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Nageur du labyrinthe~(迷宮のスイマー) 後編

・・・ホンマ・・・グ~で10分間殴って 夜通しで説教したろか??(--; フラッグ・・・。

オメエにゃ 学習能力って それナイのんかいっっ!?

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またもや・・・・・『追いかけられてますボクちんら』(^^;

ってか、今度は 前回みてえな、ボンボン学生の半グレ連中とは段違い平行棒だっ!

アイツらは・・・黒い 街宣車に乗って普段。いわゆる「特攻服」着込んで半長靴履いた、イイ歳して坊主頭のオッサンの集団じゃんかって!(泣)
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だから!! イっただろが・・・。「根回しはホント 120%充分にしておかないと危ないデ」って。。。

見ろ・・・、横浜港にかかわる「港湾利権」は、ある意味で、この国のダレにでも開放されている《公のビジネスチャンスの場》やけどナ・・・


ぶっちゃけ その《海》に注ぎ込むまでの・・・《河川の利権》それって・・・ヤクザさえもが 二の足踏む、【めちゃめちゃヤバい案件】だっての・・・知らずに踏み込んだやろが??

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    ハマの街が《ダークゾーン》でもあるとゆ~「証明の1つ」

いかにもの 菊のご紋万歳!って風に観える あの集団やけどナ・・・ぶっちゃけ その「正体」ってならば、内部は殆どが『在日連合軍』なんやデ・・・。

フラッグ、オメエは・・・『完全に 地雷踏んだんだ』ってことだ・・・。今回マジでヤバいゾ。。。


 「待ちやがれっっっ!!」


横浜中華街の「香港路(ホンコン・ロード)」 『コッチだ!もっと早く走れフラッグ!』

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ゼイゼイと息をしながらフラッグ「・・・? でもそっちの方向はたしか 袋・・」「わかっとル!!いいから連いてこい!」


『けっっアホがヨ(嗤)行き止まりの小道に逃げ込みやがったゾ♪』

ボクらの 前に無情に立ち尽くす 漆喰の壁・・・。「どうすんだヨ!リクっち・・・」


その壁の 上下左右・・・4つのポイントを、独特の変拍子のリズムでもって、コツコツとノックする・・・


途端に・・・壁はまるで、忍者屋敷か 「全員集合!」のコントの大道具のように・・・【 ぐるん っっ 】っと・・・半回転して・・・
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暗い中側からは、手に手に 巨大な中華包丁を持った、コック服を着込んだ、身長っていうなら 皆185cm以上の いかつく凶悪そうな顔つきのチャイニーズの若いコックらがゾロゾロと 8名ほども出てきて・・・

最後に出てきたのは、カンフー服みたいのを着た、ヤセ細り 乾物みてえな老人・・・【マオ老子】で・・・。


 ギョっとたじろぐ 追手の4名・・・。

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マオ「おい・・・。チャイナのテリトリーで、そこで騒ぎ起こすって、それがどんな意味を指すのか?わからないぐらいのノーテンファイラーあるかオマエらは??」

『・・・っっ!! ・・チャ、チャイナタウンの老子会かっっ・・・』


マオ『河の利権には ワシらはあくまでNOタッチできたゾ。それはオマエらのズっと上の親分格らとも、協定済だ・・・。弓引くかアナタ??戦争・・その前に、アナタ、手足【飛ぶアルよ】・・・』

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「い、いえ・・用があるのは・・・そっちの二人連れなんでして その・・・中華街に弓引く気などはわたしら一切・・っっ!!」


マオ「この リク・・はナ。モチロンあるが、身内でもなければ眷属ですらない・・・。だが・・なかなか 使える人間アルのことヨ。利用価値があるうちは、ワシらは保護する対象。チカラずくでも奪って帰る いうかアナタ??」

シャキン!!・・・8名のコックらが 中華包丁をふりかぶった。アレで切られたら、『リアル・人体の不思議展』いっちょ上がりだろ~ナ(嗤)



