だったって、クチが裂けても あの安倍は云えまいて（笑）
青幇にしたところで、対立する組織の 紅幇（ホンメン）が著名だが、アレだって 遡れば、始祖は共に《洪門（クｵムモン）》清国体制を倒し 明の時代の繁栄を取り戻すって民族政治結社だ。
対立・敵対しているようで、ジツは共に、互いの結社に所属しあってるという、無益な暴発を回避するシステムでナ。
リク「しかし、その《楽屋裏の内情》を知らされてるのは、テッペンの幹部連中ダケやロ？下っ端の人間はウマいことそそのかされ 大事な命失ったか…とても礼賛する気にはなれへんわナ けっ！」
・・・オマエは甘いからそのように言うが…事に際しては 大局を見据えて、時に大ナタを振るう度胸が無いと、将棋や碁の名人にはなれぬぞえ。
ココからが話の核心だ・・・万能である神も 時に盲しいり過ちを侵すように・・・ワシの父親の世代だが、この 横浜中華街全人協会も…手痛い《ミス》を犯したのだ ああ。。。
《中華民国》…タイワンじゃな。その礎を築いた 世界的にも有名な 天才革命家 孫中山・・・【 孫文 】・・・
孫文が《第２革命》に敗北し、この日本の地へ ２度目の亡命をしていた頃の出来事じゃ。
横浜全人協会は、けっして…切ってはならないカードに手を出してしまったのだ。さよう、孫文への傾倒と支援 それだ・・・
なあリク？ 台湾がどうして？ 成立・誕生したかオヌシ判るか？？孫文の天才的オルグ能力も有ろうが、それダケでは台湾は成立すらしなかった筈でナ、
陰で協力に 孫文をバックアップし支援したのは、１９２２年 革命によりロマノフ王朝から権力を奪い誕生した《ソビエト連邦》孫文をバックアップしたのは ソ連代表の《アドリフ・ヨッフェ》でナ・・・
協会の先達らは 孫文の人柄と思想に惚れて、ついつい安易に支援を約束してしまったのだ。楽屋裏に ソ連が潜んでいるのも知らないままナ。。。
その孫文自身、ソ連と組んでしまったことを おおいに悔いていたようだ、その気持ちが 思わぬ反動として暴走した・・・孫文の《アジア民族主義の台頭》それだ。
1924年10月、孫文は北上宣言を行い、全国の統一を図る国民会議の招集を訴えた。同11月には日本の神戸で有名な「大アジア主義講演」を行う。日本に対して「西洋覇道の走狗となるのか、東洋王道の守護者となるのか」と問い、欧米の帝国主義にたいし東洋の王道・平和の思想を説き、日中の友好を訴えた。
リク「なるへそ・・・中華民国の設立のため 組むべきではないソ連と組んだ孫文が、アジア民族主義をスローガンに 逃亡を図ったってことか・・・まぁ元々はアフガンゲリラやタリバンかて、後に徹底敵対するアメリカＣＩＡが造り上げた組織やしナ」
・・・さよう、で…結果どうなったか？？ 世界でも唯一、ソ連と国境線を抱えている国家は 中国のみだ、
報復として ソ連軍による熾烈な 国境線付近への軍事侵攻を受け、公式上《僅か５キロｍの距離》とはいうが・・・それはあくまで【 東西での距離に過ぎない 】…
南北で考えたならどうだ？？ 日本で例えるなら、関東地方全体ぐらいの土地が ソ連により侵攻を受け およそ三千万人と称される無辜の人民が虐殺された。。。
リク「訳わからへんわナ…孫文は 母国の中国から出ていく為に中華民国を設立したのに、怒りよったソ連は、もはや敵と化した中国本土に攻め込むなんてヨ・・・」
・・・ああ さすがにワシも、ソ連もソ連なら、後の事も考慮せず、安易にソ連と手を結んでいた 孫文も無責任で無能だったと思えてならぬわ。
はいはい！ご退屈さまで おそれいりやス（＾＾；
『このくだり…いつまでダラダラ続くんだ？？』って（笑） お読みのみなちゃまのブーイングが聞こえましたので（＾＾；
この後は リクめが代わって 超ランボーにまとめさせていただきやス。
激動の昭和史によって、事態はコロコロと変転いたしまして・・・アジア大陸支配を目論んだ関東軍は惨敗し 満州国も失い やがてスグ敗戦に。しかし「中国の」安定はまだまだ収まるどころではなく・・・
すったもんだの末 中国は一応統一されて…
1949年10月1日に毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言し、内戦に敗れた中国国民党率いる中華民国政府は台湾島に撤退し、現在に至るまで大陸を統治する中国共産党率いる中華人民共和国と「中国を代表する正統な政府」の地位を争っているという『今ココ』。。。
一見 安定化が実現したかのよに観えました中国ですが、上のセンテンスで書きましたように、敗戦後の日本の混乱に乗じ、かなりの数の毛沢東政権に反発する 蒋介石支持派のイってみりゃ《政治難民》の中国人がヨコハマに押し寄せていたと。
日本人のように『甘くない』中華系ｷﾞｬﾝｸﾞには朝鮮人も…
日本の敗戦によって 調子コイて、やったらしゃしゃり出てきた当時の朝鮮人も、ハマの中華街にダケは、近寄れなかったっていう事実からしても、相当の《防御と自治》が完了していたのを意味します はい。
で・・・結果としては マッタクの有名無実で終わった政策ですが、革命に成功し全権を手中にした「中国共産党」は、
世界中の都市や国家に散らばっていた 当時の中国人の《華僑》、かれらに対し《母国中国に帰還せよ》って、勅命を発したのでして ええ。
訪れた地で 基盤を築いていた華僑にはムリな相談ざまショ？狡猾な新中国政府は、チャンと折衷案も織り込み済みだったと。
「本国新政府を支持し恭順せよ」という命令書で
それは…ドコに住み 商売しようと構わんが、この先もズ～っと、母国である中国と、現在の政権に恭順し 支持するという旨を文書て送ってよこせと・・・。
ほんで、マオ老子の父親世代の全人協会側は、「そんなんで済むならお安いことで♪」って、考えもせずに事実上の「降伏文書」をば送ってまったと。。。
その軽薄な恭順の姿勢が「つけこまれた」。。。
・・・ぶっちゃけ ンなクソ文書《シカト》コイてりゃよかったのだ うむうむ・・・出さないかって よその国まで攻めて来られるわけがナイんだからサ。
それででス・・・唐突に…新中国政府筋より ハマの華僑らに向けて・・・曰く《孫文 蒋介石らの不穏分子が日本に亡命していた時期に積極的な支援活動に従事した不逞の売国奴を 中国へ差し出せ！》という厳命が・・・。
でだ・・・苦境に陥った協会の幹部らは…サイアクの《悪手》をブチかましてまったと・・・
《それについては、日本人の 犬養毅 後藤新平 梅屋庄吉 山田純三郎らが勝手に孫文を支援したダケですから》って言い張れば済んだハナシで。
ボロカスに敗戦となった当時の日本なんだから、悪役に仕立てればそれで終わった筈のハナシ・・・
ところが・・・ミョ～に固く考えちまった協会は・・・《劉 明珍》という、馬車道に 絹製品の店を展開していたそこの次男坊、
中国語日本語に加え英語にも明るい その明珍が、中国人と日本人の会談の際に 通訳を務めていたって…劉 明珍を 事実上、下手人として 正規の外務省手続き無しで 中国当局側へと『差し出しちゃった』と・・・。
言い訳も効かない 騙し打ちの暴挙ですナ…
ナンでも 劉当人には ナンも説明もないまま、マオタイチューに睡眠薬混ぜ飲ませ ＠＠； 人事不正に陥った劉を貨物船に押し込んで中国へ送っちまったと・・・
『げっっ！あの連中…マジで送ってきたアルか…』って
でだ…送られた中国サイドも ぶっちゃけ《困っちゃったわけわけ》ヨ、まっさかマジに受け取って下手人送ってくるとは思わなんだ、ハナから 嫌がらせと脅しなんだから。
処刑するわけにも行かんし、かとイって また日本へ帰すってのもメンツとして「出来ない」・・・
仕方ないってんで、劉は ラストエンペラー、愛新覚羅溥儀も収容されていた 撫順の政治犯収容所（撫順戦犯管理所）で不定期刑の《（思想）再教育》を受けるって羽目になったと…（－－；
つくづく悲劇は 劉 明珍そのヒトですわナ うむうむ
キレますわナ 普通・・・だけんど 劉はそれでも「耐え抜いた」。１９６７年ごろに収容所からは解放されたらしいのですが、ぶっちゃけ「その後の劉の行方」ってのが 今まで一切不明で・・・
日本へ帰ったって形跡は皆無、どうやら中国でなんらかの職を得ていたらしいのですが、身勝手でキモの小さい ハマ中華街の協会側も、劉は「死んだもの」と受け取り スッカリ忘れていた と・・・
ったならですネ、いきなり！！ 出てきたのですヨ ええ・・・『 劉 明珍の孫だ 』っていう人物が。それも 妙齢の「女性」で。。。
突如！ 浮上した劉 明珍の「孫娘」。。。
劉がシャバに出たのち どのよな人生を送ったかについてはマッタク謎なのだそぉでおますが、日本には帰らず 中国で結婚し 家庭を持ったようで。
で、産まれたらしい息子ってのが上海の郊外で自営業をしてたようだとの由、あまり長生きでは無かったとの事で。
ンで、次の代で産まれた《春燕（チェンイェン）》ってお嬢チャンが、またまた超優秀、北京の超難関大学 清華大学（Tsinghua University)を飛び級で卒業・・・
共産党の奨学金で仏のソルボンヌにも留学 ２０代後半で既に、中国国務院の《文化商務委員会の副主任》って・・・
どんだけエラい立場か？ってぇなら、中国１３億人のテッペンに《全人代》があってネ、それの中央会議で 中国の首相が選出されますが、
