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横浜・本牧 1967年の追憶 (後篇)

サリーさんから紹介された《そのひと》は、意外にも、いつもリクめが働く職場のスグ近くに在った。

中区山下町 横浜中華街・・・中華街は 路地の隙間まで知った気でいたリクめですが、正直…こんな一角もアルのだとは思いもしなくて。。。

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それは いかにも怪しい小路地裏とかではなく、むしろ中華街でも 品の有る一角。で 「そのひと」との待ち合わせは中華レストランでも喫茶店でも無く、

小ライブも出来る、「そのひと」個人所有の《アトリエ》で行われたのでした はい。


「ええ サリーから伺ってます どうぞ おかけください」そのひとは静かな口調で そう述べました。

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 《李世福》・・・「ヨコハマ」「ロック」でググれば 必ずヒットする ハマROCKの 顔役。

日本人でも アメリカ白人でも ハーフでも 在日2世3世でもない、【 ハマの地で生まれ育った《中国人》 】です ええ。

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李世福さんは静かで穏やかな口調で言う・・・《さんばそう》って古い言葉 ご存知ないでしょうね多分。

ハマの中華街は今、中華のレストランばかりが目につきますが、安政6年に このハマ地区の埋め立てが開始され、やがて南京町って呼ばれた ココの地域が出来て。

ええ、うちの先祖はその当時からの 大陸から移住してきた中国人でね。昔の中華街は むしろ、レストランは少数だったんです、「床屋」「洋服屋」「レストラン」3つの職業とも、刃物使うから それで《さんばそう》って呼ばれてて。
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それで、うちは 仕立てをする洋服屋でね、自分にとって祖父の人が服屋にも 見切りをつけて、当時珍しかった マンション経営に進出しましてネ。

慧眼っていうか、それがまぁ、成功というか、うちの父にしたら悲劇かな? こういう、殆ど労働もせず、チンタラとやかましい音楽やりながら、気が付けばジイさんだヨって、そんな息子産み出しちゃったんだから(笑)


長身にして痩身 長いロングヘアー、本人はスッカリ老けたよとは言うものの、肌ツヤも良く 年齢を感じさせない。

うん、雰囲気でわかる・・・このヒトは、本物の、趣味人にして 本物のインテリ そして《不良》だ。。。


・・・キミ リクさんだっけ? たしか音楽してるよね?今は無くなっちゃったけど、マイカル本牧にあった劇場で ゴールデンカップス再結成のコンサート会場で見かけた憶えがある。金髪はヤメたのかい?(笑)
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うん…問題の《マサ坊》だよね? うん、知っているか?ってなら、ある意味で 十分に《知ってる》・・・


1967年の当時、ここいら一帯で かなり精力的に駆け回ってましたからね、その 彼…マサ坊の事は 未だ憶えています ええ。

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でも・・・きっと驚くよ ああ・・・思いもしないような人物だからね 彼は。。。

正直…探し出されるのは、彼にとって喜ぶべきことかどうかは判らないですけどね。。。


 ジラす気は無いのだけど、まあ聞いてくださいリクさん。

ぶっちゃけ サリーの着眼はさすがだね、日本人…特に このヨコハマの人ってのは、個人的なスキルは高いのが多いんだけど、なんか…団結力がチョっと欠けてますよね。
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それぞれで勝手に気分でフラフラ動いて まとまりがないからハマっ子ってのは。人探しなんか大変でしょう?悪気も無いまま 想像や勝手な思い込みの記憶で色々並べ立てるから。


ボクなんかはさぁ この先もズっと、死ぬまで《横浜で生まれ育った 中国人》ですからね。共産主義に帰依した大陸の中国人でも無ければ、日本人にも同化は出来ない…
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勿論 《ガイジン》って枠の、白人層やアメリカ人でもない。どこにも属せず 属さない…地球上におけるボヘミアンなのですよ ええ。


知ってます ナポレオン党だってね、ココのアトリエの前の道を毎晩のように 爆音で疾走してたの この目で見てましたから。

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          『沿線住民は迷惑してたのですよ ええ』

憧れる?…いや、それは無かったですね正直。。なんせやかましくて安眠妨害でしたし(笑)当時のハマは、本牧に米軍キャンプあったし、凄い排気量のクルマなんかは見慣れてましたしね。

そういうハクいクルマ買う資力も無い若いのらが、ちゃちなトヨハチとかで かっ飛ばすってのも なんか…シェパード犬に 必死で吠えかかるテリア犬のように観えちゃってネ、
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      『圧倒的な物量、体力の差には勝てませんから』

悪いけど ああいうのってサ・・・日本人特有の 屈折した《カッコよさ》なんだよね うん。ボクからするなら、原宿の《タケノコ族》だったり、《一世風靡》が一時的にウケちゃったのと同じような気がします。
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ドイツ人もそうだけど、なんか…日本人って、個性を求めながらも…そのくせ個人ではとても没個性で、大勢の集団に混じって、みんなで同じ方向に突っ走るのが ナニおり安心で、好きで仕方ない民族性があるよね、

