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悪役志願 (完結篇)

ホリとツルんで、センパイを海に放り出し寸前にした 1件から、イジメにメゲずに居残った わたいら「同期」のメンツ、

周囲も次第に『アイツら マジで怒らせたらチョっとヤバいゼ・・・』って風向きへと変わりました ええ。
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基礎的な環境さえ改善されるなら、好きで入ったこの仕事、相変わらずカラダはキツいが、ココロはずいぶん軽くなった。


ホリは・・・そのいかつい風貌とは真逆で、ぶっちゃけ 女性への免疫が不足してたって そう思えます。

あのオンナ・・・源氏名を「マロン」という、早い話が『お水のオンナ』。
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おそらくはホリのことだ、港界隈の先輩に連れられ 行った先のキャバクラ そこでマロンに 引っかかったのだろうと。


お水のプロという視点でなら、マロンは優秀だったと思うのです。性格はサバサバ系、ギャグ線も高い、毒舌と自称して悪口や文句、陰口を笑いの会話として昇華させるテクがある。

でも、ナマイキ云わせて貰いますなら・・・マロンはただただ、周囲に対し無礼な態度を取っているだけなのに開き直っているタイプなのだと思った。。

敬語を使わないでタメグチになるぐらいならまだイイですが、言葉遣いが乱暴で汚いヤロー言葉だと コッチも聞いていてストレスが溜まってきます。

上から目線の言葉になり今恐縮ですが、このマロンってのは『育ちが悪すぎる』っと思った。

大体、育った環境や性格、体型は声や喋り方に出るもので、 マロンのように、会話している時に刺々しい印象を受ける女性は、ほぼ間違いなく性格が悪いと見て間違いないってのが、女性との交際でサンザン手痛い目に遭った わたいとしての「持論」で。

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若くして 店のTOPの売上げを連続させる そのマロンにホリのヤツはナンでか?スッカリ「入れ込んでしまい」・・・

まあ マロンにしてみりゃ『チョ~御し易い ラクな《カモ》』その1人でしかなかったンだろうって思う。

ってかネ・・・《それならそれでも イイのだ》うんうん。夜の街場の 陳腐な言葉でいうならば《LOVEゲーム》

騙しては また騙され、ギャンブルなんかと同じよなトーンで《割切れる》ホリが「それ」であるなら良かった。。。

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いったい何本の ドンペリの栓開けたのだろ~ね? マロンマロン♪ って、ノボセてやがります ホリのツラったら みっともなくてしゃあなかったってのも事実で。

わたくし港のリク、他人の恋路にクチ出しする程ヤボではござんせん。でも、チトばかりシンパイだったのは・・・

それは《人間としての 弱さ》それです。2年の修養期間が終わり、一本立ちした 荒くれとなった 我ら同期。

元からの才能に加え 素養、老舗チームの《耀》からスカウトされたホリは、スグ、班長 小頭それらを飛び級で越えて、事実上の《組のサブリーダー》へと破格の出世を果たした。

妬ましさは…無かったとは云えないかも・・・でも、それよりも わたいが個人的に密かにシンパイしていたのは、

ハマの港に伝わる 皮肉な「法則」・・・『早過ぎる出世果たした人間ほど その後の業務でしくじりやすい』って 言い伝え。

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事実上のサブリーダーに上った ホリの立場には、ある一定程度の『決裁権』を付与され、テメエの才覚でもっての商取引が可能となります はい。

要するに、ウン億円だってナ 膨大な金額には程遠いですが、業務上で 殆どの場合 百万円単位のキャッシュを右から左に移せる。


・・・コレが【危ない】・・・サイショに ホリさんホリさん♪ っと慕ってくる後輩筋へのオゴリから それははじまる。。。

テメエの身銭でカタがつくのなら それでもイイ、だが・・・キャバ通って、(おそらくニセモノの:笑)ドンペリ入れるってなったならば・・・

実直に間違いないホリだとしても・・・けっして手を付けるべきではないカネをって・・・なによりそれが心配で。

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        失うに惜しい 人材がハマから去り・・・

ハマの港の 長い歴史の中でも、こういった、将来を嘱望された有望な人間らが、結果…潰れていったのです はい。


1度ダケですが、マロンが勤める店に 客として行きました。

いや~ 詳しく再現したくないぐらい、クソミソに貶されました。女性化したオトコってのに嫌悪感を抱くタイプだったようでマロンは。
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それに、キレる水商売のオンナゆえの勘も働いたのだろうと思う。それなりにスケベそうだけども、マロンとして、テメエの色香でコロっと転がせる相手ではナイって、たぶんに直感として感じたのだろうと。

