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しーちゃん へのレター・・・

 リクです お元気ですか? しーちゃん・・とりあえず、アナタのご無事が確認されて喜んでいます、リクめも もちろん港界隈のみんなも。
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             わしヤ 達者じゃよ♪~
 
生来の筆不精にして、このリクめ、ジツはリアルでは、関西人には珍しく(サケが入らなければの条件付き)ネクラで無口なほうですから・・

この場をお借りして 今までなかなか云えずにいたことを云いたく思います。

 もしよろしければ、そのほかの皆さま方も、この しーちゃん というヒトを理解してもらいたいので 読んで頂きますればまことに光栄に存じます m(__)m


しーちゃん、キミがハマの歓楽街で働き始めたのは もう7年も前になるのですネ・・計算して驚きました。

ファッションヘルスという、名前こそオシャレですが・・その実 野郎どもの鬱屈した《精》を放出させる・・清く正しい社会の意見からすれば「卑しい仕事」・・・

そんな場所で働くのにマルでふさわしくない、屈託なく無邪気でなにより心優しいコが入店してきたモンだと・・チョっとした騒ぎになりましたヨ 本当に当時は。

世間では こういう道に「転落」するコは、いうなら自業自得・・そうなるざらない運命背負った ハズレた人間だとレッテルを貼りたがりますが・・

リク思います・・スキ好んで風俗産業なんぞに身を投じようなどと自分で積極的にするコなんて いるわけがありません・・

それぞれにケースや背景の異なる・・「要素」を抱え込んで・・ナニがあろうと人間様と産まれた以上、生きていかなければなりません、それは「義務」です はい。

上の方、前の方しか見ていないヒトにはわからない・・・自我に乏しく 前向きの意欲ってものが皆無だから風俗や水商売に行かざるを得ないのだアイツらは・・っと思われてるでしょうが・・

たとえば おカネや人間の行為によって傷つけられたヒトは ソレがトラウマです、そのトラウマを乗り越えるショートカットというのが、やはり傷つけられた要素・・「おカネとヒトの情愛」に他ならないのだと、リクめもようやっと思い始めました。

そう・・運命に対するリベンジでしょう・・・。でも必ずしも誰もが そのリベンジに成功するわけではないのが切ないところですが。

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             ある意味 思い出に残る風俗嬢で・・

覚えているかな?? 初めてリクなんかのグループと、阪東橋のモツ焼き屋で呑んだ日の事を・・・

きわめて明るく、キャッキャと笑いながら、しーちゃん、アナタのクチから発せられる身の上話・・あまりの内容に ぶっちゃけ我々野郎どもは茫然としました はい。

お父さんの事業失敗からはじまって・・お母さんの失踪、兄弟の犯罪による逮捕・・一家でのDVに、挙句は棲家を追われての路上生活・・・ ぶっちゃけ、現代の日本にこんなことってアルのか??とマジに背筋が震えたのを覚えています・・・。

フト・・アナタ しーちゃんをば見ると、あくまで過去のバカ話として笑って明るい表情で話してくれますが・・・瞳からはポロポロと・・大粒のナミダが 絶え間なく流れていましたネ? おいそれと慰めるのはかえって残酷だからいたしませんが、きっと辛くておかしくなりそうだったろうと推察します。

お店では 残念ながら(?)一度として ナンバー1には輝けなかったけど・・数年にわたって 常に指名率5本の指に入っていたという記録は しーちゃん以来 誰にも破られていないと、 お店のTマネージャーが云ってましたヨ♪それこそがアナタの【勲章】でス。

イッショに呑んだり、休日にバーベQしたり、草サッカーとかしたり、晴れた日にはピクニックに出かけたり♪ときには映画に出かけたり(それにしても・・ありヤ 駄作でヒドい映画だったよネ 《さく●ん》・・)
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そんなキミが・・港の界隈でもジミで有名だった(笑) あの 鉄筋屋のヒロミツと ちゃっかし イイ仲になっていたのには正直驚いたなア・・・

でも考えれば・・・ヒロミツ、タマに 「コイツ、まともに反応してっか??」って、心配になりますが(笑)おとなしくてナニを云おうとあ黙って静かに受け入れてくれるアイツに、しーちゃんが安らぎを覚えただろうことは ある意味で想像がつきますヨ。