ヤってた人間らが ある意味でイチバン判ってなかったかも・・・この中国人の目からするとね、《かれら》は、粋でオシャレってより、すっごくドメスチックでマニアックな、【 日本的なムーヴメント 】それに熱中してたとしか思えない。。。


・・・なんか…日本人ではないボクとしては、ナポの連中も 当時のGSなども、誰かに敷かれたレールの上で踊らされ…必死になって そのキャスティングを演じているって・・・憧れるどころか、正直…痛々しい気持ちでしたね ええ。

ナポの連中も、ハマに集結した当時のバンド連中も、基本は…かれら皆 純粋、ピュアだったとは思いますよ。

でも、思い返しても・・・《ヨコハマ》って 1つの《舞台》・・・それを彩る【 没個性の演劇出演者 】に 自ら進んで参加していたに過ぎないかなあ?ってね、

果たして そこに《自我》はあったのか?? 中国人であるボクには、未だ理解出来かねるのですよ ええ。


クルマが好きなら、本当のレーサー目指せばイイじゃん・・・ただの1人も居ませんよね?ナポ連中で その後レーシングの道進んだのは・・・

音楽だって【 ナンでヨコハマなの?? 】当時のUSAからの輸入盤が多少早く入ってきたってダケでしょ? 当時だって 音がしたけりゃ、エレキ弾きたきゃ どこの土地だって可能だった。

白人やハーフだからって、特別優れてるとも思えない・・・自分らのホームタウンで飽きずに続ければイイじゃん?たまたま…ボクは このチャイナタウンに生まれた それだけですから ええ。
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若い頃はボクも、いろんなバンドに加入誘われたし、メジャーレコードでデヴューって話もあったのですが…でも、ROCKが《好きだ》っていうのと、《売れる》ってのは やっぱ違うのですよ ええ、

正直…あの カップスやジャガーズの連中が、当時の芸能プロ、その実体はヤクザって連中にコキ使われ、日々 疲弊していく姿は無残そのものでしたね・・・。

陽の目を見なかったヤツのヒガミといわれりゃそれまでですが、こんな、シニカルでペシミストを通してきたボクは、今 こうして静かに暮らせる環境でいられる それが《勝ち》だって 胸張って言えます ええ。


ナポレオン党だけど、あのさ・・・アレの 正式な《解散の日》って聞いてごらん、たぶん誰も知らないから うん。

コッチはじかに観ていたから云えます、アレは…《その程度の集まりに過ぎなかったんだよ》うん。70年代に突入した途端、ナポの連中は 櫛の歯が欠けるようにフェイドアウトで【 消えた 】。。。

ヤング720や平凡パンチが かれらを取り上げなくなったらば、急に、その熱気が一気に冷めたよね それはよく憶えてる。

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        『急に…一挙に静かになりましたねぇ』

本当なんです、解散式もイベントも無いまま、エタノール液が揮発するように【 消えた 】。当時のROCKにしても、洋楽志向から、「頭脳警察」とか、音楽性よりも政治的なプロパガンダが主流になって、

そしたらば 到来したのが 岡林信康とか吉田拓郎の《フォークブーム》じゃん。。。ROCK、音楽の面でも、【 いっぺんは死んだんだ ハマは 】。

かの英雄?《ゴールデンカップス》だってさ、71年の最後は 正直ミジメなもので・・・ドサ仕事で出向いた先の 沖縄で、演奏中にビルの階下で起きた火事で、楽器全部焼かれて デイブ平尾の《ヤメよう!》の一言で分解。。。

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で、ひぃひぃ云いながら沖縄から戻った リーダーにデイブは 水商売に道に行っちゃうし、エディー藩は、実家の《興昌》で中華包丁持ってるって、ね??・・・【 魔法が溶けた 】ってのはそれなんですよ・・・

GSブームも、ハマの走り屋伝説も、このボヘミアンの立場のボクからするならば、仕掛け人に踊らされた かなり無理目の お祭りであったと。。。

今もってボクはねリクさん…思ってるんです、今も TVバラエティー番組の手法であるでしょ? ゲリラ的に、イチ地方の、素人おだてて、番組内でさんざんプッシュしては、人気者へと【 仕立て上げる 】・・・
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でも、それも 番組自体の終了と共にサドンデス。。。マジで思うんですが、60年代末期の《あのブームと熱気》というのは、《素人さん起用番組》・・・それの 走りではなかったかなあって。


このヨコハマの地で生まれ 育ったボクなんですけどね、リクさん、それでもやっぱ…ボクは 日本人には成り切れない 在日の華僑《中国人》なんです ええ。

日本人と中国人、微妙に遺伝子が違うように、やはり その観方・考え方は違うって思うんです。

中国の漢詩には よく《悠久の流れ》って出てきますが、悠久・・・それの意味、あたかも動かない 不動のようにも観えて、それでも それは常に《流れ 動いている》・・・
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辛亥革命で それまでの清国から革命で 今の中国が起き、文化大革命、経済開放政策って・・・そんなですら、いっときの流れの様相それに過ぎないって中国人はそう考える。
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    『ボクら中国人は今が永遠とも最良だとも思わないのです』


だけど、日本の人は・・・ヒトが良いっていうよりむしろ、今起きている現象やブーム、それらが あたかも《永遠に続くのだ》って、根拠も無く、そう思い込むヒトが あまりにも多い・・・