その首相は、特権として、オノレの政権の内部人事を一本釣りが可能なわけわけ…平民の出でも、能力のアル人間は首相が自らで登用できる、閨閥学閥主義の日本と違ってネ。
要は 劉 春燕は、首相の 李克強から能力を乞われイキナリ！ 春風亭小朝が、兄弟子ら十数人抜きで真打になったように、スゲぇ地位に上り詰めちゃったってわけわけ。。。
マオ「その 春燕が…関係会議で近日 来日する際に…祖父の母国であり出身の横浜中華街の古老連らと《是非お逢いしたい》って 言い出したのじゃ・・・」
せやから云うたンですワ「エエやないですか。逢いなはれヤ、イヤ逢わなあきませんでショ？下げるべきドタマは この際素直に下げるべき、いつまでも逃げ回って問題を先送りにするのは感心出来ませんナ」
ったなら マオのジジい（笑）「いや…それが容易に出来るなら問題は無いのだ・・・ワシら華僑 中国人は、なによりも《面子》を重視する。謝罪するとなると、過去の先達らの誤った判断を認める事にもなる…」
あだスはもぉアキレましてネ「だって 劉 明珍って無辜の人間の一生をメチャクチャにした責任から逃げられる訳もナイですやろが？その孫である 春燕ってヒトにワビ入れるのにメンツもナンも関係アリますかいナ アホらし！」
オナゴひとり逢うのナニ怖がってますのヤ？ なさけな…
ったならジジい…「それはオマエが日本人だからの発想だ、日本人は戦時下に中国にした事も、米国から原爆落とされたのもスグに忘れよる…中国人の《血筋にかかわる復讐心》をチト甘く見過ぎておるのじゃ」などと。。。
身勝手なメンツ引っ込め、過去の清算図るべきヤと思いますが…
リク「なんだかなぁ・・・現実論で考えなはれヤ？劉 明珍を中国共産党に差し出したって、《明らかな間違い》をブチかましたのは、マオ老子 アンタも相当歳やけど、その悪手を繰り出したのは、マオ老子の祖父の代でショが？孫の代であるアンタらに《死んで詫びよ》とか《全財産差し出せ》だなんて、中国人社会でエリートとなった御仁が まっさか言い出す筈ナイやんか？永年のノドのつかえは この際スッキリさせるチャンスなんとチャイますか？？」
マオ「リクには中国人社会の在り様が理解できていない・・・」
リク「あのねぇ・・・しっかしどない考えてもだ…この案件は、ハマの中国人コミューン、その輪の中でのハナシでっせ？？その輪の中限定のイザコザに、日本人であるわたいに アンタ、ナニさせようってんですかい？？ワリぃけんども、忙しい・・・小僧の時分のリクではナイんですヨ、チカラにはなれません はい」
マオ「フフフ・・・ナニも知らんナ♪ 劉をナ…共産党に売り渡せとワシら協会に指導したのは…《山田純三郎》…さよう…リクよ オマエが所属するグループ会社の本家創業一族、《大陸浪人 山田良政先生》の実の弟だ・・・関係書面も残っている。」
よりによって…「その系譜の因縁かヨ！」＠＠；
リク「うげげっっ！！ ・・・なんか…吐きそう・・・（泣）」
★山田 良政（やまだ よしまさ、慶応4年1月1日（1868年1月25日） - 明治33年（1900年）10月22日？）は、日本の革命運動家、大陸浪人である。熊本の宮崎滔天らと共に孫文の支援者となり辛亥革命に参加 実弟の山田純三郎も兄の遺志を継いで孫文を支援した
マオ「知っておるゾ、オマエが所属する会社は、リクが株主総会で、創業家の持ち株の代理委任者で設定され、それによって現体制を保持しているって事もナ。創業家のいわば醜聞が世間にバレたならばどうなる？？ま…当然、通年の株の代理委任はチャラになるナ♪社での主導権は対立する銀行筋に一挙に持っていかれるゾ オマエとこの社は…」
リク「・・・いつものよなハッタリや嘘ッパチだったら アバレまっせ・・・ っっ！！」
ちきしょ～…我が社のアキレス腱突いてきやがったかジジぃ
マオ「さあ…苦しいジレンマだナ（嗤）知っことか！と、ケツまくるならば、現体制の支持基盤を失いかねない、オマエとて まだ出世はしたかろぉ？実の伯父が社長職であることが望ましいのはあきらかだろが？ リクとワシらの繋がりから創業家にとっての過去の悪手がバレない為には・・・言いつけを聞くのが良策じゃよ」」
リク「ぶっちゃけよぉ・・・親族としての個人はスキな伯父貴やが、仕事面では けっして…スキな生き物とチャウわい…最大の障壁でもある・・・その伯父守らにゃならんてのか くそ・・・！」
マオ「有备无患 yǒu bèi wú huàn 中国のことわざじゃよ《備えあれば患い無し》まあクサるな♪ 吃小亏占大便宜 chī xiǎo kuī zhàn dà pián yì 《負けるが勝ち》ってことあろぉて♪」
リク「けっっ！ むしろ 一波未平 一波又起 yì bō wèi píng yì bō yòu qǐ 《一難去ってまた一難》だわサ・・・」
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ヨコハマに 会議なんやらで来日した外国の準要人クラスは、ハマのシンボルである《ランドマークタワー》その館内に在ります《横浜ロイヤルパークホテル》に宿泊します。
通訳スタッフ等を含め、７名で来日した中国の商務委員会の面々、その中の一人が 問題の《劉 春燕》で・・・
日本政府が お招きした要人とは違いましてネ、まぁ７名では、映画のように ホテルの階フロア全部を借り上げてクローズするなんてのはムリ、
それでも「警備」として、警視庁警備部警護課より いわゆる《ＳＰ》午前７時より午後５時まで ２名のＳＰが付いてますが、《第３警護班》正直 精鋭とは呼べない連中で。
ぶっちゃけ、「私設の外人ＳＰ」ってのはファッション（アテにならんス）
憧れのＳＰになれたはイイが、ＳＰの世界ってのは完全なる《格差社会》で、総理大臣や各国首脳・元首、皇室関連の警護を担うＳＰは、ハナっから銀のさじを咥えた《生まれからエリートら》で…
下っ端ＳＰは むしろ出世的に不利、毎日ただ忙しいダケで 昇進試験の勉強をするヒマもないっていう、大抵が３年程度で 移動願を出す、報われない部署であり、この案件のＳＰも ヤル気ゼロの連中のようでしたネ。
「ＳＰの監視の目をかいくぐり」…って、ンなドラマチックな展開などござんせん ええ。２４時間監視体制じゃナイんですから ええ。
夕方の５時以降に 春燕の部屋をノックすれば それで済むだけのハナシ、それと・・・忘れちゃいけませんデ？はばかりながらも、こちとら 「貿易会社のビジネスパーソン」なのだ・・・。
堂々と、正面から『頼もぉ～！』なのだ♪
小細工ヌキで 堂々と、アポ取って 出かけました、劉 春燕の宿泊するホテルの部屋に、マオ老子ら古老連の《ムシのよい 命乞い》それも携えて・・・。
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「是失礼的何題不遜，你是性的少数的人？（失礼な質問でゴメンなさい、アナタは 性的マイノリティーの方？）」
春燕が訊いてきました。社の肩書を名乗り来たモンでっからネ、てっきりスーツにメガネの日本人ビジネスパーソンかと思いきや、わたいのよなヘンテコなのが来たモンだから（＾＾；
今回…このオナゴはんとは、このよな関係には発展しませんで（＾＾；
「不，旻全身体，是由性荷称蒙的昇常的结果。旻样能看硅，妻子和孫子都存在（イエ チャイますねん、このカラダはホルモンによる暴走の結果で、あのネ、こぉ観えてわたい 嫁も娘も居てますねんデ ええ）」
（これ以後 日本語ネ）（＾＾；
春燕は プっと吹き出し、「面白いヒトが来たわねぇ、ジョークも解さない、面白みの無いのが日本人だとばかり思ってたけど、キライじゃないワ アナタみたいなタイプ」
リク「ええ まぁ、真のエリート様から見るなら、わたいなんざ 路地を徘徊する野良犬に等しいでっからネ」
春燕「イイじゃない野良犬だって。ペット医院に通ってないと生きられない高価な愛玩犬よりも、ヒトに頼らずギラギラしてる野良犬がスキだワ」
・・・こういう言い方をする人間は 良い意味でもワルい意味でも「あなどれない」・・・なるへそ、若くして中央へと登ったダケの頭脳の持ち主のようだ・・・。
春燕「横浜商工会主催の晩さん会まで まだ時間は有るし、出来るなら…シャルドネの白でも開けて、面白いハナシいっぱい聞きたいところだけど、雰囲気で判るワ、アナタ、ココに グラスを合わせに来た…訳ではナイのよネ？」
リク「察しがよろしくて助かります。ジツは…１つは《提案》もう１つは《身勝手なお願い》それなんですが・・・」
春燕「順序はドッチでもイイ、早いとこ結論が出そうなモノから お話なさいな Ｍｒリク」
・・・では《提案》から申し上げます。結論から云います、《今 中国で払底している ２つの商品買いませんか？》ってことで ええ。
「２つの物資」…１つは《タングステン鉱》です…ハイテクＩＴ関連には一見 前時代の遺物って感じですが、どっこい・・・この地球上、ドコの国でも、夜の闇を照らす《電球》…それの《フィラメント》にタングステン鉱は永久に不可欠です ええ。
１３億７千万人でしたっけ？おたくの国の 表向き人口数（笑）ザっと計算し、１戸が約３・５名として、ジツに《４億戸のそれぞれ家庭》が数として存在します。
