リクですよん
ってことで。前回の続きでおます。
さてさて このイケメン元探偵のお話・・・
リク「前回はワシの事ばっか話して、キミの事 聞きそびれてたワ」
八百政「やーココにお話しすべき楽しい話もナイのですが・・・」
リク「まあまあ♪そないいわんと。 アンタ、ぶっちゃけ どんな子供だったンか??」
八百政「うーん・・・なんというか、《自己完結》してしまう子供でサ・・・」
リク「具体的に云いますと??」
八百政「アッチの方から、おじさんが来るなぁ・・・って思って・・・で、コッチの方から おばさんが来るなぁ・・・ このままだと あの・・・地点で2人はブツかってしまうなぁ・・・そんだから、とりあえず自分に近い方のおじさんの方に走って・・・いきなり通せんぼの格好して驚かす! ンで・・その脇を おばさんがナンてことなく通り過ぎて行く・・・って、この一連の行動、自分以外に人間には いっさい無口で行うから、マジで 自閉症のコって親にすら思われてた。」
とにかく「無口なコ」と誤解され・・・
リク「近未来を見切ってしまうんやネ」
八百政「ま、子供だから、タマには家族その場で ワっと、笑わすぐらいのギャグは思い浮かぶ訳ヨ、でも・・・自己完結で、『どーせこのギャグなんて1時間後にはスッカリ忘れて、家族ダレも覚えてないよナ・・・』って つい考えちゃって・・・なんかシラケちゃって・・・だから云いません・・・って感じ」
リク「幼くしてペシミスト(悲観論者)やんか」
八百政「そんなだからか?? とくにウチの母親がオイラを心配して・・・なんと!!無謀にも 児童劇団に入れやがりまして!!」
リク「そらまた 逆療法に走らはったナ お母はん・・・」
正直 全然マッチングしません 八百政には・・・
八百政「で・・・児童の採用オーディションな・・・コッチはハナっから やる気なんぞいっさい!!無いから・・ゼンゼン指示に従わず、スキ勝手してたなら・・・」
リク「たら??」
八百政「そのトキの審査員のひとりが あの・・・ガッツ石松サンで・・・」
リク「ぶっちゃけ ナンでまた??(--;」
てんでわかりませんわナ~~・・・
八百政「なんでも その当時・・・ガッツさん『カムバック』ってタイトルの映画をセルフ・プロデユースしてる最中で・・・」
リク「ふんふん・・・」
八百政「で・・・ナゼか?おいらのこと 『云う事効かないとこが逆に、今の子供らしくなくてイイ♪』ってヘンに気にいったらしく その場で ガッツさんの役中の息子役ってのに抜擢されまして・・・」
当時 TVのCMに女優さんと出た八百政♪
リク「わーー シンデレラBOYやん それ♪」
八百政「・・・ったらそれがさ ぶっちゃけトンデモなくて・・・」
リク「およよ・・・」
映画作りへの情熱はホンモノだったンですが・・・
八百政「今の常識あてはめれば 児童虐待もイイとこだゼ・・・わり~けど ガッツさんだゼ??・・・脚本から演出から、監督・・・オマケに カメラワークまでクチ出してくるから ま~~~撮影進まねえ進まねえ・・・わずか十数秒のカット撮るのに マジ、夜が明けちゃって(笑)そんでも終わらず・・・『あの~・・ボク小学生なんで学校に行く時間なんで・・・』ってこわごわ述べたら ガッツさん・・『ンなもの 行かんでいいっっ!!ンだガッコだぁ?? ナメてんのかオトナを このガキんちょがっっ!!』って、撮影がウマくいかないストレスもあって、子供のオイラにオニみてえな顔して怒り狂ってサ・・」
リク「あらら・・・ブラック石松かよって」
八百政「で仕方無く その現場にいるしかなくて・・・で、息子役のおいらが走って 父親役のガッツさんに抱きつくシーンがあったんだけどね」
リク「はいはい」
八百政「全力で走って胸に飛び込め!! って指示なんだけど・・・ぶっちゃけコッチは 寝かせて貰ってない・・メシさえ食わして貰ってない・・14時間ぐらいズっと立ちっぱなし・・・マジでフラフラしてて、走るたって走れない訳ヨ」
リク「わーーキッツいなそれ・・・」
八百政「でしょ?? だけどウマく演じられないから ガッツさん さらに炎上しちまいまして・・・『こら!このガキ!! テメエなんで出来ないんだっ!? 《何年役者やってやがんだ!?》って・・・これがデヴュー作品だっての!」
リク「や~~ワルいが その図ってのが容易に脳裏に浮かぶから おかしくてしゃ~ない(^^;」
みなちゃま意外に気付いてませんが、ガッツさんの「あの眼」・・・
ぶっちゃけ アレこそは冷徹な「狩人」の眼ですよ はい・・・
