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10年の【牢獄】

 関門海峡を 抜けると・・・そこは 西海道 の地、九州。

目的地である 博多の1つ前、「小倉」で ワザとに下車したリク。

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 『 なん?君 福岡ばきんしゃーと?そいやったら是非!おれんかたに立ち寄っちくれちゃな! 』


しっかし・・・久しぶり・・ってか、正しくゆ~なら、記憶そのものが無いのだわサ。。。

なんせが、母親の胎内から、オギャ~!っと産声をあげたって・・・ジツは「港のリク」、

京都人であるのは確かなれども、福岡県は北九州、小倉の産院で この世に這い出たのでございます はい。

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小倉とは隣り合わせの区、「戸畑」ってところに、「中原」って書いて「なかはら」ではなく、「なかばる」って地域にかつて存在した大き目の団地・・・

ホンの数ヶ月に過ぎなかったそうですが、このリク 九州の水で産湯に浸かり、九州の水でミルクを飲んだってことです。

戸畑の中央部、県立ひびき高校を目印にタクシーも降ります。

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「天籟寺(てんらいじ)」という 細い路地が入り組む どこか、初めてにもかかわらず 懐かしいような、不思議にココロ落ち着く佇まいの旧い町を行く。

 約束どおりに アイツは 待っていてくれた。


  『 おおっ!!これはえらぁまぁた、久しぶりもよかっちこばいない!元気やったか リクちゃんか! 』

相変わらずの《豪快な笑顔》 ゲタのような四角い顔に、ヒゲ面、ゲタ履き姿がナニより似合う 「博多もん」の野人・・・


 かつて 同期入社だった 【 伊集院 主水(もんど) 】でありました はい。


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今 平成ゆとり世代の 若いヤツに言っても にわかには信じませんが、

かつて、リクめらが 港に入りました頃というのは、いうなら《最後の封建社会》でした。港全体も 会社の新人への扱いも。
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       思えばエラい時代でおました・・・

ある意味ジツにわかりやすい・・・年齢はおろか 出身学歴も、キャリアや免許保有の数も「ンなもの関係ない」って。

『新入りは徹底して シゴキからはじまる』それでした はい。

悪しき伝統です。体育会系ダメ運動部といっしょ、『オレだってサンザン!シゴかれたんだ!新入りシゴいてどこがワルい!?』って主義で。


業務ってならば、巨大な外国からの貨物船とかってのからは およそ無縁で、

ぶっちゃけ「はしけ」って呼ばれます、ポンポン蒸気船のような ごく小さな、貨物を積んだ船に、

25センチ幅の材木敷いて、まるっきり戦前の港風景と変わらないような、朝も早よから、夕方まで・・・人力手作業で、セメント袋や小麦の袋を 人海戦術で下ろすってだけ。
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       リアルに「丁稚奉公」してル気分。。。

ものの3日目には まず!「気力が萎えてきます」・・『こんな人足仕事のために大学出たンじゃねえや!』って脱力感が押し寄せます。

自分らよりも 下の存在を持ちません我々 同期入社 約30名は、日を追うごとに ドンドン数が減っていきました、メンタルが持ちませんでした。

仕事もキツかった。でも・・・ もっとキツくて「たまらん・・」のは、人間関係。。。

当時ボクらを「イジメた」諸先輩らは 今も健在です。ぶっちゃけ「今としてみるならば・・・」ベツに先輩ら個人は、悪人でもナンでもなく、

ケンカしたとしても、イザ!って際には1つにまとまれる「仲間」って意識なのですが、当時は鬼としか思えなく・・・

要は 先輩らも、『この様相こそが 当たり前だ』ってな意識に甘んじていたのですネ、とにかく封建主義、マジで 主人と奴隷みたいな関係でした。

率直に申しまして・・この リクめですらも、いくつもの「武道」を経験していた関係で、先輩後輩の封建的関係には ある程度の免疫があったせいで なんとか・・乗り切れた。
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しかし、日ごとに・・・リクなんぞよりも優秀って思われるような同期入社の連中ですらもが ひとり抜け ふたり抜け・・・

入社した年の年末ともなりますなら、ジツに20名以上の人間が、耐え切れずに 港を去るって状況になっていたのであります はい。


 伊集院主水も 同じ「同期」のひとりでした。出身である 福岡の 博多弁マル出しで とにかく「豪快なヤツ」

ココロ開かず クソ生意気なリクめや、ぶっちゃけ人相がワルく(笑)ヨイショが云えない ランとは異なり 主水は、

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うるさい現場の先輩らにも比較的ウケが良くて、かなり好かれていたのは事実だと思いますネ。ダレだって シッポふって近寄るイヌの方が可愛いのは当然。

我ら「同期」の中でも、主水は 「リーダー格」として ダレいうでもなく、そういう雰囲気でありました。

作業終了近い夕刻・・『おい そろそろ定刻だ上がろうゼ!ど~せヨ、不景気で残業代も出ねぇんだ!おい新入りら!後の始末 片付けとけヨ!! おっ、あんちゃん、モンドくんオメエだヨ♪オメエはイイから片付け。ちょっくら付き合えヤ モツ焼き屋でイッパイやろ~ゼ♪』
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不平等だ差別だ ってより、正直『主水アイツならば、上に可愛がられても当然かもナ~・・・』ってアキラメに近い気持ちを抱いておりました。

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「運がない」ってのは仕方ない。リクめらが入社した その年ですが、企業会計として ぶっちゃけ「粉飾」がバレまして世間に・・・。

いちお~叔父である社長は その地位を保守できましたが、メインBANK筋より 執行部役員を受け入れざるを得ない事態となり、

会社の体質も改善された感じはありましたが、困ったのは・・・『次年度の新規社員雇用は中止する』・・っとなりましてネ、
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ナンのことないス ボクらは次年度も「丁稚奉公」の立場のまんま これには腐りましたネ はい。