１戸につき およそ１０～１２の《電球》…それが必要になりまッショ？電球の寿命が平均２年半として…ネ？エラいモンでっせ？ 週割にしても、２０００万個の電球が供給されないと、中華人民は生活が継続できない。マックラの停電ではネ。
加えて 工場・商店・会社ってならどうです？日本の諺《灯台もと暗し》…１９世紀の後半 イギリスのジョゼフ・スワンの発明って、思えば懐古品である電球…哀しいかな 我ら２１世紀に生きる人間らは、未だに その電球無しでは生活も出来ないでいる・・・
しかし…ご存じだとは思いますが、《タングステン鉱》は希少金属だ・・・一部には今世紀中に地球上から枯渇してしまうだろうって説すらありますから ええ。
日本はネ、「ＬＥＤ」の発明で ノーベル賞とったように、《無きゃ無いでなんとかする！》だが・・・ぶっちゃけ、中国じゃあ、そないな訳にはいかんでショ？？
ワルいけんども、わたいは今の中国は《先進国だとは思わない》…むしろ…１１億人の《地方戸籍》しか持たない 農奴に等しい地方労働者の血と汗により、《都市戸籍》を有する特権層の２奥人チョっとが、欧米に匹敵する文化的暮らしが可能になってる…イってみりゃ《収奪国家様式》それヤ・・・
春燕「・・・訪問していきなりのわが国の内政批判？ 本来なら…中国大使館が雇ったボディーガード呼ぶとこだけど、まぁ ハナシが興味深いから聞いてあげるワ。云いたい骨子はナニ？」
・・・気分害したならすいません、ただ赤心で云いたいのはだ・・・
人類の発生から 今現在に至るまでには、歴史上での空白…《ミッシング・リング》が存在します。考古学的にも、少なくとも３回の《少氷河期》が到来したそうで。
事実として この日本にも『４世紀間の空白』がアリましてネ
ヒョっとして…人類はそれにより、何度かは知りませんが、９９％ぐらい滅んだ…のではないですかねえ？
古代に核戦争とかが在った なんて、いかにもＳＦ的ですが、それよりも…案外と、ナンでもないよな 取るに足りない《つまらん理由で》その当時の文明が脆くも滅びたのではないか？って。
これ…（ポケットから出す）差し上げます、サケの肴に向いてます、ＴＯＹＡＭＡ-Ｓｔａｔｅ（富山県）の《とろろこんぶ》という、日本人なら知らない国民は居ません。
富山の年寄りがネ、ガラスの破片磨いたナイフで シュッシュと、削って仕上げるって、完全な手作り品 アナログです。
しかし今 とろろこんぶは存亡の危機だ、理由はシンプル、こんな手間がかかって 経済的効率のワルい仕事、若い世代はダレもやらんのですワ ええ。
機械削りの品もあるが、それでは本来の味と風味は到底及ばない・・・
春燕「つまりが…電球のフィラメント馬鹿にしてると、中国が滅びかねないっていう訳？」
ズバリそうでス、《中国四千年》とはいうが、おたくンとこの現中国は、誕生してより まだ７０年チョイの若い国、オマケにこないだまでは 排他的共産主義国だったじゃん？
いいスか？ ５・６９人にひとりは《中国人》なんですヨ？地球上の人類。電球製造に不可欠な タングステン鉱が払底したなら どうなる？？
《パンが無いならケーキを食べれば》…《電球が無いなら ＬＥＤを》…日本ならばできる、優秀だからではない・・・【 人口が１億２千万人 】程度だから・・・
しかし、未だ化石燃料消費で賄われる中国にはムリな相談でショ？ましてや日本の１０倍以上の人口だもの。人類は夜の闇をやたら畏れる生き物です、
たかが電球、それが手に入らなくなったなら・・・広い中国ですが、《都市部》は僅か２割に過ぎない 面積的に。８割を占める 地方が氾濫起こし 現政治体制が崩壊しかねませんゼ？ 困りますやロ？
春燕「でも…中国は毎年 ７２０００ﾄﾝ タイイグステン産出してて、埋蔵量も世界イチなのヨ」
・・・知ってます。だけど、それらの殆どは電球では無く、電子顕微鏡や電子線描画装置の電子線（電子ビーム）発生源、そして ドリルなどの切削工具としての利用でショが？
１９世紀に立ち還り 人間の生活に必要な《電球用》それに使用するタングステン、国に政策としてストックしておくべきかと、進言するのですよ ええ。
春燕「・・・推敲只有好的意奎了解了（そうネ その意見同感するワ）で・・・もう１つの商品は？？」
・・・パリ留学経験のある貴女なら判ると思いますが、昨今の中国中流のヒトらは とにかく！《紅酒》要は《赤ワイン好き》ですわナ？
ここ数年で 年に３％確実に需要が増加ってからエラいモンです。ムリ無いと思う、クヤしいが…中国人の《舌》は、我々日本人よりも 旨味を感じる舌のセンサーが優秀だからネ。
日本人は、中国人の「性欲」「食欲」抱く情熱には遠く及ばない
食文化の傾向がゼンゼン異なる日本人が 西洋食文化のワインを好きになったんだ、その価値に気づかない訳が無い・・・
でもだ…今その ワインブームに沸く中国で・・・《決定的に枯渇化しつつある あるモノが在ります》ええ・・・
春燕「？？・・・チーズ？ならば、欧州中から毎日のように怒涛の売り込み攻勢が在るけど・・・」
・・・残念ながらチーズじゃあ無い、答えは…【 ワインの栓である コルク 】…
中国人は「紙パック入りワイン」を毛嫌いします
コレもナンともな《灯台もと暗し》でショ？ 当然ご存じでしょうが、本場のフランス人なんざ、普段は エヴィアンよかよっぽど廉い アルジェリア産のワイン、１ガロン入りの容器から紙コップだろうが、ガブガブ１飲んでますよネ？
温度管理だのテイスティングだの、クリスタルなワイングラスだなんて、ありゃ よほどの上客か お出かけの際での《おめかしの構図》でネ、
日本人にも多いが、ワイン好きの中国人が好んで追及するのは…《ワインを飲む際 付随するその スタイリッシュさ》それに尽きます。
要は 西欧文化への尽きない「憧れ」に由来する感覚
それゆえ、《硬く絞られたコルクで開けたワインでなければワインじゃない！》って その意識が 中国のワイン通にはまことに数多いのが事実。
原料であるブドウの栽培面積も、中国の栽培面積は2015年から17％増の847キロヘクタールに及ぶ。実に中国がフランス（現在785キロヘクタール）を抜き、スペイン（975キロヘクタール）に次いで2位になったのは2015年のこと。
何度も言うようですが 人口でス…１３億を超える人口が一挙に アルコール嗜好がワインやビールへと向かったなら…たちまち！地球上は《食の戦争》が勃発します。。。
春燕「《中国が地球を食べ尽くす》って…耳タコの 国連経由の中国批判かしら？（嗤）」
・・・そうではないでス、ボクはですネ、個人的には…現代の中国人が、ナニ飲んで ナニ喰ったかて《そんなの勝手だろが！》って思ってます はい。
餓えたアジアの貧民は腹空かせてろってのは西洋人の傲慢だ！
中国人は 欧米なら家畜のエサみてぇな ヒエやコーリャンとか喰ってろ！だなんて論理こそが、人種差別であり アジア人蔑視だと思う・・・
今や 世界中の金融を動かすだけの実力を持つ中国だ、競争で打ち勝った者が、ウマいモン喰うのは当然だ。
日本を含め世界の諸国は、スグにでも意識を改め、《コレコレ この分は中国人の腹の中に入る》って、その上で自国の民や 貧困国で飢えた難民が出なように知恵を絞り政策を講じるのが 真の意味の《国土強靭化》それヤと思う。
春燕「アナタ…ご先祖が中国人？？ 辛辣に観えて どんだけ中国とかスキなの？（笑）」
・・・叶うなら…《現状肯定主義の 腰を据えた理想主義者》とでも呼んでください（笑）
無論 毛嫌いする部分も少なくないです中国には…でもネ・・・反面としてボクは思うんですヨ、《いかなる道理を以ても、ヒトって生き物の、その発生する欲望に枷を背負わせるのはムリだろう》ってネ・・・
ワインの美味さに目覚めた今の中国人に、世界の食料バランスの観点で《飲むな！》っていうのは いかにも傲慢だ…
中国内の経済格差で まだまだ１３億人の中の 僅か２割の国民しか ワインは飲めずに居ますよネ？だが、その格差が是正される方向に向かうならば、どのような縛りを設けようと、中国国内でのワイン消費は今より ３倍以上増えるのは確実・・・
今 世界が危ぶんでいる理由は、中国の莫大な勢いでの ワイン輸入で、テメエらが飲む分のワインが高騰したり、店頭から消えちゃうかも…って その心配でしかない。
ですからネ…ボク個人の意見としては、いっそ…この《食料バランス》を根っこ部分から大改革しちまえばイイのだと ええ・・・
要するに…現在の状況、中国がハンパない《ワイン輸入国》って図式から、《ワイン大輸出国》へと転換しちまえば問題は一気に変われるのですヨ ええ。
出来ますって♪ 本来 北緯の点でワイン製造には向かない日本のヤマナシですら、世界のコンテストで金賞貰うぐらいの品が出来るんだ、
ココらで中国も、世界に「売り込む商品」創りませんか？
広大な土地を持つ中国に出来ない筈が無い、手を抜かない善良な農法と栽培をするなら、自国消費分はおろか、今まで輸入していた西欧にまで売れる、商品としての新機軸が誕生しますよ ええ。
春燕「ふむ・・・一見 荒唐無稽に観えて…でも ワルくないわネ そのプラン・・・」
・・・ワイン栽培は、格好の土地改良政策にもなります、国土の砂漠化を食い止められますよ。農薬まみれのチンゲン菜作ってるより よっぽど効率が良いです。
それと大事な点・・・ワイン製造に携わる人員には…《善良で正当な対価を与えること》…ボクの信念でもあります、《汗をかく人間こそ報われる対価を得るべきだ》とネ。