「どうもすみません 夜分に・・。マオ老子」

すごすごと 引き下がり、居なくなった特攻服の連中が去った後で、リクめ マオ老子にお辞儀をして。

マオ「リクよ、人間というのはナ・・身の丈に合致した仕事をしてこそ 皆に尊敬されるアルぞよ。行き過ぎるの それペケある」

「はい。それは お教えの通り よくわかってます」

マオ「それから・・・。共に道を歩く《仲間》はより慎重に選ぶがよろしい。アホな人間、先が読めない人間、かかわってはペケある よいな??」

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           真夜中の中華街 「日本」ではありません・・

元町へとつながる道、やたら靴の音が響き渡ります 電車も無くなった深夜。

「ねえ リクっち・・・ちょっと、訊いてもイイ??」 「なんヤフラッグ」


「うん・・。アンタの お仲間っていうか・・・ぶっちゃけ どんだけ、アンタは ヤバそうな筋の連中とつながってるの??」

「人聞きのワルいこと云うなヤ(嗤)トントンでの《仲間》だなんてとんでもない。向こうもワシなんざ 仲間だって意識はあらへんがナ」


「でも・・・さっきだって、ボクらのこと救出してくれて・・・」

「前から云うてルやろ? それが・・・《日頃の 根回しの大事さ》って それやねん うむうむ。気に入らんしムカつくヤツやけど、アイツには《借りがアル・・》そない 相手に思わせる事が大事なんヤ 長生きしたけりゃ覚えとき!」

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ふむ・・・。先の展開 一歩先を読むチカラはどうやら ナマってはおらんわナ・・・。

殊「仕事」って名がつく領域についても、スキル低下はしてないと思う。でも・・・当たり前だそれは。。。

ぶっちゃけ「それすらが」ヘロヘロになっちまったなら、1秒でも早く・・・重り背負って 海へと飛び込んだ方のが ズっとマシやけん。


ってかヨ・・・仕事離れて それ以外の、最近のワシの この「ていたらく」はナンなのやろか???

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            ココ最近の わたいときたならば・・・

ある意味で「おもろい」ナ。人間って、ココまで《腐ってしまえるモノなのか?》・・・

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最近のわたい、「性の囚人」通り越して、《変態性欲の俘囚 クルったマゾ・ペット》やんかって・・・。

男女では それぞれに「性衝動(リビドー)」が違う。

♂として 組み敷かれ、抱きしめられ、あの蛸壺から 猫なで声の一寸刻みで辱めで嬌声あげさせられるって、ンな心理を 徹底拒否してる気持ち・・だけども・・・

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イザ火がついちまうと・・・♀としての 性感帯を徹底的に刺激され、バクハツするのを 啼いて渇望する・・・♀へと傾いてるのか??そんなテメエが《居る》・・・。


・・・やっぱ・・・元が《オンナ》なんだろか?? わたいは・・・。

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             教えてプリーズ 賢いヒト・・・

わからへんよになってきてるワ。ダレか 判るのなら教えてくれ。


最近では オフィスでの 寸暇を惜しむかのような情事ではなくて、

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蛸壺嬢が独り暮らす マンションにまで 気付けば 部屋を訪れ、辱めに嬌声を覚えているって、そんなミジメな自分が居て・・・。



『あらあら・・ダメじゃない!ワタシの子猫チャン♪ おっきなおっぱい、ブラまでしてるくせにさ!ナニよこれ!!ダサダサの《トランクス》履いてるって、そんなコなんか金輪際 抱いてあげませんから いいわね!」
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 『・・・そんなぁ・・・』

『抱いて、調教して欲しけりゃ、キチンとしたランジェリー、ショーツを履いてきなさい。そうネ うんと!煽情的でヴィヴィッドな色のがイイわ♪』

 『 そんな ・・ヤだヨ・・・ 』

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『イヤじゃないわヨ!身の程わきまえなさい! ね??イイ子だからおねえさんの云う事聞きなさい?可愛いワ♪ うん、観たいの。リクちゃんがネ、お尻にグイっと・・T-Buckショーツ食い込ませた《その姿》♪』


なんやかやと サンザン偉そうなことイってヨ・・・行きついたとこって・・・《下着女装の性倒錯の世界』か・・・。

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『あと・・アタシはロングヘアーの子が好きヨ。アタシに抱かれる時は、リクちゃんアンタ、ウィッグつけなさい。お似合いの用意してあげるワ♪ キレイにお化粧もしましょうネっ♪』