 いつのまにやら、同期の人間は 5名ほどに減っておりました。

 とある晩のことでした。

『おい リクちゃんヨ。いまぁ晩やけど、はよ帰らなければいかん用事げなっちあっけんんか?』っと、主水がわたいに向かって ミョ~に小声で・・・。

イヤないけどなんぞ用でもあるのんかい? って答えますならば、主水。

『そんなら、ちょこっとん時間 おいに付き合え。ちょーぼんくらり相談したばいいこつのあっけん』「エエけどヨ、でも モツ焼き屋とかで 飲み会はよぉ~せんデわたい。ぶっちゃけ主水 オメエにつきあったなら、明日の朝起きられへん」


「おいっっ!!主水! いっくらウマいからってヨ・・【ワインボトルをラッパ呑みする】のヤメえっっ!!注目の的やゾ ワルい意味で・・・(--;」
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           「野人」でした 主水のヤツは

ふたりして入ったワインBARで。安ワインに過ぎませんが、主水は、まるでメキシコのボトル・ビールでも飲み干すようにグビグビ!とワインを空け またまた豪快に笑いました。

「思っちいたちゃりも、なかいなかうまかね こんワインっちゆうんも♪気取ったつまらん酒だっちぼんくらり思っちいたばってんね。」「・・・チったぁ味わって飲めヤ (--;」


主水「ほんとンなら 日本酒からスタートばして、焼酎ん2,3升もいきよったいところばってんくさ、いまぁ日は相談のあっけんからしゃ、ワインで我慢しっちこう。」 「・・・バケモノかよってオメエ・・・」


急に小声 あたりを見回すように 主水が・・・

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「あのくさ・・リク? 事務局のくさ、《鷺沼部長》あん人なんやけど。まるで鶴のごたぁに痩せしぇこけと~じゃなかか?やけど、あん人やけど、若い頃には90キロ近く体重あったんよっちにしゃ しっとーか?」

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             ハマの伝説『最強の 荒くれ』

「ああ・・・。来日していた プロレスの覆面レスラーを大黒ふ頭から海に叩き落としたらしいナ。ぶっちゃけ ハマの荒くれ史上最強【港のジン】じゃんか。今の姿じゃ とても信じられへんけどナ」


「うむ・・肺気腫ばってん聞くちゃな。噂では白血病だっちも。問題はしゃ、あん人のなして?いまぁんごとガリガリに痩しぇてしもたんか?そいなんや。」

「それは・・・わからへんけどヨ、主水オメエも気イつけへんと いつ、同じ健康状態になるかわからんって思うデ なんせワシら荒くれやし」


 フト・・・急に標準語になり こちらを覗き込むように 主水は・・・

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 『 な??・・・そういう《表向きの理由》じゃなくて・・・ウラに隠れた【真実】ってのに、興味わかないか?? 』



・・・リク、お前をこれまで観てきて、只者ではなかろうってことは確認できた うん・・・。

きっと 今の仕事ではなく 新聞記者だったならキレる記者になれるだると思う。動物的な物事のウラを嗅ぎ付ける飢えた勘があるよな?
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           なるほど・・オメエもワシと「同類」かい・・

告白しようか? ・・・ジツはなオレやけん、《どうしてこのハマの港に来たか?》・・おいはナ、《原子力発電所廃止団体》入ってる。驚いたか?
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おいの父親の《仇》やと思ってる 原発は・・・。親父は長いこと、原発工事と管理の仕事に携わってナ、班長職やった。

家族やけん わかるってば!親父はあきらかに、体内に蓄積された放射能物質が原因で死亡した 間違いない!

同じやけん 鷺沼さんとナ。若いころの親父、巡業に来た大相撲の 十両力士にも負けんかった程の偉丈夫やったん。

それが 死ぬ直前には・・体重20キロ切ってたんヨ。そんでんウチのおふくろは、会社側からカネ握らされてクチ封じられ・・・
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そんおふくろも、ベツの病で死んだのやけん、最後まで《悔しか~!》って泣いてた。



・・・おそらく間違いはないけん 鷺沼さんの《今の健康状態》・・・アレは放射能障害に間違いなか。情報公開がなされないまま、鷺沼さん、そしてハマの おいたち荒くれは、
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危険性を知らされもしないまま、あぶない放射性物質を仕事で扱わされてた。

どネ?? この疑惑を明るみにしてみようって おいに つきあってみる気持ちはなかか??



・・・ぶっちゃけ 正直に言いますならば、このボクには、主水の《親の仇討ち》には興味がありませんでした はい。

あったのは・・・『この封建的にクサっている 港の業務体制に【革命】起こすこと』ってギラついた気持ちで。
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        DNAに刻まれる「反逆者の血」がどうにも

ボクも告白します 主水にはカムアウトしないままでしたが、「棚からぼた餅」っとばかりに・・主水の動きを【利用】することにしました。 はい・・・


いかにも豪放磊落 万人に好かれる「主水ってヒトとなり」は いってみりゃ彼の《役づくり》だったのです ええ。

その「狙い」は、ハマの「港湾協議会資料室」そこの施設の責任者である人物への接近でありました。

で その御仁はスッカリ、主水を人間的にも気に入り、ココロ許し 結果、主水はこの 維新の開港時より現在まで 大事に保存される 港の管理と業務に関する膨大な「証拠」が眠る資料室近辺への 出入りがアンオフィシャル的に 事実上「黙認される」って状況作り出すのに成功していました。
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主水のマブダチを装い資料室にコッソリと潜り込んでは、ボクは、法令と労働法の観点から、鷺沼さんが知らされないまま、危険な放射性物質を扱わされてきた「証拠」を 飢えた狼の目線で調べました。