刻々と時が過ぎ 状況は変化するという《現実を》受け入れらないって、そんな《弱さ》否定できませんね 1人の華僑として観ていて。



ちょっと おしゃべりが長くてクドかったかな(照)ええ ボクでさえも、ある意味では過去の記憶に縛られる 年寄ですよ ははは♪

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 ・・・予め メモしておきましたよ、《マサ坊》…今、彼はココに居ます 元気だと聞いてます ええ。。。

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 『すまんっっ!!リクさん…お詫びの言葉も無い・・・この案件の調査は【 中止だ!! 】…騙されてたんだ スッカリとね・・・』

やっとこ 辿り着けたって、そう思った途端の 盟友 八百政からの入電・・・

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        気にするナ 八百政 どぉってこたぁネエから♪

まぁイイさ。こういう手伝いの作業は 徒労で終わるのが原則でもあるからネ それはイイ。


しかし思うよねぇ・・・【 楽屋裏は覗くべからず 】って言葉。。。どの世界だって…奥の そのまた奥をと進んで行くならば、

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       ホントの舞台裏は おサムいものなんだワ。。。

物事には 必ずのように《ホントの真相》と、ナンてのかな・・・お寒いというのか…ショボいというのか?? 

豪勢な予算の映画のセット、それをじかに目にするならば、想像していたよりもズっとセコくてチャチなモノだって感じる、それとよく似た気分とでもいうか。。。


過去の出来事それを 想像し その夢に遊ぶってのは、人間にのみ許された快楽なのでしょう うん。。。
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でも・・・気を付けなきゃネ…【 その夢と記憶の《囚人と化してはお終いなのだ》 】・・・他でもない・・・ボクの父親が まさに「それ」なんだから ああ。。。


今も このハマ界隈には…【 運がよかった人間が生きてる 】、死亡したってより、ヒトの記憶にも残らず、無名なまま・・・一瞬にせよスポットを浴びずに儚く【 消えた 】…数多くの屍の上に、

サバイバルが叶った人間らは それを失念してはいけないって、そぉ 思うんですよネ はい。。。

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 エピローグ

・・・貴方、有名私立一貫校の前理事長 大橋勝信さん・・・このボク、ボランティア探偵 八百政治を騙しましたネ?露見しました すべて! 言い訳は効きませんから ええ。。。

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         ガチでマジおこの 八百政・・・

事の次第によっては、ボクは貴方を 殴り飛ばすかも 脅しではありませんヨ。。。


それでも・・・いったん引き受けた以上は、探偵としての業務は果たしますよ ええ。貴方がボクに依頼し、お探しだった かつての時代、ハマの界隈に居たという・・・

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 【 《マサ坊》それは・・・アナタ自身だっっ!! 】気付くべきだった最初の段階で・・・っっ!!


貴方の苗字ではない名前、勝信…世間的には《オオハシ カツノブ》で通ってますが・・・本当の その読みは《マサノブ》・・・なんですよね? 貴方こそが《マサ坊》なんだから。。。漢字の読みのフェイクに騙されたボクが愚かでした・・・《まさ》って読む 漢字は本当に膨大ですからね。


・・・案外と よく有る探偵への業務依頼なんですよ、《自分自身を調査してくれ》ってのはね。

多いパターンは、地位のある人とかが、自分の事を周囲の他人らが どのように捉え どのように発言してるか?って、それを知りたくてっていう。

貴方は・・・【 自分自身を 今、生き延びたヒトらがどれぐらい? 自分を憶えているか?いえ…《忘れてくれているのか?》それを確かめたかったんだ! 】
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        貴方は、《昔の自分》を消し去りたかった…


その表情は・・・ぐぅの音も出ない それですよね? 大橋さん…ボクが《マジで あたまにきてる》のはネ・・・

仮に貴方が、自身の過去の評判を気にする 単なる小心者であるなら、こんなにもハラは立てない・・・

大橋さん 貴方の本心は・・・【 今現在のヨコハマの地に…昔の自分の事を憶えていて、辿り着ける人間が何人居るか? 】それでしょ?不安のタネであり、かつ 真の目的は・・・


貴方としては、ダレも 昔の自分を憶えてもいないって、それが最大に 望ましかった・・・前科がある訳でも無く、絶大で不同な地位も有する貴方が、じゃあナンで?過去を畏れるか??

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大橋さん 貴方こそが・・・60年代の末期当時、新人のTVディレクター 正確にはアシスタントADとして、東京は赤坂の《TBS局》に所属し・・・

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       アンタは当時のハマで若者向けのネタを漁っていた

なにか新規の、若者向けの新規ネタはないだろうか?って、ハマ界隈をフィールドワークしていた まさにその時・・・

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旧のマリンタワー下にあった ホットドッグ屋に集合し、爆音で付近のハマの街を疾走する 若い走り屋集団《ナポレオン党》・・・それを見出し、すいべてのシナリオ描いて 演出して売り出したのが・・・大橋さん、貴方《マサ坊》だったんだ 違うとは言わせませんよ!!