フザケんなっっ!!・・・でも、ダメだ・・・。快楽の前には、けだるささえ覚え、なすがまま ってか自分・・・。



いっそ・・・この惨めさ解消の早道・・・《 死んでしまおうか・・・ 》

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          フト・・・考える ロクデモないこと。。。

なんたって ココロは♂じゃんワシ。精を放出した後にもなるなら、♂の本性・・・ジェットコースター的に降下したリビド^ それによって、我が身が今 陥ってた「なさけなさ」に押しつぶされそうになる・・・。
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               もはや このままダメになってくかもって・・・



  『よぉ♪ ナニ考え込んでるンだヨ 兄弟!』

誰だ??・・・ああ ココロの声か・・・。この声色から察すると・・・出番ってきたのは、「天使」では無いようだナ・・・。
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  『ロハでヨ、極上の美熟女と毎回ウハウハ♪のSEX出来てンじゃんかヨ!それ 喜べヨ!素直に』

うっせぇナ・・・そないシンプルに割り切れる程 ワシャ器用な人間とはチャウのヤ!黙っとき!
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          捨ておいてくれヤ こんな敗残のワシを・・・


  『イイじゃんか♪ たかだか《SEX》だゾ。オメエも♂だってなら《出したモン勝ち》じぇねえかって』

だが《それが為に』・・・プライドかなぐり捨てて《ペットの犬》になれってか??ゴメンだねっっ!!人間だ あくまでオレは!


  『気にすんなって♪ 相方がそれ望むってなら、女物のパンツでもナンでも履いてやれって♪そのぐらいのサービスしたってバチ当たらんだろが(嗤)』

ワシかてナ!守りたいプライドと 誇りがあらあっっ!!・・・
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          《たかが 布切れだろ》っと悪魔は述べる・・・


  『ははは ちいせえなぁテメエちも♪単なる《生地じゃん?》男だろうが女だろうが 下着なんてのはみんな。ナニを深く悩むことあんだ ええ??』

そうは イっても・・・。


 リクの中の《悪魔》は 囁き続けます・・・

・・・なあ??本当はお前・・・もう とっくに・・・【 答えは出てるのだろう?? 】オレを騙せないゾ ええ??

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お前って人間はナ、自分がオンナに傾きつつあるのを怖がり かつ悩んでいるのではない・・・。

お前はナ・・・【 悩むことに なんか原因をくっつけて、悩む行為を愉しんでいるのだ 】違うか??


安心しろ♪ 途中の線路はチトばかりポイント切り替え間違ったが、それでも、目指す【目的地】それは不動だからヨ♪


 ・・・おいリク、自信持て。 ぶっちゃけ・・・今までもそうだったように・・・【それがお前の流儀だろ??】


 「そうだナ・・・。どっちみち 降りられない線路上なんだ今は・・・。ああ このまま行くゼイ まあ特等席でとくと観てるがイイぜ 我が兄弟の【悪魔】ヨ♪」

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          少しだけだけど 闇が晴れた気がして・・・


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 或る日突然・・・ウチとこ社の クラブハウスへ、『フラッグ』が息せき切って 訪ねてきました はい。

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「なんヤ フラッグ?? エラい急いではるンか? まあ 落ち着いて座れヤ そこ」


「いや・・今 落ち着いてる場合じゃないんだワ・・・。あのサ、リクっち・・・このハナシ秘密にしといて欲しいのだが・・・」

「ああ ワシはクチ堅いダケが取柄やけん♪」



「蛸壺にも内密なんだ これ・・・。あのサ・・ごくごく短期でイイんだ!つなぎの資金として・・・デカいの3本・・いや、出来れば5本、貸してくれるとこ、アンタ知らない?ツテないか?」


・・・ついに・・・《資金ショート》起こしよったかコイツ・・・。いわんこっちゃない・・ぶっちゃけ 屏風とイッショ、《大きく開き過ぎたら パタリと倒れる》・・この世の常やけん・・・。