ってか、ナニよりも増して・・・わたいは【ケチンボ】だから(笑)(笑)

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それでも・・・30分もすぐ至近距離で、サンザンっぱら ココロに棘刺すセリフ吐かれ続けて さすがにわたいも 気分が凹んでまって・・・

負け惜しみトークとして云いますに、これ以上のマロンから吐き出されるトラッシュ・トークを聴き続けると、なんだか わたい自身の魂の格が堕ちるような気がして。。

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        くっそ~~あの くされキャバスケがよぉ…って

夜遅く 家へと戻り、家人はもう寝ているようなので 静かに風呂へ入り、その後 ダイニングのテーブルにしばらく座ってました。


「なんヤ まだ起きてんの リク坊?」アクビしながら お母ンが。

「お母ン ゴメンな・・・。こんな、息子とは名ばかり…オカマかニューハーフみてえにしか観えよらん ンなワシで・・・」


「アンタ・・・真夜中にナニ云うてんねん??・・・」

「高校で ラグビーやってた息子が、まさか…こないなカラダに変身するなんて、お母ンかて さぞやつらかったやろナ。ゴメンな・・・」

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母は冷蔵庫からエビアンの小ボトルを出し、テーブルの椅子に腰かけ グイっと半分ぐらい飲み干して。


・・・あのナ リク坊? オトコらしいオンナらしいとかって、それ『見た目の問題』そうやろ?

ヒトは見た目が 七割九割っていうけど 果たして《そうやろか??》。

アタシはナ、リク坊アンタが、どんなカラダつきになりよろうが、《こんなの息子やない!》なんて思った事 1度だってあらへんエ?

ホンマやヨ? 仮にわたいがメクラになったと思いイ?リク坊アンタのチチが出てよーが、出てなかろうが、ンな事は ど~でもエエことやん??


リク「って・・・ワシかてナ・・テメエに自己催眠かけて、上を向いて前を向いて歩いてきた。でも…わたいが日々暮らすこの《社会は》思うよりも 小さい。決まった職場環境、ンでもって一定の生活スタイル。そこの中でカオ合わす人間も一定といえますやん?」

お母ン「なんやねん それが?」

リク「ジツは数時間前ナ、お水のネーチャンに、コレ以上ない!ってぐらい、この女性化をけちょんけちょんに貶された。いや、そんなんにメゲるわたいとチャウのはアンタかてわかりますやロ?ネーチャンの毒舌に屈したのとじゃなくってナ、ぶっちゃけ・・・《こういうのがワシみてぇな身体つきした人間を目にした際の 本音なのか》って・・」

お母ン「しっつれ~なオナゴやんかぁ!なんかクリソツに産んだわたいまでがブスや云われた気分やわぁ」


リク「みんなは・・・思ってても、わたいに気イ遣って 言わへんだけなんヤってナ。何日も泣いてるって、ンなヤワとチャウ。明日の朝になればケロリっと忘れるよって、今夜ダケは 沈んだ気持ちでもエエやろ?」


 母は云いました・・・

・・・リク坊 聞きイ、本当に《不憫》なのはネ、女性化陥ったアンタではなくてネ・・お客であるアンタに、毒舌のみしか吐けないって、《その子こそがイチバンに不幸》それなんやワ。

おそらくはその子、今までに 誉められることなく、叱られ続け、貶され続けて成長したのヤって思う。可哀想に・・・。

その子、そうやって 絶えず他人へ毒撒き散らしながら、ココロの中ではワルクチ言う自分自身にもっともっと傷ついて 内心で悲鳴上げて居る筈。

だから・・・リク坊 カノジョのこと 許してあげなさい な??許すことでアンタ自身も《救われる》・・・


リク坊 久しぶりに 踊らへんか? 真夜中やけどエエやん♪ 流行のステップ教えてぇナ♪

・・・悩んでいたかて構わないわって。哀しければ泣けばよろし。でもナ・・・覚えとき? 世の中を生きる上でいっちゃん強いのは・・・
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           荒くれの母 此処に在りですかな

他でもあらへん、ツラいモン全部 【 笑い飛ばすってことヤ 】それが最強! はいっワンツー ワンツー♪

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ホリに『マロンはヤバいオンナだゾ』って、説諭するには「及ばなかった」。。。

マロンは、「ドロン」しやがりました。けっこうな額の水商売での「売掛金」に耐えきれなくなってどうやらトンズラしたって 専らの噂でした はい。
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         逃げれば すべて消えるって短絡的なオナゴ…