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          出るワ出るワ・・・

副産物的に かつてのハマの港が いかにも荒くれていて、ぶっちゃけ 各種の不正や、取り扱うべきモノではない物資とかの流通に絡んでいた事も把握した。


『あいかわらず、むつかしいカオしてるのネ。今夜もなんかのワル企みの相談?(笑)』

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お互い昼間の「調査」でゲットした情報の すり合わせには、初めて主水とトイメンで飲んだ ワインBARに合流して あ~だこ~だと 自分らなりに真剣な会議をしてました。

こう 声をかけてきたのは、店の従業員、女性ソムリエでもある《カエデ》って名の女の子でした。

ぶっちゃけ・・・当時の リクめの「カノジョ」でした。当然ってか、カラダの関係。

なんとはなく 『このままケッコンするんじゃないかな?』って、わたいは思ってましたし、おそらくはカノジョもそう考えていたかもしれない。

主水は《役づくりの主水》にチェンジし『おお~♪ カエデちゃん!相変わらずアンタ 可愛らしかとねぇ~~♪な?今度おいとデートばせんネ?ほんなごと愛してましゅからあんたのこつば♪」「やぁだっ♪♪ きゃっきゃ♪」

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『やっぱ、博多の人間は根っからの役者だわ。。。たいした演技してやがるデ』いつもココロでそう呟くリクでありました。

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「女房と娘 出かけて留守でね、遠慮せずそこら座ってくれっちゃ」

「奥さん 元気かヤ?」主水の自宅のリビング。サイドボードの上に飾られた 長崎ハウステンボスで撮ったのだろう3人が写った家族写真の小さめのパネルをチラ見して わたいは言いました。

主水は、インスタントコーヒーを主水らしく 乱雑に淹れながら、「いい♪元気にしとるばい。前っち違っちネ、うちンおなごしばってん スッカリ太っちゃっちイ、昔ん面影なかばってんね。」っと豪快に笑う。

「ほっか でもイイやんか。痩せコケてるよか よっぽどマシやデしかし」

「悪かちゃがほんなごと。いいつでん気にしよったよ。なしてもいまぁ日じゃなかっち片付かん 娘ン用事があったんよもけん。夜になるんヨ帰りは。」

「気にするなヤ♪ イキナリ押しかけたに近いのやからコッチが勝手に」

「どがんねい?しゅぐ近所に なかいなか旨い寿司屋のあっけんばってん、そいで一杯飲まなかね?」
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「ありがたいが それより・・・主水よ 折り入ってハナシがある・・・」

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ボクらは 若く 恐れ知らずだった。また同時に、あまりにも調子よく物事が運んだゆえか?愚かにも《調子にノリ過ぎた》・・・。


ナンのことはない・・・ボクらによる水面下での「調査行動」なんかは、ぶっちゃけ ハナっからバレバレだったのだ【上のほうの あのヒトには】・・・。

むしろ ワザとに見ないフリをしていてくれたに近い。お笑いでス それなのにボクらときたなら、自分らが優秀なスパイ気取りでイイ気になっていたとも。

最初は『オメエら!なにをコソコソと嗅ぎ回ってやがんだ!?』って、そう怒られた【ダケ】だと思っていた・・・。


ですが・・・けっして優秀だったのだと自慢するような気は1ミリもアリません。でも・・ボクらは、発覚摘発された時点で既に・・・

ぶっちゃけ・・「あまりにもヤバいヒミツ」に辿り着いちゃってまして はい。

ボクら若いのがクビになるとか、港の関係者がなんらかの処分を受けるとか、ぶっちゃけ・・・『そんなレベルじゃ済まないゾって風向きになってきて』・・・。

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「そのひと」は言いました『日本の戦後体制の歴史事項を書き直させようってツモリなのかテメエたちは ええっ!?』って激昂した。

「だったら そんな間違った世の中ならば ブッ壊れればイイでしょ~がっ!!」

・・・いきなり 体幹の急所を ホンの軽く・・・拳でえぐられ わたいは悶絶しました。身動きも出来ずに。
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        習い鍛えた筈の武道ナンの役にも立たず・・・

『ガキめが! 世の中わかったようなクチ利くとマジでコロすゾ・・・』正真正銘 脅された。



警察に引き渡されなどはされませんでした最後まで。温情ではないです、ぶっちゃけ《裁くだけの罪状が見つからない》からです はい。

それでも《ボクらが掴んだ真実》ってのが、思っていた以上に、「なんたる事だ!!」って、焦るヒトらが存在したということなのでしょう はい。


それからしばらくの日数 刑事による取調べと殆ど替わらない「追求」、一室に軟禁されたカタチで それを受けました。ハマの港の上層部の連中に。

とりたててテメエに勇気があるとも思ってませんでしたが、ぶっちゃけ ボクは多寡をくくって「開き直っていた」。
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           泣いて命乞いなんざするかヨ けっ!

「ナンてことしてくれんだテメエっちは!」怖いカオと態度でコッチに迫ってくる「お偉いさん」、だけども、【彼らとて、ナンも知らない】のだから。

取り調べて白状させろって、上のほうから命じられた「木っ葉」に過ぎません 単なる「命じされた業務」 ふふふ♪ 鬼みたいな役柄を演じているようですが、ぶっちゃけ 絶えずその目線はヨコにブレブレで、なんとも《迫力に欠ける》。


リクめですが「いっさい吐きません」でした はい。問いかけや尋問はモチロン、「カツ丼食うか?」ってな(笑)(^^;人情めいた「揺さぶり」にも、一切!返事はおろか 受け答えにも応じず、シカトして黙りこくってました はい。

『も~明日にもクビだゾ!』ってなこと 耳にタコが出来るぐらいに脅されましたが、な~に♪こちとらには大型クレーンの免許もアルわい♪ハマだけが港でもあるめえって♪どっか他行って仕事するわい♪って。

そんなですから 最後には尋問するオッサンの方に「泣き」が入ってきまして、不憫なのでコッチが慰めるって、おかしな展開にも(笑)


 ・・・そうしたしたなら・・・意外でした。。。ぶっちゃけ【 主水が 落ちた・・・ 】。。。

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やはりというのか、主水の あの豪放磊落な「見た目」は 演技だったのでしょうか??