「明後日までに 揃えないとチョっと困るのだ・・・。」

「ってか・・フラッグ オメエ、まさか《街金》に手エ出してはおらへんやろナ?」

「まさか! まさかそこまで堕ちてはいないよオレは!見逃すには惜しい・・・海外の独占プラント、その権利・・・どうしても欲しいんだ。だから・・」

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「・・・よく聞けヤ・・・。たしかにキミとこ 21世紀サイショのハマの奇跡って称される程 成長はした、認めるデ。だがナ・・いい加減【気付けヨ!】・・オメエって人間はナ・・要するに《前方しか見えない自転車操業》それしてルんだワ ああ・・。そこいらの道にいっつもいっつも、ダイアモンドが落ちてるってか?? ぶっちゃけ、オメエは・・・ゴミ拾っては歓んでるに等しい・・・」


「今 ンな説教してくれるなヨ 頼むから!!・・・なあ?本当に どっか金融機関、紹介してくんない??アンタだって、仕事柄、短期で5,6本調達するなんて朝飯前だろ??」


「あのナ・・・いくら取引量としてのケタが大きいからと言って、《事業計画書》《返済計画書》《審査》それヌキにして、高利貸しじゃないマトモな金融機関が、豪邸が建つ額のカネ・・すんなりと貸してくれると思うンかオメエは・・・」

「だって!! 要るモノはしゃあないべ?どうせよってんだヨ リクっちは!?」


「きわめてシンプル・・・《スパっと 撤退しろヤ》、そういう類のハナシは ぶっちゃけ・・怪しい匂いしてんゾ。ワルいのにフラッグ、オメエ カバチかまされてる可能性だって・・・」
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            フラッグ、今のオメエは「座頭市」同様 見えてない


「そんなっっっ!!・・・オニか!リクっちは!。だったらサ・・・この際だから提案するけど・・なあ?リク、ココいらで 俺達・・・正式に組まないか?? ドッチが上下は無い。セイムセイムの関係だ!ミントのリクがパートナーってなってみろって♪ ぶっちゃけ、ナニよりもの信用保証だゾそれ♪」


ふ~~・・・わたいは 熱い玄米茶を飲み干して 云いました はい・・・。

「ワルいが・・フラッグよ、【 オメエとは組まへん 】・・・今回も この先もおそらくはズっとナ・・・」 「なんだって!?」


リク「今 云った通りヤ。まことに・・・残念ではあるけどナ、フラッグよ・・・キミとは 【 同じ船には乗れん 】ってことヤ」

フラッグ「??・・ぶっちゃけど~かしちゃったリクっち?? オレとだゼ??・・この、《ハマの港の寵児》フラッグさまと、同格のパートナーになるってチャンス・・・それ逃したなら、次での大当たりなんか 無いって思わない?よくよく考えてみ?」


リク「何度 考えても、答えはイッショ。聞きたいかそれ?? 残酷なる事実だゾ キミにとって・・・」

フラッグ「上等だヨ!!云ってみろっっ!! すべてなにもかもヨ!」


リク「じゃあ 云おう・・・。キミっていう存在・・・ひとことで言い表すなら《 Puppet 》・・そう、《操り人形》だ。トリックスターって云い方も外れてないかもナ」
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フラッグ「なっっ・・・なんだって!?どういう意味だそれは!」


リク「キミの会社、《ブルーラグーン交易》ってのは・・・【 本当のオーナーは、あの《 蛸壺女史 》なんだろ?? 】知らんって思ってたか?ぶっちゃけ ナメんなヨ・・この《港のリクを》・・・」

フラッグ「うぐぐっっ!!・・・てめえ・・・ っっっ!!」


リク「掴んでたヨ ズっとナ・・・。わからんかったのはナ、どうして??・・こんな、フラッグよ、キミのような《表向きの代役立ててまで》ワシなんぞに接近してきたのか?それがわからんかった。だが それも判明した。もはや抗弁は利かへんよってナ・・・」


  「 うるせえよっっっ!! 」

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発狂したかのように フラッグは、頭の髪の毛をかきむしりながら、マッカなカオ、充血した両目で叫び出しました。

「どうかしました親方??」カズホとショーゴが 騒ぎを聞きつけ近寄ってきました。


・・・・・ちくしょう!ちくしょう!!・・・みんな・・オレのことバカにしやがって!!

