どもども リクです
なにかと摩擦が大きい リク重役(^^;
恒例の(??)『ヒネクレ怪談』をば ブチかまそ~かと思ったのですが・・・
なんてのかなあ・・・その当時の「構図」・・・ってモノを チトばかりご理解していただきませんと、
全体のハナシが つながりにくいとゆ~か、『なんでそうなったか??』が希薄なので、
チトばかり今回は、次回につながる『どうしてそうなったか??』を ある部分 特化して書かせていただきます。
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全然イケてなかった バンド時代・・・
リクめが大学時代に 結成していたロックバンドですが。
神奈川県内では チビっとだけ・・プチ・ブレイクしていた短期間がございまして はい。
たいしたことないッス、大抵は 5,60名で満員のライブハウスをなんとか満員にさせられる程度・・・
キャパ人員として最大は、定員400数十名のホール、そこをワンマンでヤるって際、いちお~居ました ファンとか 追っかけのコらを・・・
『うらぁ!!チケット売ってきやがれ!!売れなんだら今夜はメシ抜きやド いひいひ♪』って・・(--;山椒太夫もマッサオに ネ~チャンらをコキ使い(笑)『なんとか・・・なし得た一瞬の【栄光】』で・・。
この健気なるコたち・・もっとやさしくするべきだった(悔悟)
まだ二十歳ごろの アホアホ大学生ですから わたしらバンド全員は。
世の中 完全にナメてたってか、ぶっちゃけ「気分は大物♪」調子コイた挙句が・・・
『日本縦断 ライブハウス・ツアー敢行!!』って・・・今考えると カオから火が出る ぶっちゃけ【暴挙】をブチかましまして はい・・・
結果は・・・いうまでもなく【 悲惨 】そのものでおました なはは~~(^^;
よ~するにわたしらなんてのは、県内のみの「ローカル人気」でしかなくて、ライブハウスの動員たって、実際のところ 半数ほどは『いっつも同じ ファンのコらで占められている』健気に毎回つきあってくださるファンのコの善意に支えられたダケの代物だったって【現実】を 痛いほど実感いたしました。
ただま~~・・当時は あくまでわたいら「学生」でっからネ、演奏とかがウケない現実は仕方ないにして・・・
ポンコツのキャラバンに楽器とアンプ積んで、関西からスタートして、ホームタウンを越えて、新潟あたりまで日本を「縦断」するって、
「最期」は まさに鉄クズと化した機材車(--;
一種の『ロードムービーの実写版』演じているようで、どこかウキウキとゆ~か、色々なハプニングもありましたが、それなりに 楽しい思い出でございました はい。
問題だったのは・・・「バンドの会計責任者」で・・・
その当時ですら、およそ十二箇所ぐらいのライブハウスを回るためには、ガソリン代、食費含めて 150マン円ほどもかかりまして・・・
ケチンボであると同時に チト冷静もあったリクめは、おそらくは ウチらバンドがこのツアーでお金稼げるだなんて『それはムリやんケ』って考えてましたが、
他のメンバーとかになるとコレが、『帰るころにはウハウハ♪だぜイ』などと チョ~甘い計算しとりまして(--;
関西とかで 打ち上げで やったら高い店選んだり、アマチュアのセコバンドには向かない高級な宿とか選んだ結果が、
早い話『ほどなく金欠状態』にブチあたりました とほほのほ・・・
メンバーA「どうしようか??・・・あと、・・・円しか残ってないゼ・・」
メンバーB「オレに妙案が・・。リク、オメエ ステージ用の♀用ドレスあるじゃん?あれ着てサ」
リク「どないすんねんそれ着て?」
メンバーB「オンナの色気100%ブチかまして 夜の街に立てヤ」
リク「げげっ!!」
メンバーB「リクなら 化粧させて、モノさえ言わなきゃそうはバレねえって♪ スケベ親父ひっかけてヨ♪」
リク「アホぬかせっ!!イヤやで ンな親父に掘られるなんてわたいは!」
メンバーB「大丈夫♪さあベッドインって瞬間・・・オレがグラサンかけて『おうおう!オレのオンナにナニしやがるってんだオッサンよ~~』って乗り込んで 有り金奪う ただそれだけ♪」
リク「あのナ~・・・世間じゃそ~ゆ~の、《美人局(つつもたせ)》と呼んでまっけど(--;」(刑法249条 恐喝罪 10年以下の懲役でおます)
ま・・・こ~ゆ~おバカどもでございヤした(^^;
で・・・神奈川県内限定にせよ 「プチ・ブレイク」したキッカケとゆ~のが・・・
残念ながら 「実力100%」ではありませんで・・・(--; ヤってますことは、ゼンゼンとウケない初期のころより変わりません。