それで起こしたブーム自体は 案外と短命でしたが、それでも・・・当時の若者らの多く、雑誌やTVの情報のみでも、かれらの記憶に、ナポレオン党や ゴールデンカップスって、それは強烈な記憶として その脳裏に刻まれた・・・。

短かかったにせよ、貴方がトライして創り上げたブームは、1つの《イチ時代のハマと若者文化》それを牽引したとも呼べると思います ええ。


そうです・・・それこそが【 神話 】なんですよ ええ。。。本当の現実の姿とかがどうであれ、《かつてイカした連中が居た》って、それは未だに滅びてはいない。。。


でも・・・《それじゃあ》大橋さん 貴方は困りますよネ??区議会議員はとっくに経験し、いよいよ次は 県議会議員選挙に打って出ようっていう貴方だ、
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今の貴方を観て かつての貴方を知る者が《あ!マサ坊じゃねえかアイツは!》って、それをいちばん 気にかけていたのですよね?? 違わないでしょう?


理由は判ってますから ええ。。。すべてのTVマンに共通した心理…『もっともっと!《イイ絵撮りたい》』、それの念に憑かれ当時の貴方は・・・
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        己の野心で、アンタは悪魔に魂売り渡したんだ

年代も近く意気投合していたナポレオン党の若者らを 巧妙に《煽り立て 焚きつけて》・・・朝比奈のダウンヒル、無灯火で疾走公道レースとか、国道16号から 134号 葉山まで信号ノンストップで飛ばす・・・
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最大は パトカー30台で追跡による 第3京浜爆走事件ですよね?? 後始末ってならどうなりましたっけ??

煽ってた 平凡社は、記者の総入れ替え、TBSは担当ディレクターの処分って、タダそれのみで【 オトナは逃げた 】・・・

大橋さん、貴方自身も イチ早くラナウェイして、放送業界から逃げるのに成功しましたよね?そして全然異なる方面から、今の栄光の地位へと昇りつめた 幸運なヒトです貴方は。。。

半世紀も前の、当時若者だった ナポレオン党の若者らはどうでしょうかねえ??

せめてもの幸いか?貴方とかが煽り立てて やらせた無謀なレースの最中に死亡する人間は出なかった…けども・・・

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      半世紀経った今も、アンタの手は汚れたままなんだ!

大橋さん…貴方が焚きつけて 道交法違反で数多くの逮捕者、懲役者も出た・・・常軌を逸したスピードで事故・・・死んでもおかしくない大怪我をしたり、大破して2度とクルマの運転が不可能…不具者となったって・・・

罪も無い 巻き添えによる交通事故の一般人の被害者だって1人では無かった筈ですよネ?・・・

そういう【 犠牲者 】・・・調べただけでも10名はくだりませんねぇ・・・。保証なんて 一切!してもないでしょ?貴方も TBSの局も・・・


ええ 知ってます。煽り立てた貴方の行為はもはや法的に時効でしょう ええ。が・・・【 それを憶えている人間が名乗り出てきたらどうする? 】貴方が恐怖する正体は それだ!!

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・・・アナタねぇ…少しは…【 恥を知りなさいよ! 】・・・テメエの名に傷がつくって事のみを畏れるって その態度と姿勢・・・まさに…醜悪だっっ!!

よろしいですか大橋さん? こういうのってのはネ、《いやぁ昔は時代的にラフだったから》とか《当時はどこもそうだったんだよ》って、それで済ませちゃならんのですヨっ     っ!!

 法的な時効の期限が過ぎた 今だって遅くない! 自身の記憶、それを当時の人間らが憶えているか?って、それを心配するよりも まず!

今 自分として出来得る 真摯な謝罪と賠償を 不幸に喘ぐかれらに提示するべきです!貴方にも…人間のココロが存在するなら。。。


しっかし・・・生憎でしたね 大橋さん・・・。ナポレオン党も クレオパトラ党も…ぶっちゃけ、アンタの事なんかは、1ミリも頭の片隅にさえ残ってなかった・・・
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       アナタは結局…時代に名は刻めなかった・・・

頼れる相棒 港のリクが見事 辿り着いてくれましたよ、貴方やTV局が仕掛けたブームには惑わされず・・・シニカルで冷静な目線で 当時のすべてを俯瞰していた・・・

インテリの音楽青年として、ハマの地で生まれ育った地元の人間として そして・・・
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中国人…在日華僑の子孫、【 李世福さんが 】…その彼ダケが 奇しくも貴方を憶えていた。。。


1つのハマ文化を創り上げた筈の貴方…《マサ坊》その名前と存在は もはや誰も記憶すらしてなかった・・・この結果…むしろ貴方には よりショック!なのじゃあありませんか??


・・・そうです、貴方自身こそが…タダの1度も、スポットライトが当てられぬまま…ヒトの記憶の闇に消えた Out Cast【 除け者 に過ぎないのですから。


  ねえ?…大橋さん貴方、ぶっちゃけ…【 虚しくないですか??】・・・

貴方はいみじくも、皮肉にも、自分自身の…【 過去の汚名 】それを 掘り起こしたに過ぎないのですから。。。


これからどうしたら??・・・さあ?(嗤)騙したボクに それを聞くのは 野暮ってモンでしょうが?