八百政「で・・ようやっと その日の最後のカット♪ 『おとうちゃんのばかっ!!』って、息子役のおいらがガッツさんの顔を殴るってシーンな」
リク「うん」
八百政「子供ながらだけどよ~~・・・いい加減『このクソおやじ・・』ってハラ立ってたから・・・ほとんどドライリハだけで、イッパツで決めてやろうって事で、超気合い入れて ぶわっし~~っっ!!って、ガッツさんを叩いたんだよ!」
リク「ホンマけ?」
八百政「我ながら 迫真の演技だったと思う・・・キャメラさんも照明さんも 『決まった♪』って思ったらしい・・・ったら・・・」
リク「なんか不吉な胸騒ぎがするのはどぼちて??(--;」
八百政「ガッツさんが いきなり・・『いって~っ!!ナニしやがんだ このガキんちょっ!!』ってリアルでエキサイトしやがってさ・・・」
ガッツさんの闘争心に火がついちゃったと (--;
リク「きゃ~~~っっ!! 誰か自衛隊呼んで~~っ!! @@;」
八百政「さすがに子供相手に ほっぺたじゃなかった カオなら即死だよね普通・・・前頭部付近に、ガッツさん あの世界の強豪らをなぎ倒した『幻の右フック』をオイラに炸裂!!(TT)]
この話、「真実」でござまして・・・それを裏付けるTVでの証拠・・・
番組内でツッコんだ陣内サンに、ガッツさんマジギレして放送中にドツくって暴挙@@;
リク「ぶっちゃけ そらもはや 虐待ですらあらへんデ こらも~~殺人やんけ!!」
八百政「で・・・当然ですが その場で昏倒・・・救急車で即入院ってハメに・・・」
リク「南無阿弥陀仏・・・」
八百政「で・・・南太田の総合病院に入院してたら・・・」
リク「って・・・!!まだ続くのっ!? げに怖ろしき《ガッツ地獄》が @@;」
八百政「まだまだ!!ホンマの地獄はコレからだったゼ・・・オトナのゲンコと同じぐらいのでっけ~タンコブ・・・お医者も《こんなサイズ見たことない!》ってぐらいの・・・で、ウンウンうなってベッドで寝てましたら・・・」
リク「うむうむ・・・」
八百政「日付も替わった 深夜・・・ヒタヒタヒタと・・・廊下から近づいてくる複数の人間の足音・・・やがて・・ガチャっと オイラが寝てる部屋のドアが開いて・・・」
リク「うん(ゴクリ)・・・」
八百政「クロずくめの格好・・・目深にまぶった野球帽の下から覗きますはゴリラ・・・じゃなくて 【 ガッツ!! 】」
リク「病院まで来やがったってかっ!? @@;」
八百政「で・・・固まってるオイラに・・・『おい、ボクちゃん、撮影に行くゾ 起きて支度しろ』だとっっ!! このひとオニだ!! ってよりむしろ・・『マジでキチ●イじゃん!このオヤジ!』って・・・観念してついていった・・・」
リク「しかし すっげ~~話・・・ぶっちゃけフツーにそれ 幼児誘拐やんか・・」
リク「しかしヨ、ガッツさんが監督からなんから、6役の大奮闘でこさえはった映画《カムバック》って・・・たしかにネットでググってもヒットするんやけど・・・でもなんか、公開時期が、キミの云う年代の頃と違っておらんか?キミの話やと もっと以前の頃とゆ~か」
八百政「うん そう。要は・・・その当時に撮影した『カムバック』って同じタイトルの映画 【お蔵入り】・・・幻のガッツさんの処女作映画になっちゃった訳よ」
リク「へ~~ そうなんだ・・・」
八百政「世間に公開されたバージョンのは いわゆる『リメイク』なんだ。」
リク「八百政もガンバったのに ボシャってまったか・・・そら残念やったね」
八百政「ってか、ボシャって当然だったゼ ありゃ~ さ・・・大元の脚本 天下の!! 倉本 聡だよ♪」
リク「おお~~!!思ってたより豪華で本格的やん♪」
八百政「当時ガキのオイラでさえ、感動誘う イイ脚本だとナマイキだけど思わされた・・・それをだヨ・・・」
リク「はい?? なんか?」
八百政「ガッツさん・・・【無許可で】・・・倉本センセーの脚本・・大幅に・・・ってのは ぶっちゃけ正確じゃないな・・正しくは【ガッツさん当人が100%書き換えちゃって】・・・(--;正直、ストーリーがマルで繋がらなくなっちゃうわ!完全に辻褄あわなくなっちゃうわ 現場はも~発狂!!」
間違っても OK とは云い難い(--;
リク「あちゃ~~・・・」
八百政「《ワシはも~~知らんっ!!》って、倉本センセー キレちゃって連絡もつかなくなるわ・・・。最初の頃こそ ガッツさんの タレント人気で、取材とか来ていたマスコミやら TV局も、あまりの・・・現場のトホホぶりに愛想つかしてダレもいなくなるわ・・・」
リク「あちゃ あちゃ~~・・・」