仕事終わりに常連のように通ってた 中華街脇のホストクラブでの豪遊のツケがかさんだせいも有り《飛んだ》のだとも聞きます。


ケッコーにホリはマロンに 売上げで貢がされたらしいけども、1つの「人生勉強」で終わったと思った。

ある程度額の キャッシュを動かせる立場のホリが、業務上の横領行為に及ばなかったこと なによりも安堵した・・・「そのトキは」・・
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      奇しくもホリの「弱点」が。。。



わたいはある日 休日の午後、元町で買い物が有って、根岸線で 磯子まで行こうと、JR石川町のホームに居りました。
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       元町「喜久屋」の昭和風レトロケーキが好き♪

下り電車を待っていますなら、トイメンの上り電車のホームの端に、『あ?? ホリじゃん・・』

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そして…ホリの巨躯に最初は隠れて見えなかったけれども、『ん??・・・アレって《マロン》やんか!!』


ホリは・・着ていたブルゾンのポケットから、四角く小さいなんかを出し マロンへと手渡し・・・


 ・・・おい ザケんなヨ! アレって、BANKのCardじゃねえかって!!
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             ナニ考えてやがる ホリっっ!!

こら!クソおんなっ!!テメエどこまで性悪だ ああ?これまでサンザンとホリ貢がせといてヨ、下手コイての身勝手な 夜逃げしやがって、まだ!!あのホリにタカろうってのか!?

ホリもホリだっ!おひとよしにも限度があろ~に??そ~ゆ~のは無駄な情けだ!けっして気高き善行なんかではないゾ!!


・・・ナニよりも、あのマロンってゲスおんなに、オレら 荒くれって職業の者が、この期に及んでなお、チョイと情に訴える《芝居で》 すがるならば、イチコロに騙し タカれるチョロイ連中だって思われているだろうってのが 無性に腹が 煮えくり返って・・・。
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        わたい自身がなじられたより、100倍ムカつくデ!

わたいのスグ隣に、缶コーヒーを飲んでいる マジメそうな男子高校生が居て、『にいちゃん、その・・缶コーヒーの《缶》売ってくれへんか!?』

驚いて 少し恐怖の表情で男子学生は「どうぞ・・・」と気圧されて。 奪い取るように巻を握りしめた わたいは・・・


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『 ホリぃぃぃ~~っっ!! 阿呆かオメエぇぇ~~っっ!! 』怒りと憐憫が交錯した感情で、ホリが立つ 向かいのホームへと全力で「投げて」・・・

【 ガコン!! 】・・響き渡るスチール缶の放つ音に、ホリもマロンも ビクっ! として 次にコッチを凝視し・・・

なんだか わたいは 無性に ムなしくて クヤしかった・・・。

キャバ時代の戦闘服…煌びやかだけども、品の無い あのドレス姿では無く、化粧っ気も薄いのっぺらな素顔、ケバだったよな 白色もくすみヨレた上下のスウェット姿で。

察しの良いオンナだけに、ホームも向こう側からの リクめの発する 怒りの波形を感じ取ったのだろう。

驚愕と恐怖の表情を浮かべたマロンは、Cardを離さぬまま ホームを走り 逃げ去った。

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ホリは、ホームの向こうから、リクめの方を 呆然と観て・・・いえ、確かに コッチを向いていますが、その目線は…マトモに わたいと目線を合わせられない感じで、

あきらかに 避けるように やや下を向いていた。案外・・・自分が 今さっき、マロンへ 施した行為のバカバカしさをテメエでも判っているんだって風に。。。

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約3秒後に ホームに滑り込む 上りの電車。発車メロディーを残し 走り去ったあとのホームには もうホリの姿は無く。。。


『あ…あの? 大丈夫ですか??・・・』学生のにいちゃんが わたいに心配そうに、 声をかけてきました。

・・・この にいちゃんには、きっと、三角関係で、浮気現場を目撃したオンナ(わたい)が、思わずキレて、反対ホームの カレシと連れのオンナにコーヒーの缶を投げつけたのだろうって 思っただろうナ・・・。

そうさ・・・ナンとも《滑稽だ》ああ。。。学生のにいちゃんヨ、ひとつ…覚えとき、《ヒトは見た目が9割》・・・♀としか見えないって ンな生き物がヨ、
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         独りよがりの善意なんて、すべて空回りなんだ…

どんだけか《同期の者への友情の念》そんなモノでもってアクション起こしても…結局、 ンなモンは、寂しく意味も無い・・・滑稽な 独り芝居としか周囲には映らないって、《この世の真実》をナ。。。


