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リクちゃまの巫女タイム『 ナミキさん異聞 』

 どもども 今年の風邪はタチがワルいよぉ~で、『おバカでもひく』ってのを見事立証した リクですが。
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       いやはや…ヒデぇ目に遭ったでござ候・・・

やっぱ・・・今の時代でもアルのか?? 『 香港風邪 』・・・(--;カラ熱と咳ばっか出るロクデモないヤツでおました うむうむ。

代打を命じた 貞子でおますのですが・・・あのタコ…コメントのアンサー サボってやがってまして・・・

キツく お仕置きいたしやス ズタ袋に突っ込んで マカオに売り飛ばしてやろぉ~かと いひいひ♪(買い手はいるのか??)(^^;

ってか、相済みませんが ぶっちゃけ 貞子っちも今 熱出してますんで…チョっとだけ 回復するまで待っててあげてください 申し訳ないです!m(__)m


 ・・・あと ピエロさん・・・アイツに余計な事吹き込まんといてくらはいナ(笑)ヤツは オダてるならエベレストでも登っちゃう生き物なんで。。。(^^;

 
 さてさて、病み上がりのジョギング篇として、シッポリと『 巫女タイム 』から再開しましょう。
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        『博多っ子純情』まんまのヤツ 伊集院主水

今回のハナシは、リクめと入社同期の 伊集院主水、彼が 博多支局に ぶっちゃけ『飛ばされた』…(むしろ幸甚だと本人は言う)

その際の、社内的に ホントの「怪談」と…呼んでよいのか??かなりの長期間、博多支局内部でウラで検討を重ねたという、1つの『怪異譚』で。

「怪談」としての 恐怖度はぶっちゃけ 低いです はい。でも、ナンていうのか・・・事の「背景」、それをなんか、独特に思わせるモンが多いハナシでしてネ。

 相済みませんが、タイクツをばガマンして、最後の部分まで お読みいただきませんと、この 怪異譚のオチは理解できません事 お断りします。


あのくさぁ リク・・・俺の職場の先輩は面倒見がいいし、仕事もスゲーってほどじゃないけど、《ハズレが無いヒト》確実で取引先からも指名で仕事が来たりする、俺よか15歳ぐらい上の 先輩社員が居てて。
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穏やかな性格でネ、本社から飛ばされた俺の事も よくよく面倒見てくれてサ、惜しみなく色々な事も教えてくれたって 有難い人で。
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・・・ただ、ちょっと困ったとこは異様に家族のことを大切にしてること…いや!判るよ! それがワルいだなんて普通 在り得ない うん。。。


ナミキさんって苗字なんだけどネその先輩、けっして 普段はお喋りなヒトではないのだが・・・奥さんや娘さんのことを話し出すと止まらなくって

休日明けなんかに『土日はナニしてた?』って流れのハナシになったならタイヘン・・・
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ナミキさんだけど、『土日の休みは家族となにをやった、どこへ行った♪』ってことをケータイで撮影した写真を見せびらかして俺ら後輩に延々と話してくるのだよ うん。

それだけならいいお父さん、で済むんだけど問題は・・・いや…コレについては 最後に回すわ ああ。。。


俺ら後輩一同は、そういったたんびに、誰一人 クチに出したりはしないのだが、 『・・・・・』『・・・・・』って、毎回 アイコンタウトしてたの。
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       ナゼ『目くばせ』なのか? オチまで読むと判ります…


これといって目立ちもしない先輩社員なんだけどネ、それ以外は本当に頼りになる人で、仕事にも支障がないからみんな触らないようにココロがけてたって、そう思ってくれ。

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で、いつぞやの忘年会のこと。その年はウチとこ博多支部が割とデカイ仕事が成功したこともあって、忘年会はかなり豪勢やったっち。


先輩もいつになく上機嫌で普段は絶対にしない深酒をして、終いには歩くどころか、椅子に座ってるのもままならないことになってた。
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そんな状態だから一人で返すわけにもいかないけど、先輩は家族が待ってるからと、帰るといってきかない。