ホっとしたようにリクへの尋問役のオッサンは言いました。『やっぱヨ、最後にモノいうのは《気の強さ》だべなぁ。リク、ぶっちゃけオメエは《化け物》だ・・・。主水の方が より人間くさかったってことだ うん・・』と。

吐き捨てるように こうも・・『正直ヤバかったのはコッチだ。いっさいモノ言わずに、ジっとコッチを睨むオメエの《目線》あやうく狂うとこだったゼ。二度とゴメンだゼ けっ!』


しかしですが、主水は けっして!わたいを売ったとかではありません 名誉にかけて。

むしろ逆に・・・『おのれ独りですべての罪をかぶった』のです はい・・・。

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主水『リクはなんにも詳しい事情は把握していません。自分の調査を事情知らないまま協力させていたダケです、かれは善意の第三者に過ぎません』と・・・。


ボクらが掴んだ「証拠」が港の上層部を震撼させるモノと仮定しても、でも要は 警察も一切関与してない「身内の不始末」で・・・

「公表されたくない都合のよくない事実」ですからネ、主水の「処分」ってのも、いうならば ぬるま湯の【オトナの英断】で・・・。

主水は 表向き「大抜擢の栄転」として・・・かれの出身地である 北九州支店、名目は■■海運社員のまま、カタチ上 子会社への出向として支配人配置が決定しました。一切の『口外しません』を条件に。。。



このリクめには 立場上 ナンの「お咎め」もなかった。なんせが 表向きの罪状や理由が成立しませんから はい。幕をとにかく早くに引きたがる連中にとっても「そうするより他はない」措置で。
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        へん!上等やん 逃げないデ ワシはヨ


だけども・・・徹底的に ウラで 《脅されました》ねえ。。。


「そのひと」はわたいに告げた。『これでナンもかも済んだと思うなヨ!!コレでもうテメエっちは《前科一犯》だ!出世なんざこの先させねえから覚えとけ!』と、ギラギラとした野獣のような目つきで。

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『覚悟しとけヨ。これから10年は、テメエは雑巾がけの連続だ!素直に恭順し吐いておけばよかった・・ってせいぜい後悔することだ』


けっして「単なる脅し」ではなかったと・・・今にして思います はい。雑巾がけは「事実」でした。人間だからどうにか持ちましたが、ぶっちゃけコレがホントに雑巾だったなら とっくにスリ切れていたって思います いひいひ♪

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            ココに『囚人リク』誕生。。。

挙げる 数字や手柄は 思わず笑っちゃうほど【トンビに油揚さらわれました】。 でもネ・・・【だからこそ 今のリクが ココに居るのですよ】♪

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ガラにもなく・・・仕事帰りに本屋で「ゼクシイ」を立ち読みし、今にも雨が降り出しそうな夜の伊勢崎町の街を歩いていた晩。
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通りの向こうから、『あ?・・・主水だ。。。』

事態が発覚してから、リクめと主水は、互いに 意図的に接触を避けておりました。ドコにスパイが居るかもわからないし、

正直、「互いに気が重い」ってのもマッタクの事実で。共に 気まずさと 若干のわがかまりも。。。

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さいわいってか(?)主水はわたいに気づいていない、街路樹の脇にリクめは身を潜めるようにして 主水をやり過ごしました。

アレ?主水 今晩はオンナ連れかよって・・・。  【 カエデじゃん・・・っっ! 】

いかにもうれしそう 愉しげに、腕を組み、降り始めた小雨の中、1つのビニール傘を分け合い歩くカップル・・・。

呆然と見送るリクめの前を 通り抜けてった二人は、まだ存在していた 松坂屋デパート脇の路地を曲がり 暗い方向へ歩んでいって。
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いうまでもないだろって。アッチの方角にアルのは 簡易旅館と ぶっちゃけラブホばかり・・・。

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 そうかヨ!そんなことかヨ!! わかったヨ!スキにやれヤ!!オメエら。

そりゃムリもねえってか けっ!! こんな《オトコ女》一生 共にするってより、いかにも《牡代表》みてえな 主水に抱かれることを善しとしたのだなカエデ・・・。
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          逞しい「主水」を選んだのだよな。。。


 もうイヤんなった・・・。 コレだけは泣き言いいたかなかったがヨ! 【 好きでこんなカラダになったンじゃないわいっっ!! 】

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雨よ もっと もっと降れ。いっそずぶ濡れになった このワシのこと 溶かしてくれへんか・・・。



  『わっっ!?ビックリしたなあも~~っ!! どうしたんだ!?リク・・・』

翌日 港でたいそうに驚かれたッス。それもその筈、出社したリクめ・・・『金髪のベリーショットCUT』にイメチェンしてまして(笑)
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           コレこそが「若気の至り」でおます

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主水「も~金髪はヤメよったとですか アンタくさ?」

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「当たり前やん(笑)ありゃ一時的に《クルった》(^^;ってか・・アレは大シッパイやってン結果的に・・・。前よりも余計にオカマチックに観えるヤ・・夜の街で寄ってくるってなると、ほっぺやら耳たぶに安全ピンぶっ刺してるよなイカレた♂♀ばかりになって(--;かえって《ワル目立ち》したダケやったワ(笑)」