その翌日以降・・・わたいですが、ホリをつかまえ、昨日の ていたらくを問い詰めるって真似は《いっさいしなかった》 はい。


正直・・・《その気も失せた》・・・。チョイと考えますならば…昨日のホリが、マロンに対する あの行為を・・このわたいがアレコレと論評、そして糾弾するなどといった【資格が無い】。。。

お互い 二十歳はとっくに過ぎてる社会人なんだ、ホリがした行動は ホリに委ねられているのに変わりも無いじゃないか・・・

でも、そうなったと【同時に】・・・リクめと、ホリの間には 越えられない、見えない【 壁が出来た 】。。。

港界隈の現場で カオ合わせるならば、通常となんら変わらず 挨拶はする。・・・【 お互い目線を合わさぬまま 】・・・。

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しばらく経ってから、新聞の三面記事に、あのマロンが、暴力団員のオトコと組んで、美人局(つつもたせ)による、会社役員への恐喝で逮捕されたのを知った。

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 こうして、ボクとホリとの 同期の友情の絆は 周囲の者には一切気付かれず、長い氷河期を迎えたのでした はい。。。

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ホリの いよいよもっての 親方職の実現が、ボクらの 凍り付いた関係復帰になるのでは?って淡い期待がありました。

でも、このわたいの ンな目論見は、少なからず【甘かった】。。。

港の界隈には、リスペクトを抱ける人間ばかりでは無く、ぶっちゃけ アホとしか呼びようも無い、ジツにくだらん想いを抱く そういう者も確かに居て・・・

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ほぼ 全体業務も終了した とある土曜日の午後・・・ヤード付近に積み上げられた コンテナの迷路の その陰で

短絡的でかつ粗暴だって評価しか聞かない若手の3人組。それぞれ所属のチームは有るものの、ぶっちゃけバカな上に輪をかけて、協調性のカケラもありませんかれらは

チームからは浮き上がり、結果として その日ごとに、他のチーム仕事の欠員や穴を埋めるって、補充要員仕事を漁る 根無し草の存在。
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            「まさかっ!!」って光景がそこには…

なさけない連中でしかないが、気性はあくまで荒く、気位がミョ~に高い、ンなやつらが集団で【 ホリをシメあげていた 】。。。


やつらの抱く 唾棄すべき目論見はとうに判っている・・・。「下剋上クーデター」のツモリなのだ けっっ!!

要は 「辻斬り」だ。やつらにすれば『ホラ 親方へ上がるホリなんかより、オレの方が腕っぷしは より上ですゼ♪』って示威行動。

昭和二十年代 戦後の混乱期じゃあるまいに・・・今時 ンな実力行動で 出世やリスペクトを勝ち獲れるって本気で思ってるのか?このクソ野郎どもは・・・。

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 『おい ヤメんか!3対1は アンフェアやろが。それは決闘ですらあらへん、テメエっちらのそれは《卑劣なるテロリズム》それヤ』

函館港からハマの港へ流れて来たっていう、《銀太郎》ってガタイのすぐれたオトコが わたいの声に反応し、なめくさった目つきで・・・

「これはこれは 港のリク親方♪ ワルいんですが そのお声恭順出来ませんね。つっかかってきたのはホリ…この《びれんの大将》ッス ええ。オレら荒くれはナメられちゃお終いッショ?いうなればコレはオレらのプライドと権利保全」


「ジンバブエ$ほどの価値も無い屁理屈云うなヤ。《ヤメえ!》っと、ワシが云うてんのヤ、1gでもノーミソあんなら素直に云う事聞けヤ?」

銀太郎は強がってンだか、本気でわたいなんか屁でもないって思ってるのか

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「へっっ 港のリク親方の手腕についちゃ知ってますヨ ええ。でも、老婆心ですがそろそろ・・・その美貌に傷がつかない、社の執行部重役に専念した方がよろしくはネエんじゃないスか(嗤)ぶっちゃけ アンタいつまで最盛期だって思ってるのヨ ああ??」


「ひとつ教えたらぁ、ワシらの業界やけどナ、自衛隊組織と似ている部分が有って、それはナ、上に位置するワシらが 下のオメエっちらの行為に《許せん》っと判断した場合・・自衛隊と同様、【 《指導》も《教育》も 】それの判断が委ねられる…それが《親方権限》ヤってこ.とだ ああ」

「ふ~ん・・それじゃ・・この びれんの大将の 助太刀として オレらとヤリ合いますってか??一切・・・手加減なんかしねぇッスよ??」

わたいは 答える替わりに ファイティングポーズを。・・・負ける気はない、ってか《テメエごときにダレが負けるかヨ!》銀太郎、いくらテメエっちが腕に覚えがあろぉとナ・・・

あの・・・元レインジャー部隊小隊長だった《小枝センパイ》ぶっちゃけ あのヒトを上回るスキル持ってル ンな霊長類は このハマには居ねえワ!!