いずれにせよ、大橋勝信さん 貴方は、このヘボ探偵 八百政にとって、ブラックリスト・・・もう再び 貴方よりの依頼は受けません ええ。


 これダケは憶えておくと良いです、貴方の事…ココロから軽蔑する人間・・・このボクと 港のリク、その2名が 新たに加算されたって事ダケは事実なんですから。では お元気で。

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      帰ります、もう2度とお会いしませんので・・・


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 やるせない気持ちで、ハマ港沿いの小路をしばらく歩きながら 帰途に就く途中で、リクめは考えました。。。
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温厚な 八百政が あんなにも怒るのは珍しい。八百政の怒りの根源は、やはりアイツならでわの正義感から由来する怒りなんだろう・・・


でも、わたいは…ウソついてまでオレらを使い 過去の自分を探らせた、大橋って、あの男が・・・たまらなく《寂しく 哀れな生き物だって感じる》 うん・・・

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     最近ようやく、別離した父親と 共に歌える仲になりました

わたいはネ、八百政には なにひとつ…優っている点は無いけどサ、唯一 アイツよりも、過去にココロに傷を受け生きてきた自負があるんだ うん。だから思う・・・

過去の栄光にすがってばかりいる囚人になるのは良くないって思うけどネ・・・でもサ…人間にはサ、1つか2つぐらいは・・・

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          「想い出」は在った方がイイよ 無いよりは…

かぐわしき 夢に浸れる【 夢の記憶 】・・・それが有ったってイイじゃないか? って、そう思うねん ああ。。。


ンで、《それ》を持ってル人間ならば、テメエの過去を探らせるなんて虚しい行為求めるのだろか?? タダの《ひとつも無い》…それだからこそ、

 あの 哀れな男は…盟友 八百政に すがったのではなかろうか??


《幸福の尺度》なんて、ヒトによって それぞれ違っていても当然サ、高い地位や多くの資産を手にできなくとも、昨日の帰り道で、キレイな野花が咲いていた、家族と語らいおおいに笑ったり、友と飲んだサケが旨かったって、

そんな、ささやかな出来事だって・・・厳しくもツラい 日々の苦労を・・・たとえ一瞬でも辛い気分から逃れられる得難いコンテンツにもなれるんだ うん。


 過去とは 過ぎ去った昨日の夢・・・それでも、最後に掌に残った【 夢に 】…

現実逃避と貶されようと、しばしの時 想い遊べるのも、ヒトっていう生き物独自の 至福ってモンじゃないかなあ・・・。

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          それが有るなら、つらい明日にも耐えていけるかもヨ・・・


 さあ ケーキでも買って帰って、【 幸福の記憶 】それを今日も創ろうか♪



             《 完 》

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   【 一人 】 作詞作曲 井上堯之 唄 デイブ平尾


   夢のような 過去は消えて行く
   
   ひとりだけで ただ歩く
   
    もう誰も いない
   
   チュチュチュチュ 誰も チュ・・・いない
   
    チュ・・・ひとりだけでただ歩く

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    風が運ぶ 春はさけて行く
   
   ひとりだけで まだ唄う
   
    この俺を笑う
 
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  チュチュチュチュ 誰も チュ・・・いない
   
  チュ・・・ひとりだけでただ唄う

 
 https://www.youtube.com/watch?v=yvvMbJiqBSc



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非公開コメント

良いテイストでしたよ♪

八百政探偵の正義感と、港のリクとのナイスなコンビネーションでした。

もお半世紀も前から、「ブーム」は仕掛け人によって創られていたのですね 歴史的な風俗資料としての価値もある一作でしたね。

それにしても、当時のハマの街は 危険さに満ちていて、でも だからこそ、記憶に残る妖しい光を放っていたのでしょうね。。。

過去への旅

お父様と 復縁できたようで、良かったですねリクさん♪

夢を追う人は しばしば、最愛の家族にも迷惑をかけてしまいがち。
でも、昔の眩い思い出にひたることで、自我を保てているというのを
思いやれる分 リクさんは本当のオトナなんだと思います♪

正直な感想として、60年代って 「ラフでひどい時代」だとも思います(笑)
残れることに成功した勝者と、ちゃっかりと利用され捨て去られる 2つが存在したこわい時代だと。。。

近くて遠い

八百政さん。お疲れ様。
依頼人は、過去に自分がやってきた事に、良心の呵責があったのでしょうか?
否!己の栄達に足枷とならないか確認したかっただけ、としたら。ガキですね。

実家の前の道路の反対側から横浜市なのです。
道路が結界となっていたのか、全く交流は、ありませんでした。
吉田町の事務所で仕事する様になってから、横浜の奥深さを知りました。
キンさんのような、窮屈さは感じなかったですが。仕事でしか関わってなかったせいでしょうか。

成人してからも
「出身地どこ?」「〇〇市」「え〜っ!一緒。何町?」「〇〇町」「えっ!どこ中」「〇〇中学。」「じゃあ、〇〇さん知ってる⁉︎」
こんな会話で序列化したがる人いますよね。