「思えば、ほんなごと 君には済まなか事ばしてしもうた。。。付き合っとったカノジョば奪っち、おれん嫁っちして こうして九州まで連れてきちゃったんやけんね。」

「過ぎた事やんかって♪ シンパイすな!このワシも家庭築いて 同じく娘もおるけん今♪・・・すべては《運命》、現実結果は《正解なんだ》って事ヨ♪」

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           やっぱ・・憎めない野郎だゼ

「なぁ~にっ! ツヤつけてからに このっこのっっ(笑)」

リク「・・・すまん時間もあまりナイよって。本題に入らせて貰うが 主水ヨ・・・」

主水「なんネ??」

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リク「思えば・・内定調査が発覚して・・結果的に キミ独りに・・・いわば《詰め腹切らせた》・・その落とし前をつけさせてはくれへんか?」

主水「・・なんば・・言いなさっとかアンタン・・・」


リク「思えばこの10年プラスアルファ・・キミのみに《汚名》を着せてきた ワシの邪悪さったら ぶっちゃけ・・・合わすカオがあらへん。」

主水「なんば・・・なんば言いなさっとオ?兄弟も親戚も み~んな大喜びしとっとけん!おいが北九州に戻ったちゅうて。今んごつ本社に居たなら、おいなん倉庫番がイイとこやったかも。満足しとるんヨ 今の待遇には・・」


リク「ズバリ言う・・・。なあ主水ヨ、キミやけど、そろそろヨコハマに戻って・・助けてくれへんやろか?ぶっちゃけこのワシを・・」

主水「なんと!!・・・」


リク「ワシにはわかってるツモリやて。一見目立たへんが、ウチとこの社の連結での利益の多くは、キミが差配する《北九州地区の売り上げが大半》って事実をナ。ワシは事務局で逐一 数字見てるけんヨ」


主水「・・・いやい、なんやか嬉しかちゃが。そーやっち 一人だけん、おれんっちば評価していてくれた人のいたなんて・・・」
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リク「お世辞なんかとちゃうデ。ワシなんぞよりもズ~っと・・・主水、キミこそが オレらの商売に抜群の才能 持ち合わせている人間なんだってこと ズっと感じてたのだ うん・・」


主水「・・なんやか 踊り出したばいくなる気がとだ。ばってん 山笠ん祭りは まだまだ先ばってんね(笑)」

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リク「こんなワシやけどナ、協力を申し出るヒトも社内には増えてきた。ジツはナ・・・近日中に・・【第3営業部】・・それを正式に立ち上げるのを計画してルのヤ。ぶっちゃけ その《部長》を、主水キミに務めて貰いたい・・・」

 ううむ・・と大きく腕組みをして 思わず考え込む主水・・・。


・・・なあ主水ヨ、《この計画》ぶっちゃけ ワシって人間の、善意100%なんかじゃない。むしろ【悪魔の謀略】として捉える方のが妥当かも知れへん うん。

けどナ・・・会社やけど いまの現状、現ラインを踏襲していくならば・・・やがては早晩 社の実態と方針は、《銀行筋》にガチっと固められて終いやデ マジにナ。

間口の幅ダケが、銀行屋の支えによってデカくなった《第一営業部》がヨ、ぶっちゃけ てんで利益も挙げてはおらんのヤ うむ。《今はまだ投資と準備期間です》なんてイってやがるがヨ、アホ抜かせ!金融筋が未来への可能性ってダケでカネ摘ませてくれるかって!

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主目的は・・我が社の《●井商船の完全 子会社化》にちげえねえ・・・。目的?? 決まってるやんか、大手が世間に対してバレてはチトばかりバツがワルい、武器輸出だの・・原発ニーズの あぶないウラン鉱石を代行しておおいにヤラセよ~って目論見なんだ。

そうだ主水。キミがかの昔 あんなにも懸命に取り組んでた《放射能性物質の不正とも呼べるムチャな国内流入作業》だ・・・。それが亡霊のごとく蘇りつつある・・・。


申し訳ないがヨ、ぶっちゃけ このワシやけど、原発廃止論者ではナイんヨ スマンけんども。

ワシが育った丹後半島のスグ右隣りは 福井県でサ、知ってるように福井なんて《原発銀座》やんか?
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でも・・・仕方ないねん・・。1回でも行けばわかる。原発を誘致でもせんことには、福井は哀しくも、県民はヒトとしての満足な生活出来ひんのやからナ うむ。「あのころ」より少しはワシも「おとな」になった ああ・・・。

今 日本を冷静に考えてみ? 上を見るならば そこには《青い空》がある。多摩川にも鮭の稚魚が海で大きくなったのが還ってくる状況になった。

要はこれら現象って・・【原子力エネルギーあってこその結果】やデ?半世紀以前のようにバカスカ!化石燃料のみを消費していたならば・・・
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見上げる空は あくまで「灰色」中国の北京や重慶をけっして笑えへんデ。日本中の川も おそらくは「死の川」で・・・。

そりゃあ このワシかてナ、「無い」で済むなら あらへん方がよっぽどイイって思う!原発なんて。

でもだ・・・かかる「現実」ってのも、冷静にそれ受け止め、少しでも この社会のみんなが幸福、便利に暮らせるための方策に寄与する・・それこそがワシら《商人》の役目やって思わへんか??
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だがヨ、反対軸として・・・

だからって、ワシら「港の人間」が、その犠牲者となって ヤバヤバな放射性物質扱わされて 考えてみて欲しい・・・

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仲間や 可愛い部下らが健康壊し バタバタとくたばっていくって・・【そんな構図想像もしたくもないやんかっ!!】テメエ独りがクタバるほ~のがどれだけマシやがナ!