1gの価値も無いってかオレはヨっっ!? 今までのアイデア、あれはあくまでオレの発想だゾ!バカにすんな!!

オレだってなあ・・・血のにじむ努力と勉強して、すべてを犠牲にしてガマンして・・・ようやっと 世に出るチャンスをものにしたんだ ああ!!


クソむかつく蛸壺のババアがヨっっ!!AからZまで、イチイチ このオレにダメ出ししやがりやがって・・・何様だ!?

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おいリク!!テメエだって ロクデモねえナ、ナニがマブダチだヨ!! 知ってっぞ!オレが留守で出かけてる際を狙って・・・

テメエ、蛸壺とねんごろになってやがってたのはナ!!けっっ! ヘドが出らあ!

オレなんかナ!マトモに 手すら握って貰えないってのに・・・ナンなんだヨ この差別待遇はヨ?? マジで 酷くね??

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    なあ・・・この「割り切りの無さ」こそがオメエの端緒だ・・

世間の 矢面に立って・・色々な手間と苦労をしたのはオレなんだ!でも あのヒトは・・・1つも誉めてもくれなかった・・・ っっっ!!


 操り人形なんかじゃねえやい!!オレは 業界の若き 風雲児 フラッグさまだぁっっ!!


『あぶないっっ!親方!! 逃げてっっ!!』

クラブハウスのテーブルの上に置いてあった 大型のレンチ・・・それをば 手にし、大仰に振りかぶりながら フラッグ・・・


・・・本当に・・・フラッグよ・・【 お前、《愛らしくて 可愛い奴》 】だよなあ・・・。

ぶっちゃけ 好きやデ、オメエのように、ダイレクトに素直な パッションに満ちた感情バクハツさせられる人間・・・。


本当だゾ、フラッグ、オメエならば、ワシは何回でも《利用され してヤラレたって笑って許す気だったのだ・・・》

才能・・・十分にアルさ フラッグ、オメエにはナ。ただ・・残念にも 【料簡が甘過ぎる】・・・それが《商売人》として致命的だって 残酷な事実なんだ うん・・・


ホント、可愛いやんか・・・。マルっきり、おバカな劇画の登場人物そのまんまに、

そんなにも大きなモーションでヨ・・・鈍器持って ワシのこと殴り倒そうってか? ウマく出来れば上等だよナ??


だが コレもよく聞け・・・。これまでに習得した各種の武術の《段位》・・それを合計したならワシやけど 十段以上にもなるのやデ・・・。

自慢じゃないが、《そんな人間がだ》・・・こんな不必要に大きな《テレフォン・パンチ》を、どうぞ当ててください 待ってますから♪ って・・・

のほほんと ブチ当てられるのを わざわざ待ってるって・・・地球上にそんな《ド阿呆》は存在せんからヨ・・・。

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後方へ大きく振りかぶる その代償に、がら空きとなった フラッグの顔面、「さくっ」わたいは ホンの軽く・・・フラッグの 角膜をこすってやる・・・。

『うわあっっ!! うぐぐ!!』ヒトとしての反射として、思わずカオを両手で押さえ、無意識に前方方向に かがみこむ そんなフラッグを・・わたいは・・

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  アッパーカット・・・ 朽ち木が倒れるように 前向きで地面に倒れる 愛しきダチ『フラッグ』・・・。

唇の端から 血が出ている。どうやら、アッパー受けた瞬間に、自分の舌を 全体の2,3割ぐらい 噛み切っちゃったようだ。

ま、手当すれば 死ぬこともあるまい。まあ暫くは・・・極上のホテルでの特別料理も、マク●ナルドのジャンクフードも ドッチも同じ味としか感じられない日々が続くだろうがナ。


「おい! カズホ、ショーゴ!。コイツを・・・表の舗道に【捨ててこい とっとと】あと 塩持ってこい!汚らわしいっ」
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         ぶっちゃけ コレが『荒くれの情け』ってモンだ・・・