李さんの語り口。当時を俯瞰で捉えていたと思えます。こんな方から、じっくりお話を伺いたいです。

ハマの最先端と自称しても、その実「サタデーナイトフィーバー」的な生活だったのでしょうか。

60年代って

思い出そうとしても、まだ小生も幼かったせいもあって、
「これだ!」って、1つの焦点のようなものイマイチ、把握できないのですよ。
ただ、今の現在よりも、1日1日が、アクティブでもあり、スリリングだったような気がしますね。
その「神話の時代」、キンさんは、リアルタイムで 輪の中にいらしたわけで、羨ましいという気持ちと同時に、
「かかわらなくて正解だった」っていう気持ち、そのどっちも感じています。

時代の記憶に残りそこねた人物の悲哀が どことなく感じさせる1作でした。
かの人物は、責任問題含めて、自分の事を誰も憶えていない事を念じ、でも、
その時期に 自身がかかわった作業や仕事が、いまだ衰えずに、ヨコハマで生き残っている事をも願っていたのでしょうね。
どこか、人の人生の寂しさを覚える そんな気持ちがしましたです。

「一人」っていう曲は

リクさんは まだ生まれてない時代だから、知らなくて当然なんですけどね、
あの曲は、ボクなんかの世界にとっての カリスマ的な金字塔番組、
萩原健一&水谷豊『傷だらけの天使』それの最終回
死んでしまったアキラの遺体を アニキであるショーケンが、夢の島に捨てていくって、せつない場面で流れていた曲で。

 夢にも 神話にも 終焉の時は必ず訪れるものなのですよねぇ。。。

Re: 冬忍草さんへ

 冬忍草さん いつもありがとうございます♪

> もお半世紀も前から、「ブーム」は仕掛け人によって創られていたのですね 歴史的な風俗資料としての価値もある一作でしたね。

拙いわたくしめの駄文ではなく、ある意味で、ヨコハマの「かつて」ってのは、
まんま『戦後史』にも どこかリンク、同期しているって思うのですよ ええ。

> それにしても、当時のハマの街は 危険さに満ちていて、でも だからこそ、記憶に残る妖しい光を放っていたのでしょうね。。。

ま~ 一長一短、玉石混交とでもいうのか、すべてが手放しで評価できるものだとは思えないのですが ええ。。。
でも、ワルい事の多くでも、ヨコハマにはどこかしら《ヒトが絡んで 起きた事》だって要素が濃いような気もして、
無機質的に 法や制度とかが先行したって、きわめてドライではない部分が 救われるような気もしているのです はい。

Re: ちゃー子さんへ

 ちゃー子さん いつもありがとうございます♪

> お父様と 復縁できたようで、良かったですねリクさん♪

どもども おかげさまで♪
ある意味…《いっそ家族で無くなるならば》、そこそこおもろい、気心も合うヒトなんス 父親は。
やっぱ ヒトとの関係性において 案外に大事なのは《互いの密度》ですネ。


> 正直な感想として、60年代って 「ラフでひどい時代」だとも思います(笑)
> 残れることに成功した勝者と、ちゃっかりと利用され捨て去られる 2つが存在したこわい時代だと。。。

ぶっちゃけ、ちゃー子さんの その考え方 大事なんですよ ええ。。
ヒトって 弱い部分も少なくないから、かつての時代の「悪夢」それを、ついつい 記憶の領域として、かぐわしい良い記憶に 置き換えてしまったりもします。
テメエの過去を脚色無しで シビアに論じられる勇気を持ってるヒトはそうそう居ませんからネ。
わたいも 生まれてない時代だから、よく判らない部分も多いのですけどネ、
たぶん・・・相当に ひどい部分 不潔で脱法的な部分が まかり通っていたロクデモない時代を経た上で 今が在るってのを忘れてはいけませんよネ ぅむうむ。

Re: アツシさんへ

 アツシさん いつもありがとうございます♪

> 依頼人は、過去に自分がやってきた事に、良心の呵責があったのでしょうか?
> 否!己の栄達に足枷とならないか確認したかっただけ、としたら。ガキですね。

八百政が激怒した背景が それで・・・
過去のテメエとしての存在は《消し去りたい》…が、テメエでデッチ上げた 時代のブーム その栄光は《未だ輝いているのを実感したい》って・・・
完全に 矛盾した身勝手な妄想でもって、他人に汗をかかせたって それでしてネ。

> 実家の前の道路の反対側から横浜市なのです。
> 道路が結界となっていたのか、全く交流は、ありませんでした。
> 吉田町の事務所で仕事する様になってから、横浜の奥深さを知りました。
> キンさんのような、窮屈さは感じなかったですが。仕事でしか関わってなかったせいでしょうか。

ハマってのは、たとえば 港北の地区だったり、逆に 磯子から先の、金沢区や戸塚区あたりとかってのは、
正式な意味で JRの桜木町から関内 石川町って付近の空気とは チト違うような気もしますよネ。
ドッチが上下か?ってのを比較するのには 意味が無いって思います。そう思うのが正常なんだと思えます ええ。
わたいも いろエロと、ハマについての文章書かせて貰ってますが、上方より上京した田舎者だからこそ書ける部分は否めないと思う。
それは 憧れでもあり、生まれ故郷ではナイ横浜の地に対する 馴染めない部分でもあるような気がしてましてネ。