科学や社会の発展だからってヨ、ぶっちゃけ【そこに不幸な殉教者出してはアカンのじゃ!】



だからナ ワシは・・・【もうこの先は 己の《牙》を隠して暮らすのはヤメにした】のヤ うん・・・。

会社を 金融屋らのスキにはさせへん・・・。なんだったら、《乗っ取ってやる》・・・守りきったるねんワシが。そのためには・・主水ヨ キミの協力が不可欠なのヤ!




 『リクちゃん。申し訳ないのだが・・・【それはムリだ】うん・・・】静かに 主水は言いました はい。

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・・・アンタも知っちいるごと、おいは・・・ あん時どいでんがば白状して「逃げて」しもたんだ。

君んごとは「強くなかった」。もろくも崩れ落ちて、1時間ばってん1分とだけん、はよ楽になっちしまいたかった。そーゆう男なんやちゃおれは。。。


いまぁも あん時っちなんら変わらんけん。嫁っち娘、いまぁんこん生活ば ちかっぱ捨てられる勇気のなかんとヨ。断罪してよかよ、こん なしゃけなかマイホーム主義ん亭主だっち。

それにね・・・こん《ふるさと》ばどーにも離れられんっちゃ理由もまだあるけんネ。

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理解しとってくれるっちも思わんけんの。おいごたる「博多もん」にっちっち、なんでん 山笠ン祭りな、どげん努力しちゃうっちも、切り離して捨てられんけん「想い」のあっけんんだ。。。

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リクちゃん アンタも京都のヒトやき 《祇園祭》への思い入れあるやろ?山笠ン おいらにとっちゃ それ以上のものやきに、そんたら自分っちゅうもんにくさ、子供が産まれて おいも気づいた。
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祭りの近づいて。あん囃子の聞こえてくるっちしゃ、どげんしも我慢できんでん体の自然に熱くなっち 踊り出したばいくなる。これはもう「性(さが)」なんや。ずっっち昔からんDNAの騒いでる そげな感じで。

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じゃって・・どげんか 許して欲しか。君ん真摯な思いに 応えられんけん愚かいなこんおいば・・・しゅまなかちゃが(済まないな)。

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あんトキ 逃げ出した こん情けなかおいにば、《復権のチャンス》ば用意してくれた アンタん恩義は生涯忘れんとヨ・・・。



・・・わかるサ主水よ。元々が 無理なお願いなのだ うん・・・。

無理もないって、思えば この福岡・・北九州は【 福音の土地 】なのだからナ。

一年を通して その春夏秋冬、美味い魚がふんだんに獲れる、地質も豊かだ。果実類 野菜 茶葉 はちみつ、あざとい宣伝など必要も無く、知ってる人間はみな、福岡の「うまいものだらけ」は周知の通り。

うどん や、鶏肉のアベレージなんかも、多分 日本で一番ウマいっ思う。日本中のモノを仕事で味わった このリクの「舌」が そう思うのだ うん・・・。

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          主水よ オマエは「この地」で生きていけ♪

それなのに、この地を捨てて、浮ついているともいえる 刺激しかない・・関東の都会に再び「出て来い」って述べるほうが「めちゃくちゃ」なんだ うん・・・。


・・・「あのひと」は キッチリ!10年後に こう云った。

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『ははは♪それにしても よく【逃げ出さずにガマンしやがったナおい♪】』と・・・


『なまじシッポ振ってくる味方でございますってツラした野郎よりもナ・・オメエっちみてえに、未だ警戒を要するものの、けっして人前で弱みをさらさず、クチを閉じて割らなかった人間こそが【信じるに値する】のヨ。釈放だ本当の意味の。この《見えない牢獄》から解放してやろう・・・。気に入ったゼ♪今後はハマの港のために おおいに働いて貰うゼ いいな?モンクはいわせん』

  ・・・『 議長。。。 』おそらくは・・気の遠くなるような長い時間・・緊張感がほどけたせいだって思う。 なんでだか 無性に「泣けた」・・・。
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           10年間の「走馬灯」が走りぬけ・・・

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しかし このリクめがあの時「掴んだ事実」・・・。それはマジで「空恐ろしい 知らされない事実」でした はい。

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 いっときますが・・【これ以後は リクの《妄想》じゃありません】すべて情報文書より確定している【事実】です。


およその一連の「ことのはじまり」は 遡ること 1972年になります。

9月27日、欧州を表敬訪問の旅をしていた 当時の宰相 田中角栄が、フランスのパリにて・・・
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やはり当時の仏首相だった ピエール・エルメスより、レセプションパーティーの途中に「どうです?フランスの濃縮ウランを買いませんか?」と持ちかけられ。

周囲の経済連の連中や同行の官僚も、おなじみのパーティージョークだとばかり思いきや・・・

角栄氏が即決で・・『よっしゃ!1000トン買いましょう!』・・・。

青ざめる取り巻きらにしたり顔で田中氏、『どうだ♪コレこそがTOP外交ってモンだよキミ♪』


 ぶっちゃけ・・この一言から 日本の「原子力に《向かわねばならない》路線」がスタートしたのでした はい。

「濃縮ウラン」・・当時の日地米関係は「密約」で、1982年まで、アメリカを経由してジツに3億2千万ドル分を買わなくてはいけない状況でもあった。

なので「よもや!」首相である角栄氏が「買いましょう」などとはクチが裂けても云えない筈だろうと思っていたのにかかわらず。

呆然とする周囲を尻目に田中氏は、仏大統領 ジョルジュ・ポンピドウーと、覚書を取り交わす事態に。。。
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この ポンピドウーたるや ぶっちゃけ・・「何者??」ジツはこの御仁 仏政界で頭角を現す以前には、ユダヤ大財閥【ロスチャイルド家】の・・・

「ロスチャイルド銀行の総支配人」を長年勤め上げた人物で。旧フランス領であった島国 「ガボン」で採掘されるウラニウム鉱石を一手にする《ギー・ロスチャイルド》の大番頭でもあったのであります はい。

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        「スイス銀行」=【ロスチャイルド銀行】だとも・・

角栄氏ってよりも、「日本国」は、まさにこのトキ・・・ユダヤ財閥ロスチャイルド家の・・【核の秘密クラブ】の美味なる《餌》とされたのでありましてネ・・・。

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      単なる偶然の結果・・・みなちゃまはどう思いますか?