『わかりました! 親方』


・・・しばらくは お別れだこれで フラッグよ・・・。

でも・・また いつの日か・・・。再び、出会った頃のような、フラットな立ち位置で、また あの コ汚い居酒屋で愉しく呑みたいって、キミはそう思わんか??フラッグ。

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          マジで「愉しかったあの頃」へと 帰ろうヤ・・・

少なくとも この先ワシは ズっと《それを待っている》・・・もしもキミの気持ちが、ワシのことを チョイとでも懐かしく思うトキが訪れたなら 遠慮はいらへん、いつでも訪ねて来てくれヤ。


 その日が 来るそれまでは・・・ あばよ ダチ公・・・。



 「さあてと・・・最後の《落とし前》をつけてくるとすっか・・・」

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 ふんふんふ~~ん♪ 心地よさげに鼻歌で 清潔そうなバスローブ姿で 浴室を出てきた そのヒトは・・・

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照明を落とした 暗がりのリビング そこにありますチェアーに、ひとり・・・人間が座っているのを発見して さすがにドキリ!とした表情をしました。

「・・・ご心配には及びません。わたい・・リクですけん。 蛸壺さん」

「・・・って・・・アンタ、どうやって?? この部屋に入った?? Wロックの施錠あるのに・・・」

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「スマンですなぁ♪ なんせがこちとら《先祖は 忍びの者》申し訳ないですが、かなり以前から、鍵、《型取り》して複製造らせて貰ってましてネ、でも 心配は要らない、今までコソドロ行為はしておらんので(笑)」


「・・・っっ!! ナンてやつ・・・。で?? こんな時間にナンの用事?いつもみたいに アタシに抱かれたくて抱かれたくてガマン出来なかったっていうの?」


「言いつけに従い、今夜も・・・♀もののショーツ履いてまっせ♪ でも・・・主目的はけっして それって訳でもなくて 生憎 今夜はネ」

「だったらナニよ? その・・主目的っていうのは??」


・・・そう・・・。追って 話さないとネ。

蛸壺さん アナタってヒトも・・・ある意味で とことん・・・素直なヒトではありませんなぁ・・・。

ってか、アナタこそ 《主目的》はわたい、リクなんかがメイン・ターゲットではなかった・・・そうでショ??

もう今更 隠す必要おまへんデ。蛸壺さん アナタの本当のターゲット・・・それは・・【 夜逃げのキンさん 】だ。違ってないだろ?

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        ナンと意外にも・・・キンさん

アナタ・・・表向き、ハマの新興企業、ブルーラグーン交易 そこのキレ者の秘書を装いつつ・・・

ジツのところ、本当の【黒幕】立ち上げからなんもかも、自分で興し、で・・・《フラッグ》五百旗頭っていう ダミーを創りだしたんだ ああ。


それはナンでか??わかりましたヨ ええ。キンさんと 直にカオ合わせたくないってのと同時に・・・

蛸壺さん、アナタ・・・源流をたどれば 1874年 明治7年って・・かつて、三菱 三井をも上回る 財閥であり商社だった《鈴木商店》・・・

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その後 日商岩●となり、現在は《双●》って変遷を辿り・・・。蛸壺さん、アナタの曽祖父さんってのは、鈴木商店の名番頭・・・金子直吉の直属部下、

その縁もあり、現在も 歩合&成功報酬契約でのエキスパート社員、ぶっちゃけ・・それがアナタの《実体》それなんでショ??


蛸壺「ちぇっ・・・見破られてたか(嗤)でもまあ・・ホメてあげるワ リク坊♪ よく気付いたわネ、フラッグがダミーだってこと含めて」


・・・ナニ、カンタンな《引っ掛け》です。フラッグと 出会って間もない頃に、ぶっちゃけ 荒唐無稽な《夢》みてえな、フラッグが提案する無謀な企画・・・

で、わたいが《ンなモンよか、双●の握るラインを分捕らへんか??》って、そう水向けたなら・・・思わへん??ぶっちゃけ そこいらがフラッグの なんとも健気というのか、イノセントで憎めない点・・・