> 成人してからも
> 「出身地どこ?」「〇〇市」「え〜っ!一緒。何町?」「〇〇町」「えっ!どこ中」「〇〇中学。」「じゃあ、〇〇さん知ってる⁉︎」
> こんな会話で序列化したがる人いますよね。

「赤テープ上等」同志が《それで》ガチでの乱闘を回避できるって(^^;
不良少年らの 知恵の一環でもアリましたようで 面白いモンでおますわナ♪

> 李さんの語り口。当時を俯瞰で捉えていたと思えます。こんな方から、じっくりお話を伺いたいです。

国籍は中国人として、でも 生まれと育ちは生粋の「ハマっ子」って、世福サンのよな御仁は、独特の面白みと興味深さがございまして ええ。
日本人にしても、あるいは母国の中国人にしても、一定の距離と、違った角度から物事を俯瞰する 冷静さと そしてどこか皮肉屋の部分が在って。
それはたぶん ドッチの側からも《自分は浮き上がった存在なのだ》って、ペシミスティックな感情によるモノなのであろうと分析します。
どぉであれ、なっかなかの分析官であり、評論家でス 世福サンは。日曜朝のTBS局に出てル ヘタなコメンテーターよか よっぽど面白いって感じます はい。

> ハマの最先端と自称しても、その実「サタデーナイトフィーバー」的な生活だったのでしょうか。

いつの時代でも《そぉなんだ》っても思われますネ、皮肉では無く 時代のブームを牽引するグループとはそういうもので。

かつて《CAROL》の親衛隊として有名になった 原宿の《クールス》なんかですと、逆パターンで、館サンなんかはお医者の息子・・・
岩城サンも、実家は 在日系の大きい建設会社のボンボンなわけわけで、ハングリーさ気取っていても、メエンバーは皆 裕福な坊ちゃんで。

で 代々木公園で踊ってた 竹の子族、アレを最初にムーヴメントとして起こした先駆者ってのは、
ジツのところ 埼玉は川口の TDKのカセットテープ工場の、会社の寮に暮らす 地方出のネーチャンたちで。。。
イチ時代のブームなり ムーヴメントってのは、《それが起きた場所》っていうよりも、
ハマなら、ハマに《他の場所から持ち込まれた事案》それが花開いたのだろうって思うのですよ ええ。
その意味では ハマの街ってのは 1つの《舞台》であり、ゼロの部分から物事をクリエイトしたのだとは言い難いって そんな子もします はい。

Re: 長生きの秘訣さんへ

 長生きの秘訣さん いつもありがとうございます♪

> まだ小生も幼かったせいもあって、
> 「これだ!」っ1つの焦点のようなものイマイチ、把握できないのですよ。

わたいなんざ まだこの世に産まれてませんので、てんで理解できてないって、ぶっちゃけ 勢いダケでブチかましてますから(^^;

> ただ、今の現在よりも、1日1日が、アクティブでもあり、スリリングだったような気がしますね。
> その「神話の時代」、キンさんは、リアルタイムで 輪の中にいらしたわけで、羨ましいという気持ちと同時に、
> 「かかわらなくて正解だった」っていう気持ち、そのどっちも感じています。

思うのでありますが・・・60年代の若者文化とブーム・・・
それを支えていたのは ぶっちゃけ・・・「当時の日本の高度経済成長」それではなかろおか??と。。。
あの時代の『儲かってます はい』ってのを、風俗・現象面として、実際として具現化する 色どりであったような気もしてるのですが どうんんでショか?

> 時代の記憶に残りそこねた人物の悲哀が どことなく感じさせる1作でした。
> どこか、人の人生の寂しさを覚える そんな気持ちがしましたです。

でもやっぱ…あの マサ坊が1人で 時代のブームをコーディネート出来たって筈はナイわけで。。。
どんだけの才気があったにせよ、初めて履いたローラースケートが 運よく偶然 ウマい事滑れた♪ってラッキーそれも相当に影響していたのでは?って。
いかんせん ヒトってのは、栄光の記憶ばかりを記憶しているようですが、その陰には 膨大な 無残なル失敗や蹉跌が転がっているって そう思えてなりません はい。

Re: サンシャインさんへ

 サンシャインさん いつもありがとうございます♪

> あの曲は、ボクなんかの世界にとっての カリスマ的な金字塔番組、
> 萩原健一&水谷豊『傷だらけの天使』それの最終回、せつない場面で流れていた曲で。

トキさん(デイブ平尾)も 早くにあの世へ召されてしまいましたからネ~~。。。
ぶっちゃけ 『あんなにもサケさえ飲まなければ・・・』惜しいです マジで。。。
完全に アル中としかいえませんでしたから・・・酔いから醒めているところ見たことないって感じで。。。
あの破滅的な生き方に 憧れを抱くのは間違えだと思います はいー