3人組の中で いちばん気弱そうに見えるヤツが 銀太郎の耳元に『お…おい 銀の次、リク親方って・・・ハマの港でも 1に火だるま親方 2にリョウさん。3がコアラ親方 で4がハマのシンタロさん。リク親方は、その次ぐらいのバトルスキルだって専らの噂だってヨ・・」 銀太郎「え? マジ??」

そうだ、たかだか この狭いハマの界隈で たった五番手の強さしかないワシやがナ♪銀太郎 オメエっちがビビる価値もなかろうが 来いヤ♪


 歳なんやろかナ?? 仕留め終えるのに【 5秒も 】かかってしまった。そろそろ おとなしく落ち着きましょ~(笑)
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『・・・相変わらず・・・イザって場合になると、バケモノみてぇに強えぇな リク親方さんヨ』

左肩を脱臼し、ぎゃあぎゃあ!ワメき痛がっている銀太郎を両脇で抱え 3人組が遠ざかっていく それを見送りながら 忌々しげに鼻血を拭いながらホリがポツリと云いました。
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わたいは「けっっ それホメたツモリなんかい・あんなのはナ、ケンカにも入らんて。タマで出よる この界隈の失敗作品を《殺処分》したダケだワ ああ」

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『つくづく思いましたヨ、《オレなんかとは格が違う》ってネ。見てくれの問題じゃない…アンタは本当に《怖い》・・・魔物めいた魅力も。ぶっちゃけ このオレにはアナタのようなカリスマが 無い・・・』

リク「その…ハンパな敬語はヤメえヤ!もうココには誰も居てへん。タメ語で話せ 余計寂しくなる・・・」

ホリ「でも、観たでしょ今?オレなんぞ この程度の実力なんスよ。3人がかりじゃ手も足も出ないって程度の・・・。入ったばかりの新人からは やたら恐れられてるけど、実体ってなら、しがなき鬼軍曹・・・リクさんみたいに将校には成れない、下士官止まりがオレの器なのかも・・」


リク「ホリよ、ワシら どうなろうとも《同期ヤ》ワシらの中でなら いくらでもボヤいて構わんし泣き言云えヤ。だが・・・それ以外の場所で ンな弱みの姿サラすなヨ?今 オメエに贈れるアドバイスは それダケだ ああ」


 ・・・そうさ。。ホリ、オメエはスグに 《耀》の次代 親方となって、若い衆らをまとめ上げる 今以上の 辣腕を振るっていくのだからヨ。。。
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        しっかりしろっ!もう既に、導火線は点いているのだ!

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長患いになると思ってた 《耀》の親方 えべっさんが、唐突に 息を引き取ってしまいました はい。。。

そのご葬儀の日時は 狙ったのではなく偶然、ホリの奴が 次の親方として正式辞令交付となる「前日」で。

『結局、えべっさんは、親方の肩書のまま あの世に旅立ったナ』『コレでもう《耀》はホリの天下 やりたい放題だ』『半病人の親方支えた甲斐があったわナ♪』なんて声も聞こえて来た。。。


 えべっさんの告別式の当日

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相変わらず、律儀で生真面目なホリは、キュークツそうに喪服スーツを着込み、遺族をはじめ、葬儀の出席者らに コマネズミの如く 気を遣っておりました。


で お坊さんの読経中、1歳に満たない えべっさん親方の初孫の女のコが式の終わりころまでズっと泣きじゃくって・・・
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テメエの責任でもあるまいに、ホリは・・・読経を済ました坊さんに そのデカい身体を折り曲げるようにし、

「どうも…申し訳ございません・・子供の泣き声で 有難いお経に水を指してしまいまして」と 正直、観てて《オメエがそこまでペコペコすんなヨ!重み薄れるやんか…》ってわたいなんかは思った。

だが、坊さんは 意外な事に なかなかの人格者だったようで・・「いやいや」と、静かに微笑んで・・・

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「拙僧はこう思います。亡くなられましたおじいさまにとって、この初孫であられる御孫ちゃんの泣き声は…お経にも勝る 何よりの供養ですヨ♪」 と。。。


・・・その言葉を受けて、親族でもない筈の ホリは、まるでダムの堰が崩れたように、『…うおおおおぉぉ!!』って号泣した。
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な??みんなよく観ろヤって。。ホリの えべっさん親方に対する 日頃からの敬愛は けっしてポーズなんかじゃネエんだからナ!