で、角栄氏がまだ欧州に居るタイミングで・・10月6日・・『第4次中東戦争』が勃発・・・。

日本が角サンのツルの一声でウランを購入する直前まで、 1ポンドで「4ドル」だった ウラニウム価格が・・・

いざ代金支払いって際には「40ドル」 ジツに10倍もの高騰 @@;


 『石油資源とは違って、原子力エネルギーの価格は変動性がきわめて少なく安定しているのです!』って・・・

(自称:嗤)経済評論家の《勝間和代》は自信タップリに、中部電力のCMで そう云いきった。


ぶっちゃけ・・【 大ウソ 】でおます はい。

事実は、【ウラニウムほど価格変動性の高い商品は稀である】っていうのが「世界の常識」・・・ぶっちゃけ日本人だけが【意図的に知らされていない】・・・。

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        ジェットコースター的 乱高下・・・

ぶっちゃけ 絶えずの如く 上下の変動ってより、「乱高下」を繰り返しています これホント。。。

1つの「法則性」がアリましてネ、カンタンですから・・『日本がウランを大量輸入することが決まると記録的な《価格上昇》が具現化し、売買が終了したならドっと!下がる』って・・・。

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          ちなみに、「石油資源」はタダの1度も減っちゃいない

タダの一度も・・・我が「日本」ってのは、ウラニウム価格が廉いタイミングで【買えた試しがない】・・・。

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           莫大な利潤は【胴元】のみ・・・


じゃあ・・・ど~するんだ?? およそ不要な分の量を買ってしまった日本の「ウラニウム」は?

 『 だったら、原子力発電に利用させろ 』 『その【必要性】を創り出せばイイだろが』・・・

1974年あたりに突如 日本中が「大騒ぎ」に陥った現象とは?? はい、みなちゃまも よくご存知《 石油ショック 》ですが・・・。
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でもネ・・・リクめ 関係書類で「気づいてしまった」。。。「あの《物不足》ってヤラセじゃん」って・・・。

ヨコハマに留まらず、京浜地帯の殆ど全ての「倉庫」は、ジツに『115%のい稼働率』でした。従来「75%の稼働率」で、倉庫足らずって流通業界は大騒ぎするのですから その数字たるや常軌をいかに逸しているかわかりますでショ?
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          (ヒトと違って)管理書類はウソつきません はい


ハマにては どうしようもないってんで、大型貨物船やタンカー、を一時的「倉庫代わり」として物資を押し込んで それでも足りないって 湾の「はしけ船」までを動員し、船が沈没寸前にまでギューギューに物資を溜め込んだ。
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         こんな船までが「倉庫代わり」。。。

もう おわかりですよネ?【 石油ショックは ヤラセの構図 】だったのです はい。



恐ろしき事実ですが・・・東京電力をはじめとした各電力会社、そして経団連も・・・

 【 ダレひとりとして《原発》なんぞに積極的に推進したくなんてなかった 】・・のでして。

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          ウソっぱちも甚だしいのであります・・・

 要は・・・【 原子力は それほどまでに《儲からない》 】のであります はい。

今現在の「世界中」でも、殆どすべての原発稼動国家は「赤字」でス。そりゃそ~だって・・・【儲かるのは《ロスチャイルド家》】ダケなのですから・・・。

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           防護服「なし」 劣悪な環境のウラン鉱労働者

じゃあどうして?? コレも答えは簡単。この「赤字産業」のメンバーになるならば、ウラニウム利権と共に、金融を支配するロスチャイルド家ですからネ、

『仲間に入るならば いっくらでもカネ回してやんゾ♪』って・・一種の信用保証を発しているのです はい。


しかしでス・・・ぶっちゃけ「それだけならば まだマシだった」・・・。

日本は・・・【 2度騙された 】・・・二回目は あの《ロックフェラー財閥》に。

当時の金額で 6億ドルかけて 僅か「150万円!」しか算出できなかったウラン鉱山の採掘権をいくつも買わされた日本。


横浜港にも ウラニウム鉱石がドンドンと持ち込まれました はい。
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角栄氏が買うといった 1000トンってのは ジツのところ「濃縮したウラニウムの総量」で・・・

鉱石の段階からってなりますと、ジツに 100万本のドラム缶から・・たった「120キロ前後」のウラニウムが抽出可能ってていたらく。

で・・・「後に残るは 膨大な《残土》の山」・・・

その残土の運搬取り扱い作業を ダレもがビビってやりたがらないゆえに、あえて手を挙げて『オレがやります』となったのが、

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鷺沼さん・・・わたくし「港のリク」を名付けたゴッドファザー 【港のジン】で。

ひでぇもんだ っと、書類読みながら 思わず手が震えてきた・・・。


放射能測定器も防護服もないまま・・・手袋なんぞに至っては『タダの軍手』!!