しかし・・・皮肉ですが、ココでも、チト困った点が浮上します・・・このワイン１つとっても、ヒトってのは《定着したスタイルはなかなか変えられない》って それ・・・
ぶっちゃけ…今の保存技術をするなら、３００年も前から、ガラス瓶に入れ《コルクで栓をする》…ンなモンは さして有用だとは呼べないのですよ ええ。
だが、やっぱ高級なワインは コルクの栓をソムリエナイフで開けるって、そのスタイルこそが王道だという 固定化されたイメージから脱却できない現実が在りますよネ？
今後の 中国におけるワイン製造を模索する上で、ネックとなるのが…この《コルク材の確保》ズバリ！それです ええ。
おそらく…今世紀中に、この地球上に存在する コルク材は全部 払底します・・・社会の大筋はそれでも困らない、困るのは一部の建築内装業と《ワイン業者》だ・・・
ネ？ヒトって生き物は、最後のコルク材が消滅するまで、ワインの栓にはコルクって、一種の呪縛から離れられない
春燕さん、国家の未来展望を鑑みるなら、ある意味馬鹿げた《慣例の踏襲》でしかありませんが、この コルク材、向こう１０年分ぐらいの量を 今のうちゲットしておくべきです！
ウチとこの社が用達いたしますヨ♪ 損はさせない自信が在ります 乗りませんか？？この提案に。。。
耐熱グラスの中で紅い花を咲かせている ジャスミン茶を含みながら 春燕は、
「なるほど・・・祖父の 劉 明珍がいつも言ってた…《有能なセールスマンとは、哲学を有する者である》ってネ、アナタは１度もクチにしなかったわネ？《ウチの製品は 廉いですよ》と…かえって信じるに値する。」
「いたみ入ります」
「だけど…１ランク上がって 次の問題・・・それは《量》…果たしてアナタは、当方側のオーダー量に応えられるのかしら？」
「その点なら、極秘裏にウチの担当者を某国へ派遣し 数量確保の目途はほぼ達成当確です♪」
「ねぇ？Ｍｒリク アナタこそ中国ナメてない？中国は世界１の人口数、国土面積ってなら、アメリカ合衆国より大きい、ロシア カナダに次いで世界３位の広さヨ？ワルいけど ちっぽけな島国でしかない日本と同じスケールで考えられてはハナシにならないワ（嗤）」
「・・・ご入用は…いかほどで？？」
春燕は いともアッサリ…まるでアイスクリームスタンドでトッピング具材を選ぶような口調で・・・
「そうネ…タングステン鉱が【 ５千トン 】 コルク材の方は…初回だから【 ３千トン 】ほど卸していただこうかしら♪」
おい…からかってネエかワシのこと？？（－－；
「・・・ っっ！！（おい…マジかヨ？？） わかりましたご希望に沿った数量お届けいたします（こら！ナニ安請け合いしてンだ自分！！不可能だゾ！！）」
リク「で…次に 申し訳ないのですが・・・今回わたくしめが 使いとしてやって来ました【 身勝手な お願い 】それなのですが・・・」
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（３ノ２）へと 続きます はい
逃港者（とうこうしゃ）は、1950年代以降に大躍進政策や文化大革命などの中国共産党の政策により、中華人民共和国からイギリス領香港に逃亡した人々。
また、この出来事を逃港者と指します。国を捨てる気は無かったのですが、サンザン虐められたり、あまりにもの圧迫と差別に耐え切れず、海路にて他の地へと逃亡したという意味。
で、文革時の難民は主に台湾やアメリカに行きましたが・・・ジツは…日本にも来てましてネ ええ。
ぶっちゃけ 報道されなかっただけ・・・・。
何故報道されなかったかと言うと当時の佐藤内閣は中国と国交交渉の真っ最中で中国に不利な報道はしないと言う協定を結んでたんですと うむうむ。。。
「地縁」が大きくモノをいう中華社会ですから、当然というか、《チャイナタウン》を形成している、ヨコハマ 神戸に長崎って場所に ケッコー大勢の逃港者らが来訪したらしいッス。
日清戦争が終結し、大東亜戦争で日本が敗戦迎えるまでの間の 明治大正昭和期の 日中の近代史はジツにフクザツであり、今でも解明されない 多くもの謎がございます。
ココの場は出向先の大学の抗議でもありませんから（＾＾；
こんなエロブログで 近代史講座なんざヤってられませんから（笑）（＾＾；今回の お題では そこんとこ簡略化ってより、かなりスッ飛ばしますが（＾＾ ご勘弁を。
生前の イチハラの言葉がココロに甦ります。。。
・・・なあリク？この世でイチバンあぶねえ稼業の生き物ってナンだと思うか？ あん？？ ヤクザだだと？アホか！オレらなんざ可愛いモンだ。
本当なんだ、圧倒的に・・・おっかねぇのは、【 国を率いる《独裁者》 】それだ。
歴史上の大虐殺独裁者ランキング・・・第5位 レオポルト2世（ベルギー）200万人 第4位 ポル・ポト（カンボジア） 300万人
第3位 アドルフ・ヒトラー（ドイツ第三帝国） 1100万人 ポーランドではユダヤ人総人口の9割がホロコーストで死滅したとされており、「劣等民族」または「不穏分子」として、ユダヤ人（600万人）、シンティ・ロマ人（約20万人）、ポーランド人、セルビア人（50万から120万人）、ロシア人、スラブ人、
知的障害者、精神病者、同性愛者、黒人、エホバの証人、共産主義者、無政府主義者、反ナチ運動家なども殺害したとされ、殺害されたこれらマイノリティーの合計は、900万人とも1100 万人とも言われています。
第2位 ヨシフ・スターリン（ソ連） 2000万人 ま…あくまで記録に残ってる数でしかないのは事実だが。
で ダントツで堂々の 第1位 毛沢東（中国） 6000万人 …この意味わかるか？？ 現時点での 韓国人の全員コロしても、一千万人のツリ来るゼ？
マジで地獄がアルってなら、コイツこそが 床の間背負った上座に座ってねえと、説明がつかねぇってこった（嗤）
持っても…あと…３０年ぐらいかなぁ… 中国は必ず・・・今の状態から ３つ あるいは４つぐらいに《分裂》すんゼ ああ。
３億人弱の欧米並みの文化的生活の為、１０億人の中華人民が犠牲になってる体制が いつまでも続くって方のがおかしいんだ オレはそう思う・・・
それで どうなる？？・・・間違いない…九州や西日本を中心に、『ウソっっ！！』ってぐれえの数の ドッチの勢力からもハジき出された中国人難民の群れが台湾・香港・韓国 そして日本に押し寄せるゼ テッパンだ。。。
『より地方の、より貧しい人民らがｳｼﾞｬｳｼﾞｬ押し寄せてくる』
どんだけ取り締まろうと 漏れは必ず出る・・・遥か古来よりの中国人の特性…流れ着いた土地で 必ずやヤツらはチャイナタウン、ツマリはテメエら独自の《コロニー》それを勝手に形成する…そぉなりゃ日本の治安はどうなると思う？？ コ娘がケータイ片手に 夜の１１時過ぎに平気で街歩いてるって、ンな構図は「神話」になっちまうって思うゼ ああ。
コレはナ、「いつか」起きるんだ必ず・・・シュミレートしておかなきゃ トンデモない事になるゾ・・・マスコミ的には「この話題に触れる」こと自体がタブーなようだが、泥縄じゃ とても追っつかんゼ。。。
このリクめが、ハマの港に ある意味で 魅せられ、職を得ることとなりました その背景は、
やはり、故郷の丹後半島と同様、波の音が聞こえ、潮風の匂いが香る、それが生理的なリズムに合致しているという前提に加え、
ある意味でわたいの「国内逃港者」でス
ヨコハマという、一級の観光地でありながら、どこか…コンフュージョン（混沌）した 猥雑とも呼べる「魔都」 邪悪だけど、逆らいきれない魅力を持った魔女の誘惑、
その魔女にロックオンされた ハマ港というエリアの虜囚…それである気がしてなりませんのでネ ええ。
カビ臭い埃の匂いと、質のよくない麝香の 御香が入り混じる、ハマの中華街の市場通りの骨とう品屋で、マオ老子が…
この ハマ中華街を永年 牛耳ってきた古老連らも、その初代は【 逃港者 】、中国本土で 虐められたり、本国に居られない事情で、台湾や香港経由で日本へと来た末裔でス はい。
『リクよ、オマエはたしかに よくよく出世した。育てたワシらも誇らしい、傑作品だといえる。そのオヌシだから頼みたい・・・もう一度 ワシのため働いては呉れぬか？』
呼びつけた その結論から云えってジイさん…
わたいは「けっ！ココロにも無いウソっぱち語ってからに（笑）カオの微表情筋が《ウソだよ～ん》って語ってまっせ♪」
マオ「オヌシの その猜疑心の過敏さを捨てきれないうちは、真の意味で 大物にはなれぬゾ・・・」
リク「ああ 小者でケッコ～だわサ！マオ老子・・・アンタ、その手法でもって、今までどんだけの若い人間 手足の如くコキ使い、たんび使い捨てにしたか理解しとんのか ああ？？」
マオ「ワシは…《個》を捨て《大局》で働いてきたまでじゃ、後悔は微塵も無い」
リク「ジイさんよぉ…地獄の釜が…大クチ開けて、アンタが堕ちてくんの待ってルのがわからんか？？」
マオ「なんとでも云うがよい。だが…今回の依頼は、《日本人であるオマエにも》実行するべき責任が在るのも事実だ。わが祖国の中国と、日本の麻の如く入り乱れた、因縁の清算とでもいうか・・・」
あのよぉ…日中間の歴史の清算求められてもメイワクなんだが…