そこいらの 打算でナミダ流せる器用な生き物とは ワシと同期の このホリは格が違うンじゃっっ!! ナメんなヨ ああっ??


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「逝ってしまはりよってわナ えべっさんの親方・・・」「ああ・・・ジツの父親同様っていうか、オレにとっちゃ、あのヒトはチャーミングなヒトでなあ・・・」
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『どうか!ホリさんも 骨上げに同席を!』って、喪主の長男さんから請われましたが、ホリは「いえ…わたくしは ご親族でもございませんし。謹んでご辞退します」っと固辞、あくまで筋を通す 頑固者ホリで。

冬の短い 西日を受けながら わたいと ホリはヨコに並びつつ、溝口の駅へと向かう 川沿いの原の道を歩いておりました はい。

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リク「もう 内密にする必要も無くなったわナ。明日からは ホリ、オメエも晴れて・・・喪中の組にこの言い方はマズいか・・・だが、ぶっちゃけ《いよいよ》だナ ホリよ」

ホリ「正直・・・どうしたものだろうか?? オレなんぞ 古参の軍曹がスライドして親方 勤めるよりも、リクのとこの《暁》や、シンタロさんとこの組と《合体して》、オレは この先も大番頭で居続けたって方がベストだったのでは??って ついつい思ってしまうんだヨ ああ」


…なぁ? ホリよ・・オメエ、このワシが、ナニひとつ気付かないぐらいのアホアホやって思てンかいって、ナメたらアカンぞ ああ?

知ってた・・・ホリ、オメエが港の現場で見せる態度それは…《悪役》、けっして 悪玉では無い、《役》なのだよナ??

よせ!ナンも云わんかてエエがナ! ワシらはヨ、かつて共に、泣いて 泥水啜った《同期》やないかって・・・。

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えべっさん・・・イイ親方だったもんナ、ただ唯一の欠点・・・《押しが弱かった》。。。

それはたぶんに、えべっさんの 人柄の良さ やさしさからの由来だわナ。

ホリよ オメエのこった・・・だからオメエは思ったのだよナ?《このままではいけない》って・・・。

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         替え難い 大事な後輩 大事なチーム・・・

親方である えべっさん、その人柄と人徳を守りつつ・・その上で チーム、その規律と規範、そして何よりも大切な《チーム全員の安全》、

毎日 仕事が終わり、チームの面子を それぞれの家庭へ、家族のもとに帰らせるために、

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ホリよ オメエは 承知の上で【嫌われ 恐れられる《悪役》になったのだ】・・・そうやろ?答えなくてイイよ ああ。。。


《びれんのホリ》だなんて…ンな ザケやがった!陰の通称も・・ある意味では、覚悟きめ 悪役をしてる オメエにとっちゃ勲章だったかな?

でもナ、その びれんのホリにシゴかれて、育ってった若い衆には、1ミリの 間違いやシッパイなどは無いやんか?

そろそろ判ってくるだろう頃ヤ、若い衆もヨ。ホリのとこで揉まれた 荒くれには、安心して現場まかせられるって、ほぼ日本中の港の現場 その評価の声にヨ ああ。

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     ホリよ オマエはよく演じた 非の打ち所も無いぐらいにナ…


でもナ・・・ひとつダケ・・ワシから 云わせろヤ?

己を捨て、愛すべき親方を ひたすら陰から《立てつつ》、チームの大事な 根っこの部分を 懸命に支え切った オメエの《悪役》ぶり 見事の一語に尽きる けどヨ・・・

おそらくは・・オメエのココロの内部での そのストレスと、本来の自分とは違う 悪役を演じる事での内部葛藤は ハンパじゃなかったろ?

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無理もあらへんって・・ぶっちゃけ テメエ自身が いっちゃん嫌う、そんな人格を《あえて》覚悟で演じているのだからヨ・・・。

心底から・・・ホリ、お前は《やさしいのだ》ああ。思えば、マロンとの1件だって 色恋や打算とかでは無く、

《ああいう風な生き方しかできない》マロンっておんなに対する、ホリの不器用な《ケアの行為》だったンだよナ・・・。


だが・・・そんな《悪役を演じる自分》それについて、・・・【 それをイチバンに、憎んでいたのが《オマエ自身だった》のじゃないのか??  】


それがナ・・ナンとも 同期のワシとしては 哀しいのヤ ああ。同時に、その構図をどうにも出来ひん テメエのチカラの足りなさにもハラが無償に立って。。


なあ ホリよ?? みんなには敬遠され、陰でクソミソ云われて、石を投げられる  ンな《悪役》だけどヨ・・・


フト思うのヤ・・誰からをも 愛される事も無い悪役とて、いや・・だからこそだ!!