ハマの荒くれを責められないでス だって・・・『現場はナニも知らされてないのだから』・・・。

荒くれぶりを誇った 港のジン軍団も、ひとり またひとりと、体調を崩し櫛の歯が抜けるように消えていき・・・
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かつての容貌とは激変した 鷺沼さんは、事務職に転じるしか・・・。


 思った・・・『これこそが《社会の不正 欺瞞と疑惑》じゃねえか。。。

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 ケジメとってやル。。。そう決意固めた【瞬間】・・・すべてが ぶっちゃけ【 バレた 】・・・


 目の前で 鉄の扉が轟音と共に閉ざされ ボクらは「敗北」したのだ・・・。

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「こん足で博多の支社へと行きなさっとか?ご苦労やけんねえ・・・。」

「ああ。相変わらずのトラブル・シューターだワ。アッチコチの支社で嫌われまくってるのも事実」「そげなあ!ンなことなかつヨ リクちゃん・・・」


「イヤそうだって(笑)ワシが来るってことはイコール・・迎える立場にしてみりゃ 耳に痛いことだらけ、まるっきり《死神の来訪》に近しいからナ(嗤)」


「うちの女房も残念がりよるけん・・・ユックリと飲み明かしたいとこやったと。」

「どうか よろしくと云うとってくれヤ♪それに・・・もう《こだわり》は捨てろヤってナ・・・今の《結果》に間違いなんかナイさ♪」
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      元気で「しあわせ」でいてくれ・・かつて愛したキミ




「ほいから・・・リクちゃん。アンタン いっぺん云っとかんとって事あるけん」っと主水。「なんや?」

「あのね・・・まちっと、他人に迷惑かける事ば変に遠慮しゅるんやめときんしゃいじゃん!」 「・・・主水・・・」


「わかっとオとヨ、クチではいっつでん ボロカスいうとっても・・・その腹ン中ばくさ、少なくとも西日本の各支社の連中ば知っととお・・・どれほど、周囲ん人間に恥ばかかしゃなかごと気ば配っちひっちりで奮闘しとるこつ。えらい周囲ん人間ば頼りないちゃっち!」


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「もっともっっち、周囲ん者ば《信じて》リクちゃんは牽引者なんやから、でん!っち構えてなきゃでけんばってん!な??」

「・・・・・主水。。。」


「心配はなかちゃ♪中国地方から、そいばってん本土内 鹿児島までな、おいの責任持っち意見まっちめておきましゅからね♪イザっち際にな、リクちゃん アンタンぐぁ大将たい♪ おいたち西日本各支部な、アンタば担いでっしゃ部下につくけんな。やけんしゃ、そんっちきは 恐れるこつなく思いっきりやりなちゃ♪」

「・・・・・・・・」


「・・・そいばってん まだなんか心細くて 不満なんかい?」

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「チャウわい・・・。ぶっちゃけ《千人力》ヤ。今の気分ならヨ、NY地区のユダヤ財閥にもタイマン張る度胸出てるけんヨ♪」


 バツがワルいもんで(照) 『じゃな』って、逃げるように ゆるい坂を下りだしましたリクめ。



フリ返りますと、主水は、《あの記憶の中に在る 豪放磊落な笑顔》で、

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『 気ばつけて行かれないね~♪ さいならあああっっ 』っと、至近距離なのに 大袈裟に大きく手をふって・・・

 最後に こう云いやがった・・・。



アンタ・・いつでん不機嫌で、愛想も無くてくさ・・いったいぜんたいナニば考えとるかもわからんけん人ば見えとったばってん。・・・でも、物えらい優しくて・・・しらごつじゃなかちゃ(ウソじゃないよ) ほんとばい、アンタほど・・ほんなごと人情あっけん人はおらんちゃ、リクちゃん・・・。

あと・・・安心せんね♪ リクちゃん、あんたくさ決して孤独な戦士じゃんなかと!。憚りなのら、ホラ ここに、おいのごたる熱狂的ファンばってんいるんやけんしゃヨ♪


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 ・・・オメエは 《ひどいやつ》だ・・・。この 謀略にまみれた「悪魔の申し子」泣かせて なんぞ得でもあるんかい?って・・・っっっ!!


 さあて!博多の支社に出向いてヨ、今回も盛大に嫌われ 塩撒かれてまいりますかって♪

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         負けるかヨ・・ワシは「港のリク」ヤ♪


                 《完》

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 【 沈む夕日を追いかけて 】  作詞・作曲 財津和夫


しばらくぶりのふるさとは 大きな街に 姿をかえていた

だらだをゆすって 走ってた 路面電車は 今はもういない


 悲しみこらえ たたずんで 好きだった人 ながく見送った

 後姿に 似合ってた  あの海辺のみち いまは車の道


 でも海は まだ生きていた いつも勇気を くれた海だった

 空の星は 昔のまま 指先に ふれるほど近くに
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 いつからだろう 父の小言の たったひとつも やめてしまっていた

 いつからだろう 母が唇に さす紅を やめてしまったのは


 長生きしてねの 一言さえも てれくさく言えず 明日は出てゆく日

 もどっちゃだめと 自分に言った 切り捨てたはずの ふるさとだから


 都会に海が 見えないから 人は僕を 笑いものにする

 都会の星は とても遠いから 人は僕を 夢みるバカという



いつだって 真剣に 僕は生きて きたはずだけど

 でもいつも そこには 孤独だけが 残されていた


 沈み夕陽は 止められないけど それでも僕は 追いかけてゆく

 沈む夕陽を 追いかけて 死ぬまで 僕は追いかけてゆく

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 追いかけて 追いかけて 死ぬまで 僕は追いかけてゆく

 追いかけて 追いかけて 死ぬまで 僕は追いかけてゆく

 https://www.youtube.com/watch?v=o_arJn42DNM
プロフィール

港のリク

Author:港のリク
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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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