《いや、それはよしましょうヨ》って。その時点で《ピンときました》。今もって所属する母体組織に、金銭的被害を与えるって、さすがにそれは出来ませんよネ?蛸壺さんとても。

蛸壺「・・・く~~~っっ! 食えない野郎だわネ、アンタって人間(嗤)《それ判ってて》・・・まんまとアタシに抱かれ、調教受けてたってか!?」


・・・けっして前面に出ることなく・・写メすらも撮らせない 周到に陰に隠れてたアナタだけど・・・油断してましたネ♪

このわたいのことも、少しは調べたんでショ?? ワシには、《八百政》って、キレ者の私立探偵おりますけん。

ヤツから借りたンですワ。《シャッター音のしない デジカメ》てのをネ。で、その画像元にPC照会かけたなら、《双●》に所属の アナタがスグに浮かび出ました はい。


蛸壺「お見通しか・・・。あ~あ・・なんかシラケたナ。キンさんってヒト・・・知らないかもしれないけどネ、このアタシが・・・双●の正式社員だった当時に・・・何度挑んでも、ただの一回も《敵わなかった》・・そんなヒトなんだよネ。ってかサ・・・このままじゃ、寝覚めがワルいじゃん??だから・・そのキンさんの 後継者ナンバー1って噂の、港のリクって後輩を、骨抜きにしてやろう♪ って・・思ったはイイけど・・思ってた以上に リク坊アンタって、美味しくて 可愛くてサ(照)」

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              『♂としてのリク』それにての 落とし前だ・・・

・・・ベツにイイっすよん。思惑でもって近づこうが、利用しようが、ってか・・・ワシらの《この業界》・・・ンな 裏工作や 引っ掛けをされて恨み言クチにするヤツは、《負け犬ですやんか》

根にも持ってません はい。・・・だが・・・仕事はヌキとして、こんなワシかてナ・・・《一匹の ♂としての意地》それがアルってこと。今日は それ云いたくて来たんヤ・・・。

でも・・・失礼やけど蛸壺さん? アナタぶっちゃけ、目指すべきベクトル間違えてます はい・・・。キンさんは たしかに凄いヒトやけど、もう商社マンだった当時の、ライバルらを次々と蹴散らすって、そんな娑婆っ気は抜けてます。

勝ち負けだなんて 興味アリませんゼ、蛸壺さんとカオ逢わしても、《おお♪蛸壺!スゲえじゃんお前 サクセスしてヨ♪》って、そう素直に称賛してくれるダケだろうと思う。


・・・申し訳ない 云い方やけどネ・・・蛸壺さん、《アナタこそが!》時間の流れと その変化・・・それを見失い《あきメクラ》になっていたとしか思えません・・・。

   ・・・ヘタうちましたネ 蛸壺さん それだけは《認めなさい》・・・。

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観ろヤ・・・オンナもののパンツ突き破って ギンギンになってますやろ ワシの《怒張》・・・

今夜はナ・・・さんざんっぱら、羊の皮かぶって 押さえつけてきた、ワシって人間の【 本性 】・・・とくと満足させて貰いますから。ぶっちゃけ 穴ぼこの数が増えないように注意しなはれヤ♪♪

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ケダモノの営みも いつしか終わり、1つのベッドで 汗ばんた身体をくっつき合わせています 我ら・・・。

「ねえ?」「はい?ナンでっか蛸壺さん」


「訊くけどいちおう・・・コレが最後・・・ってこと まさかナイわよネ??アンタとアタシの関係・・・」


「ふふふ・・・。残念ってか・・それほどまでにピュアで高潔な人間とはチャイますもんでわたいは♪ ズルズルと、しばらく今後も行きましょ~やんか。気まぐれな《魔女》と、バランスのきわめてワルい《悪魔》による コレから・・【 長い 道行き 】そうなりそうですわナ♪」

「・・・フラッグなんだけど・・やっぱ 切らないと気が済まないアンタとしては??」

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        アイツのセンスと集中リョクはピカイチだった・・

「いいや・・・。それは望まないッスわたい。ってか・・アイツ、なんか《可愛い人間》ですやん?それに思う・・・アイツがヒネり出すアイデアには、確かな《センス》それが有る・・。」