いちお~『上手いバンド』だと評判とりまスた
ストレートかつシンプルな ロックンロールバンド路線だったのでありますが、
ま~~~~~・・・ヤってますテメエらですらがアキレるほいど『ウケない』・・・
今でも TVとかで、全然ウケなくてサムい雰囲気になってる お笑いのヒトとか観ると、なんか・・その気持ちがわかります(笑)カネにならないのは覚悟の上ですが、オーディエンスのレスポンスが乏しいってのはホンマ辛いのでして。
で、『も~ヤってても意味ナイから解散するべ』って、しょっちゅー話題に出てたのでありますが、
だが・・そうもいかない事情・・・それは『バンド活動での借金』で・・・
でもコレは、実際にサラ金とかに借金があったってのと違いまして、要するに、ライブハウス出演にかかわる『チケット代の《店への借り》』なのでして はい。
ぶっちゃけ アマチュアも対象の ライブハウスには、どんなにド素人さんだろーと、規定の料金を支払えるヒトは舞台に立てます。
その「料金」ってのが、わたいらの活動してた時期には、『ライブ・チケット』という名目で。
バンドの人気と「格」によって 額は異なります。だいたい二千数百円のチケットを40枚程度割り振られて、
それが全部 売れるなら、こちとらの「ギャラ」にも相当します。店側も、ド素人上げて損するのはマッピラですから、その当日の最低売り上げ保証分をゲットしときたい訳で。
だけど わたいら人気なくて(笑)大抵は チケットノルマは ほぼ『持ち出し』・・・
ライブすればするほど、店への「借り」が増えるって まさに《負の構造》(--;
なんか、このまま 借金抱えたままドロンするってのも忍びないし(笑)(^^; なんとか借財分だけは完済したいよね ってことで・・・
アレコレと考え出した結果が・・・『そうだっ!! リクを《謎のお色気女性ギタリスト》って路線で売るべい♪』ですと・・・(T▽T)
「それだ!な~んで今まで気づかなかったんだろう♪」「コレで一気に赤字解消だあ♪」・・・こんなていたらくが 最高学府の学生・・・日本の夜明けはもはや来ません(^^;
これまでにもこ~ゆ~「おちゃらけ」はヤってた
けっ!! ヤセても枯れても こちとら荒くれだゾ? ンな真似が出来るか!! ・・・っとハッタリかましたいのでっけども・・・
ぶっちゃけ・・人間『これならカネになる♪》って言葉に逆らえないってのがジツにもって哀しい性(さが)でおます(笑)
おお!チチ寄せてナンボかなるなら やったろ~やんか!! って、ぶっちゃけわたいも「ノリノリ」で いひいひ♪(^^;(←コイツもじゅ~ぶんバカ)
で・・・始まりましたはインチキ路線の《女性キャラ生活》・・・
初期の頃からウチらバンドを支えてくださってます ありがたい古参のファンのコなんぞは とっくにリクが♂だって事実は承知してますけども、
大シッパイの『ほとんどAV』のプロモ・ビデオ撮影(^^;
一種の《企画モノ》として、「あえて知らないフリ」通して貰いましてネ、まったくプロレスの『あのマスクマンはダレだ!?』って世界とイッショでおます。
エロエロなカットでの宣材写真とかをのっけて・・
おそらく・・「あの世」でご先祖にこっぴどく叱られますわナ(--;
な?? カネのためとはいえ、イエ、真剣に自分の身体に起きる 女性化に悩んでるヒトも少なくないってのに こりゃヒド過ぎる・・・(--;
まあ・・モチロン、後悔と反省は今でもアルのでございますが、ある意味で、『この事』により、
『うむうむ・・もはや 世間様に、チマチマ、《泣き言》述べるのは いかにも卑怯やデ。』って、「決意」は固めました。ワシもオトコでおます。
騙され被害者続々(笑)人気者バンドへと(イロモノ扱いですが)
なんてーかなあ・・ヤってるのは いかにも「インチキ女装」なんでありますが・・・
その「気分」ってなら、ドッチかゆ~なら、『かぶりモノ着たキャラクターになりきる気持ち』って感じで・・・
正直・・・「案外に楽しい♪」 通常の自分ではない、《虚構の》キャラクターに なりきるってのは独特の快感がございます はい。
ですが反面・・・それまでにはなかった《手間 面倒さ》がついて回ることになりましてン・・・
完全に《アングル》として、プロレス真っ青の『正体不明の女性ギタリスト』をば演じるってなりましたので、
まず キツく制限されたのは・・・『オメエはモノ言うな!』
特に 地声で、「やんけ」とか「ンなアホな」とか、「イてまうド ワレ」とか(^^; とにかく下品な関西弁と オトコ言葉使いは厳禁!!