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・・・リク、オヌシも このハマ港界隈の《開港の歴史》については おおよその《教科書記述とは裏腹の真実》それについては知っておろうな？
幕末の頃までは 単なる漁村に過ぎなかった《横浜村》を、大規模に埋め立てるのと同時に、１万トン級の船が係留可能な 波止場建設《浚渫工事》を必要とされた。
当時の技術から見ても それはいかにも無謀よの…数百名にも及ぶ 人的被害が充分に予想され、幕府の募集に応じる 日本人の工事人夫などは皆無で、
追い込まれた幕府は 禁断の一手を繰り出した…それこそが、《中国人労働者の【輸入】》それだ。。。
リク「まぁ…たしかに多くの犠牲者を出したそぉやわナ…このハマ港の基礎を 多くの中国人労働者の命でまかなわれたという意味では 借りは感じますが」
・・・但し…ワシは包み隠さず云うゾ。純粋に中国人労働者らが、出稼ぎ仕事目当てに このヨコハマへと来たと思うか？？ 甘いゾそれは。
教えてやろう・・・その当時の応募に応じて海を渡った中毒人労働者の殆どは…《扶清滅洋》を叫ぶ、《義和拳教の信者・構成員》だ・・・
リク「近代世界史で習った…当時の中華体制《清国》を滅ぼさせるキッカケとなった、世界列強８か国を相手に戦争仕掛け大敗した《北清事変》そのムリな戦争を清政府に実行させた民衆パワー…要は【 義和団 】それやロ？当時の日本に入り込んでたのか義和団・・・」
・・・そうだ しかしな、歴史の真実は、ジツは 義和団という集団は 伝えられるような 偏狭な国粋主義では無かったのだ ああ。
当時 シンガポールにも、サンフランシスコやカナダにも中華人社会を築いていたからな、世界情勢は完璧に把握していた。
当時の 清政府の体制が 救いようのないぐらいに根っこが腐りきって弱体している それがすべての根本よ、
リク「義和団の目論む《焦土作戦》に、まんまと誘い込まれたのが当時の列強８か国だってことかい？」
『中国人は無礼では無い、ドコの国でも生活様式を変えないダケでナ』
・・・リクよ、中国人にとっての《国は》いうなら《屋敷》とイッショなのじゃヨ、いくらデカい屋敷であろうとも、ガタガタになった屋敷にナンの価値があると思う？
賢明なワシらの先祖は、やがて廃墟と化す祖国の地を捨て、【 世界の各地に《衛星都市》を築き上げようと 】キケン承知でこのハマの地にってきたのだ ああ。
リク「じゃあ…出来上がった近代的ハマ港を…完成の暁には まんまと 乗っ取って、新中国の 臨時政府や出先機関に仕立て上げようとしてたって訳か？」
マオ「いかにもじゃ、リクよ憶えておけ これこそが《大義》というものじゃヨ」
リク「だがよぉ…その大義とやらの為に…中国人労働者らが数百名もの犠牲を出すって…それ判った上で ハマへと送り込ませた、義和団のＴＯＰ連中こそ《鬼》じゃんか」
・・・リク、オマエの悪い癖じゃ、真の大義を遂行する上で、落ちて散らばる木の葉の数を数え 涙にくれているうちは、事は永遠に成就せんゾ。
まぁよかろうが？人道的か非人道的か、その２元論は あえて棚に置こう。
ただ・・・祖先らの計画には、大きな蹉跌が生じてな…【 ロシアの台頭 】だ。他の列強国は慌てた、それまでは大航海時代の 水と食料の補給地としてしか意味が無かった 日本という島国が・・・
台頭する ロシアの防波堤として一躍浮上したのだ ああ。イギリス、アメリカ、フランスといった国が勧奨し、一気に それまではノンキだった日本を打って変わった 軍備化、国富産業化へと邁進させた。
中国人が開墾したハマの土地は…完全に イギリスによって収奪され尽くした。。。ハマの誇りである ジャックもクイーンもキングも、みなイギリスが進出してきたからこそ出来上がったシロモノよ。
いちばん汗をかいた我ら中国人には、元は沼地だった南京町、要は 今ココの中華街のエリアのみしか与えられなかった・・・
リク「せやけど、《それによって》…マオ老子 アンタらはサンザン、このチャイナタウンで 旨味味わったのヤないかい、歴史に感謝しぃヤ（嗤）」
・・・フン なんとでも減らず口叩くがよかろう。だがナ…中国と日本・・・掻不形（ピンインzhái bu kāi）…《切っても切れない関係は その当時からなのだ》いかに否定しようと事実だ。。。
文字からはじまり、各種の文化 生活様式、異論はあるにせよ、古代の日本という国家は、中国が造り上げたとも呼べる。
今この２１世紀に生きる オヌシら日本人は《中国と１つになるなんてヤだあ》って思ってるよな？だが聞け・・・
１５０年前までの多くの日本人は、《中国とイッショになるならイイんじゃね？紅毛碧眼の西洋と同化するよりもよっぽど》って本当に考えていたのだ ああ。
「大東亜共栄圏思想」の勃興でス はい
リクよ ワシはナ、記憶の原風景として、このハマの地で…Chiang Kai-shek（チアン・カイシェック）に逢った事があるのだ ああ。
リク「・・・それって…【 蒋介石 】将軍の事か・・・ っっ！！」
・・・そうだ、あの 蒋介石だ。非公式ルートでだ。国民党と人民解放軍の内戦が激しいころだったが、蒋介石は何度も日本と中国を行き来していた。
目的？ 決まっておろぉが、台湾への転進 移住がうまく行かなかった場合の保険、蒋介石は このハマの地に【 亡命臨時政府 】それの樹立を画策していたのだ。
リク「ウッカリとは妄信しては いかにも危ないハナシやわナ・・・」
・・・ワシももはや歳だ…今更ウソなどつかんヨ。この伝説は、聴いたオマエが引き継いでいくがよい。
思い返すなら なかなかに凄い絵柄だったゾ。蒋介石を上座に、当時の 青班（チンパン）の大親分の黄金栄、杜月笙、張嘯林の三人が、麻雀でもするように卓を囲んでてナ、鳩首会議をしていた。
リク「？？？…ぶっちゃけ仇敵同士やロ？清朝最期の政治支配者と、当時の香港を含めて 麻薬と売春仕切ってた青幇の３巨頭が話し込むって・・・ありえへん」
・・・だ・か・ら…表の 教科書歴史しか伝えられてない人間は憐れだっていうのだ、敵味方って関係ですら、公式上と真実では てんでアテにはならぬのだ。
蒋介石政権と青幇、ありゃ完全に 同じ穴のムジナだ ああ。持ちつ持たれつの関係、国内でけっして出来ない会議や交渉は、このハマの地でコッソリと行われてたのだ。それぐらいに、日本への潜入は《ザル》だったって、クチが裂けても あの安倍は云えまいて（笑）
青幇にしたところで、対立する組織の 紅幇（ホンメン）が著名だが、アレだって 遡れば、始祖は共に《洪門（クｵムモン）》清国体制を倒し 明の時代の繁栄を取り戻すって民族政治結社だ。
対立・敵対しているようで、ジツは共に、互いの結社に所属しあってるという、無益な暴発を回避するシステムでナ。
リク「しかし、その《楽屋裏の内情》を知らされてるのは、テッペンの幹部連中ダケやロ？下っ端の人間はウマいことそそのかされ 大事な命失ったか…とても礼賛する気にはなれへんわナ けっ！」
・・・オマエは甘いからそのように言うが…事に際しては 大局を見据えて、時に大ナタを振るう度胸が無いと、将棋や碁の名人にはなれぬぞえ。
ココからが話の核心だ・・・万能である神も 時に盲しいり過ちを侵すように・・・ワシの父親の世代だが、この 横浜中華街全人協会も…手痛い《ミス》を犯したのだ ああ。。。
《中華民国》…タイワンじゃな。その礎を築いた 世界的にも有名な 天才革命家 孫中山・・・【 孫文 】・・・
孫文が《第２革命》に敗北し、この日本の地へ ２度目の亡命をしていた頃の出来事じゃ。
横浜全人協会は、けっして…切ってはならないカードに手を出してしまったのだ。さよう、孫文への傾倒と支援 それだ・・・
なあリク？ 台湾がどうして？ 成立・誕生したかオヌシ判るか？？孫文の天才的オルグ能力も有ろうが、それダケでは台湾は成立すらしなかった筈でナ、
陰で協力に 孫文をバックアップし支援したのは、１９２２年 革命によりロマノフ王朝から権力を奪い誕生した《ソビエト連邦》孫文をバックアップしたのは ソ連代表の《アドリフ・ヨッフェ》でナ・・・
協会の先達らは 孫文の人柄と思想に惚れて、ついつい安易に支援を約束してしまったのだ。楽屋裏に ソ連が潜んでいるのも知らないままナ。。。
その孫文自身、ソ連と組んでしまったことを おおいに悔いていたようだ、その気持ちが 思わぬ反動として暴走した・・・孫文の《アジア民族主義の台頭》それだ。
1924年10月、孫文は北上宣言を行い、全国の統一を図る国民会議の招集を訴えた。同11月には日本の神戸で有名な「大アジア主義講演」を行う。日本に対して「西洋覇道の走狗となるのか、東洋王道の守護者となるのか」と問い、欧米の帝国主義にたいし東洋の王道・平和の思想を説き、日中の友好を訴えた。
リク「なるへそ・・・中華民国の設立のため 組むべきではないソ連と組んだ孫文が、アジア民族主義をスローガンに 逃亡を図ったってことか・・・まぁ元々はアフガンゲリラやタリバンかて、後に徹底敵対するアメリカＣＩＡが造り上げた組織やしナ」
・・・さよう、で…結果どうなったか？？ 世界でも唯一、ソ連と国境線を抱えている国家は 中国のみだ、
報復として ソ連軍による熾烈な 国境線付近への軍事侵攻を受け、公式上《僅か５キロｍの距離》とはいうが・・・それはあくまで【 東西での距離に過ぎない 】…