せめて・・その《役を演じる》ホリよ、【お前自身ダケでも!】その役柄を・・・愛情と 慈しみの念を以て・・・【愛してやらなきゃ…】あまりにも!哀しいじゃあないか!違うか!?
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        そんな自分を肯定し 解放させるのだ! ホリよ

東映の映画、出てくる悪役俳優らは その全員が悪人な筈は無いし、プロレスかて、本当に悪人だったら 呼ばれる訳がナイやんか悪役レスラー。

ナニひとつ変わらんやろが?キミかて。悪役を演じて来た自分に プライドを持て。ワシだけは ナニ有っても ホリよ オメエを信じ 支持する。


しかし・・本来の自分自身を捨て、チームの為 恩人である親方の為、次代を担う若いやつらの為・・あえて《悪役》を演じる・・そんなのも もう終わりだろ? 20年近くも 支え切った えべっさんは、残念だが 亡くならはった。。。

そうなったならば、ホリよ、次は【オメエが先頭に立たなくてどうすんだっっ!?】・・そんなのを《謙譲の美徳》なんかとは呼ばへんて!《逃げ》だそれは!


ホリ「・・・オレな・・不安なんだよ…どうしようもなく。あの えべっさん親方の跡を継いで、親方って業務を引き継げるのだろうか?って。。」


・・・生真面目だなあ 相変わらずホリは。真面目がゆえに そんなことで悩むのか。。。


   わたいは云いました。

・・・なあホリよ、オメエが野球のピッチャーだとして・・2アウトで満塁…3ボールに追い詰められたってすんならヨ、フォアボールよりも いっそのことカキーン!ってバッターに打たれたほうがイイだろって、ワシ思うねん ああ。。

なんでか判るか? それはナ・・・忘れてはアカンえ?【 オメエの後ろには《7人の仲間…みんなが守っているのだからサ》 】

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     オレらがついてる!勇気出して思いっきり投げろ!

たとえ打たれてもヨ、そのバックの【みんなが】・・捕ってくれて 見事アウトって仕留められる可能性なんざ 充分にあるじゃん!!

恥ずかしながら このワシが居る! ランかて居てるデ! 多くの賛同者が みんなキミのこと支持して 一致協力をするんだって!

それにワシはまだ諦めてない。九州の子会社に渡っている あの 伊集院主水も、このハマの本社へ 呼び戻すことをナ。


憚りながら《遊撃手》は このワシがつとめるけんヨ♪ホリ、オメエは ワシをはじめとした《同期の人間》それ信じて 思いっきり【 投げてみせろヤっ!! 】。。。

 なあ? 自信持て ホリよ!!オメエの気持ちも判らなくはない。どんな優秀な飛行士でもナ、半年も空を飛んでないトキが続いたなら、次のフライトが ガチで怖くなり 前の晩寝られないと聞く。

お前はさ、羽ばたいて飛ぶ時期を逃したトリなのだ。実力が無いって そんな訳がないゼ♪シンプルに 今までと違った環境 ロケーションの変化が怖いってダケさ♪



話してて気が付いた・・・今までイッペンも ホリとはそんな話は一度もしたことがない。

もしかして・・・ホリは このわたいと、ココロの中で、『もっともっと!!色々なハナシを語り合いたい!』って、そう熱望していたのでは無かろうっか??・・・
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           「あの1件」以来、ホリは孤独で…

伊集院主水もそうだったが、このホリにしても、正直わたいは、《すべてが別種》そう思っていた感が。

主水やホリは、さしずめガッコでいうなら、《先生のお気に入り》だったしネ。

マルっきりの 横紙破りで、既定路線とはかけ離れたリクめなんぞ、少なくともホリとは決して馴染めない違った種族なんだと思ってた。


昼のランチを 同じベンチに腰掛け 食べて記憶は有るけど・・・たった今 気付いたヨ・・・ホリ、オメエとはわたい・・・


本当…ただの1回も・・・サケ酌み交わし ハラ割って 話し込んだって機会も 無かったンだよナ。。。

ヒョっとして?・・・ホリよ、お前は…それが とても《寂しかったのかい??》。。。

同期である わたいや そしてランに、敬遠され 疎んじられているって思ってたか??

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アホ・・・そんなんアルかいって!わたいとラン そしてホリよオメエも…共に あのキツかった小僧修行を耐えきった同期・・・【 同志 】やんかって!!