・・・蛸壺さん?ジツはネ、ワシですが、フラッグの発想方法から学んで、アイツの過去の常識に囚われない、従来にありえなかった新規計画温めてますのんヤ。

わたいですが チームリーダー・・《親方》拝命してネ、この新人が 他を出し抜いての結果・・本年度の取扱量で TOPになりそうなんですワ 自慢とはチャイます。


で・・・それでどうなるか??ジツに困ったことには・・・それのジェラシーと報復って意味を込めて・・次年度の新入社員、それを【ドラフトイ制敷く】って・・・

ンな アホアホな計画が 幹部会で進められてて・・・。それやったら《しゃあない・・》

フラッグの あの自由闊達な発想に学び、ひとつわたいも、《今まで考えられなかった 革命的手法》それ計画した。


知りたい??・・・あのネ、今やこの社会・・・女子の《ガテンの子》なんてベツに珍しくもナイのえすワ はい。

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《しょうがないから 港の仕事でもすっか・・》って、ダレきった男子よりも・・・《この仕事がしたくで仕方ない!!》って、ギラギラした目の【そんな女子社員を積極的に採用した チーム体制を確立しようって思う】なっかなかでショ♪

なあに♪ ナンのための機械化と、港湾の整備かって?充分に出来ます・・・。1つの作業を終わらせる為に 総員でいかにして?どのようにワークシュアしていけば良いのか?? むしろ それについては女子の発想こそ 今後は必要になるえしょうネ ええ。


蛸壺「なるほどね・・・。それがアンタが考えてた【港の革命】ってやつなのか・・・」


・・・まあネ。・・・あと・・・

最後の最後 交渉でス・・・やっぱサ・・ココまで わたいのこと騙した《落とし前》は欲しいとこでおますわナ。

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            「色」と「欲」との振り分け道中ヨ♪

欲はかきません 安心してよろし~デ。あのネ・・・ブルーラグーン社との 協力事業も今後とも継続させて貰います。

だけんど・・・なあ? ぶっちゃけ・・10パ~とまでは 云わない!・・・ホンの・・あと、《4%》、ウチとこ社に対しての《口銭》それ値上げしてくれませんか??

エエですやろ? それにて キレイさっぱり!! このわたい弄んだ、今までの貸しはチャラにしたりまっから いひいひ♪


蛸壺「・・・・・。アキレた・・・。アンタってコは・・・根っからの《勘定項目のオニ》なんだネ・・・」


 ははは♪ それより むしろ・・【 資本主義のブタ 】と、そう罵ってくれヤ♪ それこそが・・・


  この【悪魔】にとっての 最高の 誉め言葉ですからサ♪

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        このカラダも 1つのリッパな「武器」だ♪


 あのねぇ・・・転んでもタダでは起きません。たとえそれが雑草でも、掴んでから立ち上がる。

 おわかりかな?? それが 『 港のリク 』って生き物なんだ♪


              《 完 》

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     「スイマー」    ムーンライダーズ
      
            作詞 鈴木慶一  作曲 鈴木慶一

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真珠の飛沫を上げてスイマー アイツのビキニを掴め

   上手くやれよ

波に浚われそうなシャボンの恋だけど

 絡みつく水の中で 溺れて死んでもいいのか

初めてだなんて震えてないで 滑り込ますんだお前の夢を

   濡れた珊瑚の中へ


泣きながら泳げスイマー 波間のスイミングキャップ追いかけろ

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五つも上の アイツをものにしたけりゃ好きにさせとくことだ

 でも遥か水平線に消えていきそうだぜ

 ここから俺が望遠鏡で見ててやろう 腕を足を叩きつけるんだ

    満ち潮の海原へ


波に浚われそうな真夏の恋なんて 

 沖に浮かぶ汽船の中へ消えていくものなのさ

 でも僕の腕も足も波に呑まれそうだ

 苦い水が胸の中に滲みこんでくる

 スクリューの音が遠ざかる

アイツがデッキの上に・・・

   Surt is up・・・

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Swimmer sweet Driver ブイを投げろ Surt is up


  https://www.youtube.com/watch?v=IeMft9flytc


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港のリク

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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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