南北で考えたならどうだ？？ 日本で例えるなら、関東地方全体ぐらいの土地が ソ連により侵攻を受け およそ三千万人と称される無辜の人民が虐殺された。。。
リク「訳わからへんわナ…孫文は 母国の中国から出ていく為に中華民国を設立したのに、怒りよったソ連は、もはや敵と化した中国本土に攻め込むなんてヨ・・・」
・・・ああ さすがにワシも、ソ連もソ連なら、後の事も考慮せず、安易にソ連と手を結んでいた 孫文も無責任で無能だったと思えてならぬわ。
はいはい！ご退屈さまで おそれいりやス（＾＾；
『このくだり…いつまでダラダラ続くんだ？？』って（笑） お読みのみなちゃまのブーイングが聞こえましたので（＾＾；
この後は リクめが代わって 超ランボーにまとめさせていただきやス。
激動の昭和史によって、事態はコロコロと変転いたしまして・・・アジア大陸支配を目論んだ関東軍は惨敗し 満州国も失い やがてスグ敗戦に。しかし「中国の」安定はまだまだ収まるどころではなく・・・
すったもんだの末 中国は一応統一されて…
1949年10月1日に毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言し、内戦に敗れた中国国民党率いる中華民国政府は台湾島に撤退し、現在に至るまで大陸を統治する中国共産党率いる中華人民共和国と「中国を代表する正統な政府」の地位を争っているという『今ココ』。。。
一見 安定化が実現したかのよに観えました中国ですが、上のセンテンスで書きましたように、敗戦後の日本の混乱に乗じ、かなりの数の毛沢東政権に反発する 蒋介石支持派のイってみりゃ《政治難民》の中国人がヨコハマに押し寄せていたと。
日本人のように『甘くない』中華系ｷﾞｬﾝｸﾞには朝鮮人も…
日本の敗戦によって 調子コイて、やったらしゃしゃり出てきた当時の朝鮮人も、ハマの中華街にダケは、近寄れなかったっていう事実からしても、相当の《防御と自治》が完了していたのを意味します はい。
で・・・結果としては マッタクの有名無実で終わった政策ですが、革命に成功し全権を手中にした「中国共産党」は、
世界中の都市や国家に散らばっていた 当時の中国人の《華僑》、かれらに対し《母国中国に帰還せよ》って、勅命を発したのでして ええ。
訪れた地で 基盤を築いていた華僑にはムリな相談ざまショ？狡猾な新中国政府は、チャンと折衷案も織り込み済みだったと。
「本国新政府を支持し恭順せよ」という命令書で
それは…ドコに住み 商売しようと構わんが、この先もズ～っと、母国である中国と、現在の政権に恭順し 支持するという旨を文書て送ってよこせと・・・。
ほんで、マオ老子の父親世代の全人協会側は、「そんなんで済むならお安いことで♪」って、考えもせずに事実上の「降伏文書」をば送ってまったと。。。
その軽薄な恭順の姿勢が「つけこまれた」。。。
・・・ぶっちゃけ ンなクソ文書《シカト》コイてりゃよかったのだ うむうむ・・・出さないかって よその国まで攻めて来られるわけがナイんだからサ。
それででス・・・唐突に…新中国政府筋より ハマの華僑らに向けて・・・曰く《孫文 蒋介石らの不穏分子が日本に亡命していた時期に積極的な支援活動に従事した不逞の売国奴を 中国へ差し出せ！》という厳命が・・・。
でだ・・・苦境に陥った協会の幹部らは…サイアクの《悪手》をブチかましてまったと・・・
《それについては、日本人の 犬養毅 後藤新平 梅屋庄吉 山田純三郎らが勝手に孫文を支援したダケですから》って言い張れば済んだハナシで。
ボロカスに敗戦となった当時の日本なんだから、悪役に仕立てればそれで終わった筈のハナシ・・・
ところが・・・ミョ～に固く考えちまった協会は・・・《劉 明珍》という、馬車道に 絹製品の店を展開していたそこの次男坊、
中国語日本語に加え英語にも明るい その明珍が、中国人と日本人の会談の際に 通訳を務めていたって…劉 明珍を 事実上、下手人として 正規の外務省手続き無しで 中国当局側へと『差し出しちゃった』と・・・。
言い訳も効かない 騙し打ちの暴挙ですナ…
ナンでも 劉当人には ナンも説明もないまま、マオタイチューに睡眠薬混ぜ飲ませ ＠＠； 人事不正に陥った劉を貨物船に押し込んで中国へ送っちまったと・・・
『げっっ！あの連中…マジで送ってきたアルか…』って
でだ…送られた中国サイドも ぶっちゃけ《困っちゃったわけわけ》ヨ、まっさかマジに受け取って下手人送ってくるとは思わなんだ、ハナから 嫌がらせと脅しなんだから。
処刑するわけにも行かんし、かとイって また日本へ帰すってのもメンツとして「出来ない」・・・
仕方ないってんで、劉は ラストエンペラー、愛新覚羅溥儀も収容されていた 撫順の政治犯収容所（撫順戦犯管理所）で不定期刑の《（思想）再教育》を受けるって羽目になったと…（－－；
つくづく悲劇は 劉 明珍そのヒトですわナ うむうむ
キレますわナ 普通・・・だけんど 劉はそれでも「耐え抜いた」。１９６７年ごろに収容所からは解放されたらしいのですが、ぶっちゃけ「その後の劉の行方」ってのが 今まで一切不明で・・・
日本へ帰ったって形跡は皆無、どうやら中国でなんらかの職を得ていたらしいのですが、身勝手でキモの小さい ハマ中華街の協会側も、劉は「死んだもの」と受け取り スッカリ忘れていた と・・・
ったならですネ、いきなり！！ 出てきたのですヨ ええ・・・『 劉 明珍の孫だ 』っていう人物が。それも 妙齢の「女性」で。。。
突如！ 浮上した劉 明珍の「孫娘」。。。
劉がシャバに出たのち どのよな人生を送ったかについてはマッタク謎なのだそぉでおますが、日本には帰らず 中国で結婚し 家庭を持ったようで。
で、産まれたらしい息子ってのが上海の郊外で自営業をしてたようだとの由、あまり長生きでは無かったとの事で。
ンで、次の代で産まれた《春燕（チェンイェン）》ってお嬢チャンが、またまた超優秀、北京の超難関大学 清華大学（Tsinghua University)を飛び級で卒業・・・
共産党の奨学金で仏のソルボンヌにも留学 ２０代後半で既に、中国国務院の《文化商務委員会の副主任》って・・・
どんだけエラい立場か？ってぇなら、中国１３億人のテッペンに《全人代》があってネ、それの中央会議で 中国の首相が選出されますが、
その首相は、特権として、オノレの政権の内部人事を一本釣りが可能なわけわけ…平民の出でも、能力のアル人間は首相が自らで登用できる、閨閥学閥主義の日本と違ってネ。
要は 劉 春燕は、首相の 李克強から能力を乞われイキナリ！ 春風亭小朝が、兄弟子ら十数人抜きで真打になったように、スゲぇ地位に上り詰めちゃったってわけわけ。。。
マオ「その 春燕が…関係会議で近日 来日する際に…祖父の母国であり出身の横浜中華街の古老連らと《是非お逢いしたい》って 言い出したのじゃ・・・」
せやから云うたンですワ「エエやないですか。逢いなはれヤ、イヤ逢わなあきませんでショ？下げるべきドタマは この際素直に下げるべき、いつまでも逃げ回って問題を先送りにするのは感心出来ませんナ」
ったなら マオのジジい（笑）「いや…それが容易に出来るなら問題は無いのだ・・・ワシら華僑 中国人は、なによりも《面子》を重視する。謝罪するとなると、過去の先達らの誤った判断を認める事にもなる…」
あだスはもぉアキレましてネ「だって 劉 明珍って無辜の人間の一生をメチャクチャにした責任から逃げられる訳もナイですやろが？その孫である 春燕ってヒトにワビ入れるのにメンツもナンも関係アリますかいナ アホらし！」
オナゴひとり逢うのナニ怖がってますのヤ？ なさけな…
ったならジジい…「それはオマエが日本人だからの発想だ、日本人は戦時下に中国にした事も、米国から原爆落とされたのもスグに忘れよる…中国人の《血筋にかかわる復讐心》をチト甘く見過ぎておるのじゃ」などと。。。
身勝手なメンツ引っ込め、過去の清算図るべきヤと思いますが…
リク「なんだかなぁ・・・現実論で考えなはれヤ？劉 明珍を中国共産党に差し出したって、《明らかな間違い》をブチかましたのは、マオ老子 アンタも相当歳やけど、その悪手を繰り出したのは、マオ老子の祖父の代でショが？孫の代であるアンタらに《死んで詫びよ》とか《全財産差し出せ》だなんて、中国人社会でエリートとなった御仁が まっさか言い出す筈ナイやんか？永年のノドのつかえは この際スッキリさせるチャンスなんとチャイますか？？」
マオ「リクには中国人社会の在り様が理解できていない・・・」
リク「あのねぇ・・・しっかしどない考えてもだ…この案件は、ハマの中国人コミューン、その輪の中でのハナシでっせ？？その輪の中限定のイザコザに、日本人であるわたいに アンタ、ナニさせようってんですかい？？ワリぃけんども、忙しい・・・小僧の時分のリクではナイんですヨ、チカラにはなれません はい」
マオ「フフフ・・・ナニも知らんナ♪ 劉をナ…共産党に売り渡せとワシら協会に指導したのは…《山田純三郎》…さよう…リクよ オマエが所属するグループ会社の本家創業一族、《大陸浪人 山田良政先生》の実の弟だ・・・関係書面も残っている。」
よりによって…「その系譜の因縁かヨ！」＠＠；
リク「うげげっっ！！ ・・・なんか…吐きそう・・・（泣）」