No title

あのころ進駐軍のベースがある所って、いつも最新のファッションやフードや音楽や遊びが必ずある
当時の若者のメディアは間違いなくラジオで、それもFMじゃあなく、'FEN'
その電波にオンエアーされたアメリカンイングリッシュの洪水
ことに '60~'70 の音楽シーンは何が出てくるのか分からないよなるつぼのようだった
今のように手軽に情報を手に入れることが出来なかった
だから
何であれ彼らの真似をすることがクールだと信じていたし、自分ても何かを体現しているような気がしたものさ
派手好きな連中はバイクやクレージーカー
あるいはサーフィンにココロを持っていかれた連中が湘南には居たようだし、
くそっ、奴らの喋っているコトバをできるようになってみせる っと思い不良じみた格好しながらも、猛勉強してた連中もそこそこにはいたはず

上っ面だけだとかいろいろ揶揄されるのは仕方がないけど、何せ日本にとってもアメリカにとっても、新しい文化がどんどん生み出されていた時だったから・・・

そして時が流れた
リクさんのお父さんだって70は超えているでしょう?
人は一生涯メモリーされたデータの中だけでだけ思考を巡らせ、そしてメモリーの他には経験出来ることはないと思い込んでいる
と言うか所詮マインドと言う世界だけでいきているものだ
キンさんと李さん
この二人の語り部は共に自分を客観的に見てる
とてもクールだね
もう残り少ない人生
それをどう生きたらいいのか彼らなりによく知っていると思う
ボクは70になる今年、過去の夢は観ない
未だ観たことのない水平線と地平線の交わる、彼岸という世界をこの目で観ることができるようになろうと思っているんだ

Re: pierrot le fouさまへ

 pierrot le fouさん いつもありがとうございます♪




> そして時が流れた
> リクさんのお父さんだって70は超えているでしょう?
> 人は一生涯メモリーされたデータの中だけでだけ思考を巡らせ、そしてメモリーの他には経験出来ることはないと思い込んでいる

ウチとこのオヤジってのも、ナンていうか…単純に「反面教師」って風に断定するのもチト 違うかなって、そう感じている現在でス ええ。
退職の日まで あたかも機械の如く、同じ毎日をキチっと継続する、ンな模範的(?)勤め人で無くて この息子としては、『むしろ良かったンぢゃにゃかろぉか??』って考える昨今で。

気まぐれな放蕩そのものの遊び人であり、火宅の人であった『あのクソ親父だったからこそ』(笑)
今のテメエって生き物が、やっとこ…完成の兆しを見せているのかもなぁ・・・って。
ウチとこのオヤジにしても、いちお~同志社に入れるダケのオツムはアリましたから、(いっさい 講義には出た記憶はナイそ~ですが)(^^;
他人から観るならば、マジで アホアホな諸行をなんら改める事も無く、それの代償として、多くの人生の時間を無為にしたって いえるのかも知れませんが・・・

でもネ、ボクは 宮津の家でTV観てて、オヤジが音楽番組とかで、『おっ!今のギターフレーズのリフ、なっかなかのセンスあるやん♪』とか それ聞いてるのは、けっしてイヤではなく むしろスキでした はい。
ヒトである以上は 誰にだって 抜きんでた長所や 独特のセンス・才能は有りますよネ?
思うんですが、上下は関係なく、どんなヒトとでも同じ態度、トーンで接し、ヒトの意見を否定せず最後まで聞く、そういう父親で「良かった」とも。。。

> キンさんと李さん
> この二人の語り部は共に自分を客観的に見てる とてもクールだね

キンさんは、当時の外務省中東局の不手際の 詰め腹斬らされるカタチで失脚した 元最大大手の商社マンですし、
李世福さんってのも、失礼ですが…ひとりのプロROCKERとしてなら、フェスチバル等でも 前座枠を脱しきれなかった「消えた天才」で。

思うのでありますが、おふたりに共通するのは「挫折の経験」それだろうって思うのです ええ。
その挫折が在ったからゆえに、周囲に起きる物事を、単純に熱狂はせずに シニカルに、俯瞰して眺めるテクニックを会得したとも。。。
わたいなんぞにしても、何度か書いてますが 見えない牢獄に10年間 って、それの捲土重来で、意地張ってなんとかココまでは来れた気が。

> ボクは70になる今年、過去の夢は観ない
> 未だ観たことのない水平線と地平線の交わる、彼岸という世界をこの目で観ることができるようになろうと思っているんだ

ナマイキ承知の リクとして申しますが・・・
昔と今の「70」が 決定的に違うのは… 今の70は、《ビートルズを経験している70》ってことです ええ。
ビートルズの藝術性、楽曲の精密度はおいといて、それの洗礼を受けた 今70となるヒトらが、
共通するイコンとして働き、成果として この世界の壊滅的な世界大戦をなんとか食止めたって気もして。。。

でも その代わり…100年以前前のヒトのようには、精神世界領域での 1つの「悟り」は捨て去ることになった…って思う。
ぶっちゃけ・・・『70そこいらじゃ 彼岸の向こうなんざ観得やせんゼ ダンナ♪』
ムリしてまで ンな心境に陥る必要はござんせんて! あたかも その境地に達したって思いこむのは それは悟りでは無く、
かのシャカムニですら陥りそうになった 『魔境』でスのだ はい。
プロフィール

港のリク

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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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