それで、しかたなく支局長命令で俺ともう一人の同僚で送っていくことになったんだわ うん。
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同僚は完全下戸、弱いとかじゃなく、アルコールそのものがダメだって体質で、忘年会会場には車に乗ってきていたので、その車で先輩のうちまで行くことになった。

本当は同僚だけが送っていけといわれたのだけど、なんか俺 いつもナミキ先輩にはお世話になってるし 見捨てられずついていった。


先輩はどっから見ても酔いつぶれてるってのに、いつの間にか 店のヒトに 家への土産、料理の入ってる 折詰 お持ち帰りを頼んでて、それをシッカリ抱えてたのを覚えてる。
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        酩酊しながらも案外シッカリしてますナミキさん

中州からクルマで20分ぐらいの住宅地にナミキさんの家は有って、先輩の家につくと・・・

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当たり前っちゃ当たり前なんだけど・・・ああ? スグ判るよ その意味が・・・


家の中は真っ暗。いくらか泥酔状態から回復してたナミキ先輩は「もう寝ちゃってるなー」といって笑った。

ナミキ先輩が、お茶くらい出すからというのを、『いえ!もぉ遅いッスから 我々はココで失礼しますので』って、とっくに日付も変わってるしと断っていると


ったらさぁ・・・・・トタタタタタ って、足音らしい音が中から聴こえて 次に ガチャ…玄関が・・・開いた。

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「なんだー、起きてたのか。お土産あるぞー」と、どこか嬉しそうな先輩。

「社の後輩に送って貰ったんだ♪ 日本茶かコーヒーぐらい出せるよね??」ってナミキ先輩。

チョっと《困ったなぁ…》って思った俺に成り代わり、運転手の同輩が助け舟「いやボクら いっぺん忘年会の会場戻らなければなりませんので 本当にココで失礼します!」って。
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      我々はココでおいとまします…


「そうなのか_?じゃあ またの機会にナ」って・・・真っ暗な家の中に入っていく先輩の後ろ姿に俺らは、それじゃといって車に乗り込んだ。


で・・・俺ら2人だけど・・・車のドア閉めて、ロックまでもシッカリかけて・・・車の中でガチガチ…暫くの間 震えとったンよ ああ。。。


・・・ドアは…内側から開いたよナ? 廊下から玄関へ走って来る 音…聞こえたよナ??・・・

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『……ない?あん先輩な、誰っち??なんっち…(誰と? ナニと?)暮らしとるんちゃろうか?・・・?』


今でん 恥じるべき事やの、福岡県っちんな、飲酒運転 酩酊運転で 事故げな起こしゅっちんの少なくなかとたい・・・うん。

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1年半前の 花見の季節に、やっぱ飲酒運転 中央線乗り越えて爆走してきた大型RV車に、ナミキさんの奥さんと娘さんが乗っていた お買い物帰りの軽自動車が・・・

かなりの速度で圧し潰されるようにメチャメチャにブツけられてサ・・・おふたりは即死・・・。

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『しばらくの間は休職せよ』って、本社よりの勧奨も固辞して、ナミキさんは 初七日明けには 職場復帰したって、そういう真面目ヒトなんやったけど。


それからなのやと・・・休み明けとかになるなら、やたらと 家族とナニしたアレしたって・・・喋り出したなら 止まらないって感じに・・

・・・うん?? ああ・・・そのナミキ先輩も還暦となってつい先日 定年で退職した。


先輩は、忘年会の夜 それ以降もズっと 変わらなかった。退職ん日 会社ば去っちくるまで 一向に変わらんけんままでサ・・・

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         せつないハナシですよねぇ。。。

 嬉しそうに・・・【 誰も写ってない奥さんと娘さんの写真を見せてくれる 】会社の者(もん)誰かちツッコめる人間くさ居らんかったとヨ うん。。。

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っと・・・かような内容なのでありますが。。。因縁の由来や、オチまでがキチっと構成されてます怪談とは むしろ真逆で、