★山田 良政（やまだ よしまさ、慶応4年1月1日（1868年1月25日） - 明治33年（1900年）10月22日？）は、日本の革命運動家、大陸浪人である。熊本の宮崎滔天らと共に孫文の支援者となり辛亥革命に参加 実弟の山田純三郎も兄の遺志を継いで孫文を支援した
マオ「知っておるゾ、オマエが所属する会社は、リクが株主総会で、創業家の持ち株の代理委任者で設定され、それによって現体制を保持しているって事もナ。創業家のいわば醜聞が世間にバレたならばどうなる？？ま…当然、通年の株の代理委任はチャラになるナ♪社での主導権は対立する銀行筋に一挙に持っていかれるゾ オマエとこの社は…」
リク「・・・いつものよなハッタリや嘘ッパチだったら アバレまっせ・・・ っっ！！」
ちきしょ～…我が社のアキレス腱突いてきやがったかジジぃ
マオ「さあ…苦しいジレンマだナ（嗤）知っことか！と、ケツまくるならば、現体制の支持基盤を失いかねない、オマエとて まだ出世はしたかろぉ？実の伯父が社長職であることが望ましいのはあきらかだろが？ リクとワシらの繋がりから創業家にとっての過去の悪手がバレない為には・・・言いつけを聞くのが良策じゃよ」」
リク「ぶっちゃけよぉ・・・親族としての個人はスキな伯父貴やが、仕事面では けっして…スキな生き物とチャウわい…最大の障壁でもある・・・その伯父守らにゃならんてのか くそ・・・！」
マオ「有备无患 yǒu bèi wú huàn 中国のことわざじゃよ《備えあれば患い無し》まあクサるな♪ 吃小亏占大便宜 chī xiǎo kuī zhàn dà pián yì 《負けるが勝ち》ってことあろぉて♪」
リク「けっっ！ むしろ 一波未平 一波又起 yì bō wèi píng yì bō yòu qǐ 《一難去ってまた一難》だわサ・・・」
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ヨコハマに 会議なんやらで来日した外国の準要人クラスは、ハマのシンボルである《ランドマークタワー》その館内に在ります《横浜ロイヤルパークホテル》に宿泊します。
通訳スタッフ等を含め、７名で来日した中国の商務委員会の面々、その中の一人が 問題の《劉 春燕》で・・・
日本政府が お招きした要人とは違いましてネ、まぁ７名では、映画のように ホテルの階フロア全部を借り上げてクローズするなんてのはムリ、
それでも「警備」として、警視庁警備部警護課より いわゆる《ＳＰ》午前７時より午後５時まで ２名のＳＰが付いてますが、《第３警護班》正直 精鋭とは呼べない連中で。
ぶっちゃけ、「私設の外人ＳＰ」ってのはファッション（アテにならんス）
憧れのＳＰになれたはイイが、ＳＰの世界ってのは完全なる《格差社会》で、総理大臣や各国首脳・元首、皇室関連の警護を担うＳＰは、ハナっから銀のさじを咥えた《生まれからエリートら》で…
下っ端ＳＰは むしろ出世的に不利、毎日ただ忙しいダケで 昇進試験の勉強をするヒマもないっていう、大抵が３年程度で 移動願を出す、報われない部署であり、この案件のＳＰも ヤル気ゼロの連中のようでしたネ。
「ＳＰの監視の目をかいくぐり」…って、ンなドラマチックな展開などござんせん ええ。２４時間監視体制じゃナイんですから ええ。
夕方の５時以降に 春燕の部屋をノックすれば それで済むだけのハナシ、それと・・・忘れちゃいけませんデ？はばかりながらも、こちとら 「貿易会社のビジネスパーソン」なのだ・・・。
堂々と、正面から『頼もぉ～！』なのだ♪
小細工ヌキで 堂々と、アポ取って 出かけました、劉 春燕の宿泊するホテルの部屋に、マオ老子ら古老連の《ムシのよい 命乞い》それも携えて・・・。
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「是失礼的何題不遜，你是性的少数的人？（失礼な質問でゴメンなさい、アナタは 性的マイノリティーの方？）」
春燕が訊いてきました。社の肩書を名乗り来たモンでっからネ、てっきりスーツにメガネの日本人ビジネスパーソンかと思いきや、わたいのよなヘンテコなのが来たモンだから（＾＾；
今回…このオナゴはんとは、このよな関係には発展しませんで（＾＾；
「不，旻全身体，是由性荷称蒙的昇常的结果。旻样能看硅，妻子和孫子都存在（イエ チャイますねん、このカラダはホルモンによる暴走の結果で、あのネ、こぉ観えてわたい 嫁も娘も居てますねんデ ええ）」
（これ以後 日本語ネ）（＾＾；
春燕は プっと吹き出し、「面白いヒトが来たわねぇ、ジョークも解さない、面白みの無いのが日本人だとばかり思ってたけど、キライじゃないワ アナタみたいなタイプ」
リク「ええ まぁ、真のエリート様から見るなら、わたいなんざ 路地を徘徊する野良犬に等しいでっからネ」
春燕「イイじゃない野良犬だって。ペット医院に通ってないと生きられない高価な愛玩犬よりも、ヒトに頼らずギラギラしてる野良犬がスキだワ」
・・・こういう言い方をする人間は 良い意味でもワルい意味でも「あなどれない」・・・なるへそ、若くして中央へと登ったダケの頭脳の持ち主のようだ・・・。
春燕「横浜商工会主催の晩さん会まで まだ時間は有るし、出来るなら…シャルドネの白でも開けて、面白いハナシいっぱい聞きたいところだけど、雰囲気で判るワ、アナタ、ココに グラスを合わせに来た…訳ではナイのよネ？」
リク「察しがよろしくて助かります。ジツは…１つは《提案》もう１つは《身勝手なお願い》それなんですが・・・」
春燕「順序はドッチでもイイ、早いとこ結論が出そうなモノから お話なさいな Ｍｒリク」
・・・では《提案》から申し上げます。結論から云います、《今 中国で払底している ２つの商品買いませんか？》ってことで ええ。
「２つの物資」…１つは《タングステン鉱》です…ハイテクＩＴ関連には一見 前時代の遺物って感じですが、どっこい・・・この地球上、ドコの国でも、夜の闇を照らす《電球》…それの《フィラメント》にタングステン鉱は永久に不可欠です ええ。
１３億７千万人でしたっけ？おたくの国の 表向き人口数（笑）ザっと計算し、１戸が約３・５名として、ジツに《４億戸のそれぞれ家庭》が数として存在します。
１戸につき およそ１０～１２の《電球》…それが必要になりまッショ？電球の寿命が平均２年半として…ネ？エラいモンでっせ？ 週割にしても、２０００万個の電球が供給されないと、中華人民は生活が継続できない。マックラの停電ではネ。
加えて 工場・商店・会社ってならどうです？日本の諺《灯台もと暗し》…１９世紀の後半 イギリスのジョゼフ・スワンの発明って、思えば懐古品である電球…哀しいかな 我ら２１世紀に生きる人間らは、未だに その電球無しでは生活も出来ないでいる・・・
しかし…ご存じだとは思いますが、《タングステン鉱》は希少金属だ・・・一部には今世紀中に地球上から枯渇してしまうだろうって説すらありますから ええ。
日本はネ、「ＬＥＤ」の発明で ノーベル賞とったように、《無きゃ無いでなんとかする！》だが・・・ぶっちゃけ、中国じゃあ、そないな訳にはいかんでショ？？
ワルいけんども、わたいは今の中国は《先進国だとは思わない》…むしろ…１１億人の《地方戸籍》しか持たない 農奴に等しい地方労働者の血と汗により、《都市戸籍》を有する特権層の２奥人チョっとが、欧米に匹敵する文化的暮らしが可能になってる…イってみりゃ《収奪国家様式》それヤ・・・
春燕「・・・訪問していきなりのわが国の内政批判？ 本来なら…中国大使館が雇ったボディーガード呼ぶとこだけど、まぁ ハナシが興味深いから聞いてあげるワ。云いたい骨子はナニ？」
・・・気分害したならすいません、ただ赤心で云いたいのはだ・・・
人類の発生から 今現在に至るまでには、歴史上での空白…《ミッシング・リング》が存在します。考古学的にも、少なくとも３回の《少氷河期》が到来したそうで。
事実として この日本にも『４世紀間の空白』がアリましてネ
ヒョっとして…人類はそれにより、何度かは知りませんが、９９％ぐらい滅んだ…のではないですかねえ？
古代に核戦争とかが在った なんて、いかにもＳＦ的ですが、それよりも…案外と、ナンでもないよな 取るに足りない《つまらん理由で》その当時の文明が脆くも滅びたのではないか？って。
これ…（ポケットから出す）差し上げます、サケの肴に向いてます、ＴＯＹＡＭＡ-Ｓｔａｔｅ（富山県）の《とろろこんぶ》という、日本人なら知らない国民は居ません。
富山の年寄りがネ、ガラスの破片磨いたナイフで シュッシュと、削って仕上げるって、完全な手作り品 アナログです。
しかし今 とろろこんぶは存亡の危機だ、理由はシンプル、こんな手間がかかって 経済的効率のワルい仕事、若い世代はダレもやらんのですワ ええ。
機械削りの品もあるが、それでは本来の味と風味は到底及ばない・・・
春燕「つまりが…電球のフィラメント馬鹿にしてると、中国が滅びかねないっていう訳？」
ズバリそうでス、《中国四千年》とはいうが、おたくンとこの現中国は、誕生してより まだ７０年チョイの若い国、オマケにこないだまでは 排他的共産主義国だったじゃん？
いいスか？ ５・６９人にひとりは《中国人》なんですヨ？地球上の人類。電球製造に不可欠な タングステン鉱が払底したなら どうなる？？