とちクルっても、ホリ オメエのことハブになんかするってかヤ。だが そうであったならゴメンな。。。

わたいとランは、無意識の内に…同期の中で 一番槍の出世を果たしたホリ、お前をサ、ぶっちゃけ ジェラシーもあった・・・でもナ・・それ以上に・・

「荒くれとしての王道を進む」オメエとツルんでブラ下がることで、イイ目にあずかろうって・・・ンな みっともない真似はクタバったかて したく無かったのヤ それだけは信じてくれ な??

ホリの将来への可能性にとって、こんな凸凹でしかないワシらは、一定の距離を持つ方がエエやろって思った。


 
 いかついカオを くしゃくしゃに歪めるようにして  ホリは  泣いた。


この世に 生まれ出た以上、ヒトだけでなく、生き物はみんな 歳をとり やがては病んで果てる。

それは たとえ神のチカラも以てしても どうにもならないでしょう。

でもネ・・・ボクには その諦めの気持ちと同時に、ひとつの「希望」それもある。


それは ホンの数日前、自宅で 我が 娘チャンと話していた際に。

わたいが「おとっちゃんが歳取ってボケちゃって、アンタ ユッコのこと 忘れたらどうする?」と訊いたなら・・・

そうしましたならば 娘は、悪魔もきっとたじろいでしまうでしょう とびきりの笑顔を浮かべて・・・こう・・

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『 そしたら友達になろうよっ♪ ワタシたち きっと仲良くなれるヨっ♪ 』だって。。。

「そだそだフロ入らなきゃ」っと、わたいは席を立ち、バスタブの中で 娘の言葉を反芻し しみじみと  泣いた。。

移りゆく時は誰にも止められないし、永遠だと思うモノとて それは錯覚で。ワシら同期の絆だって この先 果たして??

けどナ ホリよ。予測も出来ない 未来へ ただ恐怖し絶望するよりも・・・たとえマチ針の如く か細くても、

希望の《光を》・・その胸の中に 抱ける者こそが 真の意味での 「しあわせ」なのではなかろうか??


ナニひとつとして欠陥も無い 完全無欠な人間などは居ない。誰もが 他の誰かに支えられ、そして 支えながら この世界は動いているのだ思うんだ ああ。。。


 そうだ。オレら「同期」がサンザン経験し尽くした「アナログで意味も無きシゴキとイジメ」

それは「ある年を契機に消え失せた」それは・・次の年度の新人が入って来る直前に、

『もうこんな意味の無い風習・習慣はオレら台を最後として 葬ろうゼ!オレらがもう2度とそれを再現しなければ出来る!』

って、熱っぽく語り みなの同意を得た結果、見事なぐらいにイジメは無くなって。

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            自分が「英雄」って記憶を呼び起こせホリ

 その 熱く語った者こそが・・・ホリ…お前なんだから ダレが忘れるかヨって!! 変わりなんかしねぇゼ、

 ホリよ お前は オレら「同期」その中の【 英雄 】なのだからナ ああ。。。

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               【 完 】

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   【 YELLOW CAB  】 甲斐よしひろ


 混線したRadioの ノイズを切り

 気を鎮めるように ワイパーのスイッチを切る

 艶やかに黒光する 夜の闇


 ふりはらわれる雨つぶの フロンtガラスの彼方

 うたうように懐かしい あの頃がよみがえる

 愛でもなく希望でもない 彼女を残し

 俺はこの街にたどりついた


 吹き出るスチーム 7色のネオン

 ふしくれだった指で 胸にクロスをきる

 そして今夜 YellowCabで

 夜の街を流してる

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 濡れた舗道の わだちの跡も

 消え失せあとの悩みは 耳鳴りとパラノイア

 アスピリンを いくつか口に含み

 汗ばんだ手のひらを ハンドルにかける

 これから夜通し これから夜通し走るのさ


 街角の映画館の人混み

 雨によごれた たくさんの愛

 いつか激しい雨がすべてを

 洗い流してくれるさ そうだろう?


 あいつをおいてくる前の晩

 ある男と俺は 小さな賭けをした

 だけど そのギャンブルにも ギャンブルにも勝てず

 わずかな金と引き換えに おまえをおいてきた


 そうさあの晩 おまえの体をひきかえに


 幸運はなぜ? ある人々だけにほほえみ

 ほかの人には そっぽを向くのだろう?


 夜がだんだん 冷たくなっていく

 4番街の角で 誰かが手をあげた


 そして今夜 yellowyCabで

 夜の街を流してる・・・・・・・


https://www.youtube.com/watch?v=ZU3OdZfaquw

    171224gg6.jpg      Merry Christmas





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港のリク

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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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