ぶっちゃけ ドコのクラブのネーチャンやねん?って・・
最低限度しゃべくらにゃならんトキは、ウラ声駆使して誤魔化せ!って、けっこ~厳格なルールが敷かれましてン。
わたいも 「ヤりまひょ!」ってなりますと、案外成りきる方ですんで、しばらくの期間は 徹底して『オンナとして成りきりましょう』と、
ステージではモチロンですが、昼間のガッコでも、バイト先でも、家に帰ってからも・・・
着てます服や格好ばかりでわにゃい・・・「仕草」「指とかの動かし方」「なにげない表情」とかとか・・・
気がつくだけの一切を「とにかく♀としての風体」を演じまして、ウチとこの お母ンからは『アンタ ついにクルったンかいナ??』って、当時は真剣にシンパイされました いひいひ♪(^^;
・・・その結果が・・バンドも解散して『も~ヤメた』って、元の《リク的生態》に立ち還っても、「もはや遅かりし・・・」
その後もズっと身についちゃった いわゆる『オンナ脱ぎ』
スッカリ、家の近所では わたいのこと・・・『あっこの家の お嬢はん』として認知されてまってて(笑)
年月が経つにつれ それがやがて『あっこの 若奥さん』ってな変遷に(^^; 自業自得はコレでんがナ うむうむ・・・
「面倒」ってのは、やっぱ・・・《お化粧》、ぶっちゃけ「手間がかかるし なんたって!カネがかかる・・・」
「ちふれ」なら安価でおますが、やっぱ「ロック」でおますからネ・・『やっぱ ココはビビッドに《マリークワント》しかないっショ!』ってんで・・・
必要ないモノにやったらカネかかり・・・
けっしてこちとらは、「したい」訳はない 化粧、塗たくるが為に、高額な お化粧セットをば買い込む羽目に相成り(--;
で、バンドのメンバーの「カノジョ」が 職業 お針子サンでしたもんで、丁度よく・・・ってのか? それもそのカノジョ、夜のショーバイの おミズのお姉さんの衣装を専門にしてましたもんで、
も~~ハンパない ドSEXYなル エロエロなドレスとか持ってきまして それ着るリクちゃまでおました はい。
本当に「困ったなあ」は、ぶっちゃけ「(ステージ衣装に)着替える場所」で・・・
例の プロレス的なアングル もありますから、『おいっス!』なんて、オトコ姿で楽屋入ってきて、サルマタいっちょで着替える・・・なんてのはNGでおますからネ、
ようするに 使える筈の楽屋が使えない状況。。。
なんせが♂なモンで「女子更衣室」は使えないし・・・
ではどこで着替える??・・・コレが案外と選択肢がございませんのだ うむうむ・・・
「ロックバンドの演出の一環」とはいえ、ぶっちゃけ やってる事は ある意味完全に《変態の女装》でもアリまっから(笑)(^^;
駅のトイレなんざゼッタイ駄目ッス、通報された場合 意外にシャレで済まない・・・
で・・回数として一番多かったのは、やっぱ・・クルマ借りまして、ワゴンなら なおOK♪
着替えはイイけど、メイクがきわめてヤリにくい・・・(--;
そこの後部席で着替えてから ライブハウスの現場に乗り込むってパターン。ただ・・クルマの中では「メイク」それが なっかなか仕上げにくいのでおまして苦労いたしましたわいナ~。
そうしてますと 意外な「救いの神」が・・・ホームタウンのライブハウスが入ってますビル、そこの2Fが いわゆる昔風にいうところの『ピンサロ』で。
事情を理解した 店のお姉さんや、スタッフさんなどが、『ウチのホステス用ドレッシングルーム使いなヨ♪』って言ってくださり 思わず《涙》
本職のおねえさんにセクハラも受けまスた(^^;
いってみりゃ こういう稼業で働くヒトら、けっして お上品ではない・・・ガサツですし、すべてを肯定できない部分もアルのでありますが、
だけど・・・「お互いに 弱い立場、同じラインの人間には《とてつもなく やさしい》」・・・
バンドのため《女装》をして よかった事として まず!挙げられるのは、『街のヒトの《人情》にふれられた事』で♪
しかし「問題」はステージ、「ハネた後」で・・・
いまだにリクめなんぞは、ウラ街の野良犬のようなモノだと言えますが、だが 少なくとも、底辺で健気に暮らす 街の人々らを けっして否定はしない。
『ボクらはみんな ヨコ一列なんだ!』って、心底から思える人間となったのは 「ヒトとしての成長」であったと 未だに固く信じているのでございます はい。
ただ・・・ある意味で あなどれないのは、人間の『慣れるチカラ』でございますだヨ うむうむ・・・
たとえば 髪をとかす仕草、セーター類を脱ぐ仕草、細かい指先の【仕草 諸動作】・・・サイショこそ 見よう見真似で、行っていたはずの「それ」が・・・
いっぺん 身についた【癖】ってのは ぶっちゃけ なっかなか抜けないのだ・・・@@;
そのまんま帰ったなら母親が卒倒するので(笑)
シャワーあるとこを確保するのに ひと苦労。。。
持ち前の「カラダ」が♀スペックってことも関係しますネ たぶんに。なんか・・・ミョ~に『仕草ぜんぶが お上品』(笑)になっちまいましてン わたい(^^;
ハメ外した 飲み会とかで、も~完全に酩酊してきたししますと、ぶっちゃけ・・フトした瞬間・・『あれれ?わたいの性別ドッチだっけ??』って(笑)それすらがワヤになってまう瞬間があってビビります。
ま~、てな訳で、マッタクの イタズラ心から発生した「なりきり女性キャラ」だったのでございますが、
以上の 環境設定(?)にて 次回のヘンな奇談は進むってことで♪
いっとくが わたくし「付いてるモノ チャンと付いて」おりますので(^^;