《パンが無いならケーキを食べれば》…《電球が無いなら ＬＥＤを》…日本ならばできる、優秀だからではない・・・【 人口が１億２千万人 】程度だから・・・
しかし、未だ化石燃料消費で賄われる中国にはムリな相談でショ？ましてや日本の１０倍以上の人口だもの。人類は夜の闇をやたら畏れる生き物です、
たかが電球、それが手に入らなくなったなら・・・広い中国ですが、《都市部》は僅か２割に過ぎない 面積的に。８割を占める 地方が氾濫起こし 現政治体制が崩壊しかねませんゼ？ 困りますやロ？
春燕「でも…中国は毎年 ７２０００ﾄﾝ タイイグステン産出してて、埋蔵量も世界イチなのヨ」
・・・知ってます。だけど、それらの殆どは電球では無く、電子顕微鏡や電子線描画装置の電子線（電子ビーム）発生源、そして ドリルなどの切削工具としての利用でショが？
１９世紀に立ち還り 人間の生活に必要な《電球用》それに使用するタングステン、国に政策としてストックしておくべきかと、進言するのですよ ええ。
春燕「・・・推敲只有好的意奎了解了（そうネ その意見同感するワ）で・・・もう１つの商品は？？」
・・・パリ留学経験のある貴女なら判ると思いますが、昨今の中国中流のヒトらは とにかく！《紅酒》要は《赤ワイン好き》ですわナ？
ここ数年で 年に３％確実に需要が増加ってからエラいモンです。ムリ無いと思う、クヤしいが…中国人の《舌》は、我々日本人よりも 旨味を感じる舌のセンサーが優秀だからネ。
日本人は、中国人の「性欲」「食欲」抱く情熱には遠く及ばない
食文化の傾向がゼンゼン異なる日本人が 西洋食文化のワインを好きになったんだ、その価値に気づかない訳が無い・・・
でもだ…今その ワインブームに沸く中国で・・・《決定的に枯渇化しつつある あるモノが在ります》ええ・・・
春燕「？？・・・チーズ？ならば、欧州中から毎日のように怒涛の売り込み攻勢が在るけど・・・」
・・・残念ながらチーズじゃあ無い、答えは…【 ワインの栓である コルク 】…
中国人は「紙パック入りワイン」を毛嫌いします
コレもナンともな《灯台もと暗し》でショ？ 当然ご存じでしょうが、本場のフランス人なんざ、普段は エヴィアンよかよっぽど廉い アルジェリア産のワイン、１ガロン入りの容器から紙コップだろうが、ガブガブ１飲んでますよネ？
温度管理だのテイスティングだの、クリスタルなワイングラスだなんて、ありゃ よほどの上客か お出かけの際での《おめかしの構図》でネ、
日本人にも多いが、ワイン好きの中国人が好んで追及するのは…《ワインを飲む際 付随するその スタイリッシュさ》それに尽きます。
要は 西欧文化への尽きない「憧れ」に由来する感覚
それゆえ、《硬く絞られたコルクで開けたワインでなければワインじゃない！》って その意識が 中国のワイン通にはまことに数多いのが事実。
原料であるブドウの栽培面積も、中国の栽培面積は2015年から17％増の847キロヘクタールに及ぶ。実に中国がフランス（現在785キロヘクタール）を抜き、スペイン（975キロヘクタール）に次いで2位になったのは2015年のこと。
何度も言うようですが 人口でス…１３億を超える人口が一挙に アルコール嗜好がワインやビールへと向かったなら…たちまち！地球上は《食の戦争》が勃発します。。。
春燕「《中国が地球を食べ尽くす》って…耳タコの 国連経由の中国批判かしら？（嗤）」
・・・そうではないでス、ボクはですネ、個人的には…現代の中国人が、ナニ飲んで ナニ喰ったかて《そんなの勝手だろが！》って思ってます はい。
餓えたアジアの貧民は腹空かせてろってのは西洋人の傲慢だ！
中国人は 欧米なら家畜のエサみてぇな ヒエやコーリャンとか喰ってろ！だなんて論理こそが、人種差別であり アジア人蔑視だと思う・・・
今や 世界中の金融を動かすだけの実力を持つ中国だ、競争で打ち勝った者が、ウマいモン喰うのは当然だ。
日本を含め世界の諸国は、スグにでも意識を改め、《コレコレ この分は中国人の腹の中に入る》って、その上で自国の民や 貧困国で飢えた難民が出なように知恵を絞り政策を講じるのが 真の意味の《国土強靭化》それヤと思う。
春燕「アナタ…ご先祖が中国人？？ 辛辣に観えて どんだけ中国とかスキなの？（笑）」
・・・叶うなら…《現状肯定主義の 腰を据えた理想主義者》とでも呼んでください（笑）
無論 毛嫌いする部分も少なくないです中国には…でもネ・・・反面としてボクは思うんですヨ、《いかなる道理を以ても、ヒトって生き物の、その発生する欲望に枷を背負わせるのはムリだろう》ってネ・・・
ワインの美味さに目覚めた今の中国人に、世界の食料バランスの観点で《飲むな！》っていうのは いかにも傲慢だ…
中国内の経済格差で まだまだ１３億人の中の 僅か２割の国民しか ワインは飲めずに居ますよネ？だが、その格差が是正される方向に向かうならば、どのような縛りを設けようと、中国国内でのワイン消費は今より ３倍以上増えるのは確実・・・
今 世界が危ぶんでいる理由は、中国の莫大な勢いでの ワイン輸入で、テメエらが飲む分のワインが高騰したり、店頭から消えちゃうかも…って その心配でしかない。
ですからネ…ボク個人の意見としては、いっそ…この《食料バランス》を根っこ部分から大改革しちまえばイイのだと ええ・・・
要するに…現在の状況、中国がハンパない《ワイン輸入国》って図式から、《ワイン大輸出国》へと転換しちまえば問題は一気に変われるのですヨ ええ。
出来ますって♪ 本来 北緯の点でワイン製造には向かない日本のヤマナシですら、世界のコンテストで金賞貰うぐらいの品が出来るんだ、
ココらで中国も、世界に「売り込む商品」創りませんか？
広大な土地を持つ中国に出来ない筈が無い、手を抜かない善良な農法と栽培をするなら、自国消費分はおろか、今まで輸入していた西欧にまで売れる、商品としての新機軸が誕生しますよ ええ。
春燕「ふむ・・・一見 荒唐無稽に観えて…でも ワルくないわネ そのプラン・・・」
・・・ワイン栽培は、格好の土地改良政策にもなります、国土の砂漠化を食い止められますよ。農薬まみれのチンゲン菜作ってるより よっぽど効率が良いです。
それと大事な点・・・ワイン製造に携わる人員には…《善良で正当な対価を与えること》…ボクの信念でもあります、《汗をかく人間こそ報われる対価を得るべきだ》とネ。
しかし・・・皮肉ですが、ココでも、チト困った点が浮上します・・・このワイン１つとっても、ヒトってのは《定着したスタイルはなかなか変えられない》って それ・・・
ぶっちゃけ…今の保存技術をするなら、３００年も前から、ガラス瓶に入れ《コルクで栓をする》…ンなモンは さして有用だとは呼べないのですよ ええ。
だが、やっぱ高級なワインは コルクの栓をソムリエナイフで開けるって、そのスタイルこそが王道だという 固定化されたイメージから脱却できない現実が在りますよネ？
今後の 中国におけるワイン製造を模索する上で、ネックとなるのが…この《コルク材の確保》ズバリ！それです ええ。
おそらく…今世紀中に、この地球上に存在する コルク材は全部 払底します・・・社会の大筋はそれでも困らない、困るのは一部の建築内装業と《ワイン業者》だ・・・
ネ？ヒトって生き物は、最後のコルク材が消滅するまで、ワインの栓にはコルクって、一種の呪縛から離れられない
春燕さん、国家の未来展望を鑑みるなら、ある意味馬鹿げた《慣例の踏襲》でしかありませんが、この コルク材、向こう１０年分ぐらいの量を 今のうちゲットしておくべきです！
ウチとこの社が用達いたしますヨ♪ 損はさせない自信が在ります 乗りませんか？？この提案に。。。
耐熱グラスの中で紅い花を咲かせている ジャスミン茶を含みながら 春燕は、
「なるほど・・・祖父の 劉 明珍がいつも言ってた…《有能なセールスマンとは、哲学を有する者である》ってネ、アナタは１度もクチにしなかったわネ？《ウチの製品は 廉いですよ》と…かえって信じるに値する。」
「いたみ入ります」
「だけど…１ランク上がって 次の問題・・・それは《量》…果たしてアナタは、当方側のオーダー量に応えられるのかしら？」
「その点なら、極秘裏にウチの担当者を某国へ派遣し 数量確保の目途はほぼ達成当確です♪」
「ねぇ？Ｍｒリク アナタこそ中国ナメてない？中国は世界１の人口数、国土面積ってなら、アメリカ合衆国より大きい、ロシア カナダに次いで世界３位の広さヨ？ワルいけど ちっぽけな島国でしかない日本と同じスケールで考えられてはハナシにならないワ（嗤）」
「・・・ご入用は…いかほどで？？」
春燕は いともアッサリ…まるでアイスクリームスタンドでトッピング具材を選ぶような口調で・・・
「そうネ…タングステン鉱が【 ５千トン 】 コルク材の方は…初回だから【 ３千トン 】ほど卸していただこうかしら♪」
おい…からかってネエかワシのこと？？（－－；
「・・・ っっ！！（おい…マジかヨ？？） わかりましたご希望に沿った数量お届けいたします（こら！ナニ安請け合いしてンだ自分！！不可能だゾ！！）」
リク「で…次に 申し訳ないのですが・・・今回わたくしめが 使いとしてやって来ました【 身勝手な お願い 】それなのですが・・・」
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（３ノ２）へと 続きます はい