怪談としてなら スカスカの《穴だらけ》・・・周囲の誰もが 気になって仕方ないのに、ズ~っと、長きにわたり 放置せざるを得なかったって、

やたらと 視覚・聴覚に訴える怪談 ホラーよりも、コッチ系の方のが、背後に控える 闇の深さは強いのではなかろうか?? と。


 このハナシを読ませた 盟友 八百政は云いました はい

・・・うん カンタンに出来ちゃいますヨ、玄関の《仕掛け》なんてのは。さしたる舞台装置も熟練度合いも要らない、

造って 騙そうってならば、小・学校高学年でも出来ちゃう程度の《仕掛け》ですよネ。

でも・・・ボク個人は、《このトリックを暴け》って、依頼受けても 仕事として受けるって、そういう気分にはなれないって思うネ ああ。


・・・【 そういうもの 暴いて ダレが得するよ?? 】 カラクリが露見した 手品のタネ…後に残るのは 虚しさダケだゼ?

あと おそらくだけど・・・その ナミキって先輩社員、やはり彼は《発狂していた》って思うんだ ああ。。。

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だけど・・・そのナミキさんの発狂は、最愛の家族を失くした 哀しみの果てにクルったっていうような三文ドラマな構図ではないと思う・・・

思うのだけどネ・・・ナミキさんは、《あえて、前向きに生きる為》仕事や社会、対人関係の部分を正常を保つ その為に・・・

突如 目の前から消えた妻と娘にかかわる部分を…【 自ら積極的に《発狂》したのではなかろうか?? 】

クルった部分と ごく正常で真摯な社会人としての部分を並立する事によって、必死で自我を保つと。。。


《狂った部分》と《正常な部分》、その2つの要素が拮抗する事により、ナミキさんの自己メンタルは、ヤジロベーのようにバランスを保って 立っていることができた・・・

ボク個人は、事故で亡くなった奥様と娘さんの その《霊の存在》は、肯定出来ないんだよね。

ってゆ~か むしろ…玄関先での怪現象がリアルでガチだとする・・・ぶっちゃけ それを創りあげたのは、【 ナミキさんの生霊…念のチカラ 】ではないだろうか?・・・
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       八百政「《魑魅魍魎》は自身の脳内で創り出されるんだ」

ヒトって生き物の《念のチカラ》はバカに出来ない。昔から在る《疳の虫》とか《ドッペルゲンガー》も 皆 ヒトの《念》こそが根源。

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       リクめもガキの頃から「疳の虫」」強くて 指の脇から今でも、
       ご覧のよな「糸状」が出ますが、未だ正体不明。。。

《イワシの頭も信心》ってことわざが有るように、ヒトが念を込めて 祈り続けるようにすると、ナニも無い《無》だった空間に、《よくわからないなにか》それが生じてしまうって事例は いくつも報告されててサ、未だ 最新科学のレヴェルでは解明されないんだ ああ。


・・・いずれにせよ… すごく 健気で、ナミキさんってヒトの《必死に生きようとする姿勢》それに疑いなど抱けない。

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   八百政「オカルト論争なんか意味ナイんだヨ」

世の中はサ、《暴かない方がよい 謎》在って然るべき・・・この怪異譚も それなんだと思うね うん・・・。


・・・っとまあ これにて終わるのですが。。。

リクめとしては…『そういうの 有って 当然だろぉなぁ・・・』って、フト思っちゃうンですよね ええ。。。

いやしくも「人間」でございますゼ??一瞬の事故とかに巻き込まれ、存在してた『日常が』・・・

儚くも 雲散霧消 【 消滅してしまう 】・・・一例として 3・11で 大切な命を落とされた方々と どこか類似しているような・・・

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       暗闇の中だからこそ美しい、花火とどこか似てるよな…

ウマく表現できないのでありますが・・・ホンの一瞬で 命を落とした方の…【 命の残像 】それが暫くの間 消えずに、かつて生活していた空間を 彷徨うって、わたいは 充分『それアリだろ…』って思う。。。

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この手の怪談は 悪意が含まれるモノとは真逆で、鬼籍に入られた魂が、この世へ送る なにかしらの「シグナル」…そう思えば 少しも怖くない、真摯に 哀悼の気持ちで祈りの念が起きてくるって そう思えるのですね はい。。。


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    ヒトが 4日ぶりに風呂入ってルと(きったねぇ~)(^^;
選んだかの如く来るのが 宅急便・・・(--;やいオヤジ!ワシは♂や!!
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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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