八百政「ンで・・・映画のキャストってのも大問題・・・主演のガッツさんの女房役の女優さんってのが、当時のガッツさんの リアル【愛人】で・・・」
現在も現役の女優のヒト
リク「・・・身近で間に合わせよったンかい・・・」
八百政「で・・それでまたタ~イヘン!ジェラシーに燃えるガッツさんの奥さんが、怒って殴りこんできて・・・その都度ハデなケンカになって撮影中断・・・」
リク「オナゴの嫉妬は困るわナ~~ アホくさ・・」
八百政「でも やっぱそれ ガッツさんがワルいよ・・・」
リク「なんでまた??」
八百政「泊りがけのロケがあって・・・で、旅館の部屋割・・・オイラと 浮気相手でもある女優さんが同部屋でサ・・・子ども心でもドキドキしたけど・・・ナンのことない、マジでむごい《カムフラージュ》でさあ・・・」
リク「どないやねん??」
八百政「夜半に なんかウルサイので眼を覚ますと・・・ぶっちゃけ【となりの布団で ガッツさんとその女優がバッコバコ!! 姦ってやんの!】・・・で、次の瞬間、どこかでキャッチしたのやら?? 逆上したガッツさんの奥さんが、ぶっちゃけ 包丁片手に旅館にワメきながら乱入してきて・・・」
リク「ラテン系やナ ずいぶん・・・」
八百政「で・・・ヤバい!!っと感じたガッツさん・・・いきなり!! その浮気相手の女優を オイラ・・・まだ小学生だゼ いっとくが・・・オイラの方へ投げるようにおっつけて・・・ぶっちゃけ 初めて観たのが 女優のアソコときたもんだ・・・」
リク「なんぢゃそれ?? マジで眩暈する話やけんども・・・トラウマならへんかったか?」
八百政「そのときはわかなかったけど、今考えますと・・そのSEXで ガッツさん【発射済】だったらしくて オンナのアソコってすっげ~~くさいってしばらくの間 思い込んでしまった自分が哀れだ・・・(TT)」
リク「うげげっ! ガッツさんの《源》・・・メッチャ濃そ~~ @@;」
八百政「ふすまがガ!!って開いて・・・ぶっちゃけ 八ツ墓村みたいなガッツさんの奥さんが仁王立ちで(笑)で・・・ガッツさんが そらっトボケて・・《なあキミいけないぞ~~、いっくら女性に興味がある年頃たって、お母さんと変わらない女優さんつかまえて、しかもロケ先でこんなこと起こしてくれちゃ~ボク 監督としても困るんだよね~~》ですと・・・(TT)言い訳として オイラにクドクド説教しやがりまして・・・」
リク「しかし ンなサル・・ゴリラ智恵 通用すんのかいナ??」
八百政「するわけね~~よ~~(苦笑)いっくら それらしく説教かましたって、ぶっちゃけ ガッツさん 下半身・・・【パンツ履いてナイんだもん】も~逆上 大炎上!!パトカーが5台も駆け付ける大騒ぎに・・・」
ぶっちゃけ「説得リョク」微塵もありませんわナ (--;
リク「公表できない《ガッツ伝説》だ・・・(--;」
リク「や~~どエラい経験を幼くしてしてはったンやな~キミも。」
八百政「ぜって~~したくもナシにな・・・」
リク「で?? 具体的に ナンで?? そのときの映画はボシャってまったンや??」
八百政「ああ・・・それなんだけど・・・ガッツさんの当時のマネージャーってヒトがネ、・・・ガッツさんが、自宅を担保にしてかき集めた映画の制作資金 持ち逃げしちゃって・・・」
リク「あらまっ!!」
八百政「コレが表向きの理由なんですが、実際は・・・その、持ち逃げのマネージャーさんってのにもそれなりの道理が・・・なんせこの映画にかかわってからというものの、約一年半・・《マネージャー給料ズっと貰ってないまま》だった!!ってんですから・・持ち逃げした額と、未払い分 10円も誤差が無かったてんだから、あながちそのヒト責められないかも・・・」
リク「ホンマやねえ」
八百政「で、映画そのものはネ 一回ボクサー引退して、焼き鳥屋のオヤジしてる主人公がカムバックするってんで、なんと12キロ!!・・・過酷な減量にリアルに苦しむ姿を一種のセミドキュメント風にリアルに表現するって点では なかなかの見どころはアル映画たんだけどネ、減量を実施する為にロケで出かけた グアム島で、ガッツさん・・・《逆に2キロ太ってしまう・・・》って結果になっちまったりしてサ・・・ぶっちゃけ シッパイの最大の要因は・・・」
まさに全編「あちゃ~~っ!!」・・・
リク「うん 原因は??」
八百政「 ぶっちゃけ・・・【 ガッツ石松 】ってヒト本人!! って結論に達した次第・・・」
リク「うむうむ・・・理由もなくナゼか納得 (^^;」
ま・・・ソバでもいただきましょ~~