そんな しーちゃんと、ヒロミツが・・ヒロミツの実家の故郷 東北の方にイッショに帰るンだってなってサ・・・

今でも思い出すヨ 何度もネ、あの晩の おふたりの送別会はドエライ規模と騒ぎになったよネ。
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          ぶっちゃけ・・こ~やって見ると・・なんかのコンサートだネ しかし・・

とにかくホンの少しでも我々なんぞと知り合ってる連中は ぶっちゃけ 一人残らず参加してたよナ・・・ぶっちゃけ 総勢で200人はとうに越えてたような(^^;

たまたま通りかかったどこかのオジさんが、『これ、なんかの お祭りですか?』ってリクめに尋ねてきて(笑)『いえいえ ウチ祝いですねん♪ あんさんも呑んどくれやす♪』って引きずり込み・・ハっと気づけば その知らないオジさんが 輪の中心でマッカなカオして騒ぎまくってる・・・そんな ある意味クルった大宴会でした。

そう・・港湾労働者 風俗産業関係者をはじめ、水商売、マジメなサラリーマン、ブラジル人に フィリピン人、コリアンPEAPLE 果ては 市会議員 おまわり、おたずね者のヤクザまで(笑) まさにあれこそが身分の上下関係ない《おまつり》だった気がします はい。
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  しかし・・未だにわからん?? このブラジルのサンバの乱入は一体ナンだった?(^^;


  それが・・・

もう ウザったいでしょうから 多くを云う気はありません・・・歯形が一致したそうですね ヒロミツ・・・。よかったと 言えないのがとても歯がゆいです。ココロが痛みます。

ホント、三陸沿岸は 比較的平らな土地は 海のそばに限られていましたから 繁華街と云えば たいていが海側だったのが 今回の被害の大きさを物語ってますよね。

ヒロミツのご実家も、しーちゃんとヒロミツの お店も みんな・・

リクも 現地にどれだけ行きたかったか・・・言い訳ですが、今回の震災の余波で 関東はシャレにならないほど流通がメチャクチャになりましてネ・・・

大事なトモダチを助けに行きたいのは それこそヤマヤマなんですが、だからといって、多くのヒトが本当に困っている状況を放置してオマエは行くのか?って自問自答が続きまして・・・。

相も変わらず ハンパなわたいです、現地に飛んで行ったとしても、キミの肩を抱きしめイッショに泣くことしかできない自分です・・

それよりも・・ぶっ倒れるまでテメエの普段のスキルを活かして、今の混乱してる状況の為に働くべい と・・決断しましてネ(ぶっちゃけ ホントに倒れまして:笑)

しーちゃんの方から 良いと思う時に連絡を貰えるなら 今度は駆けつけますからネ♪
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こないだの晩・・・ケータイでチョっと話しましたよネ しーちゃん。

あのときに とっさにリクめ答えられなかった あのときの キミの問いかけに対する回答をココの場で述べさせていただきます。

生きることは キレイ事ではありません・・・清く正しく 筋を通していくも、死んでしまっては意味がないと思います。

アナタが 生きるがため 再び 見知らぬ異性の肌に交わってしまったことを 結論を云いますが 「それを恥じるのは間違い」だと断言します はい。

   それはネ・・・・

今回のような天災で 傷ついた人間に男女も老若もナイんだってことでサ・・

今週発売の「フライデー」に載ってたんですが、被災地で風俗産業に従事するオンナのコの証言載ってましたヨ。

ぶっちゃけ とてもイイ記事でした、途中 ナミダがボロボロ出て 読み辛かった。

なんでもネ・・奥さん亡くした熟年男性を一晩中添い寝してあげたり・・つい先日に やはり奥さんの葬儀一切が終わったばかりの男性が・・「こんなことしてる場合じゃないのはよくよくわかっているけど・・とにかく《ひと肌》が恋しくて・・」って、訪れてきたのだって・・・。

失礼な言い方だと誤解されるかもしれないけど、し-ちゃん キミならわかると思います・・・ 

キミの住む 地域の男性らは、ただヤリたい、放出したいがために やって来るのではないということをネ・・・

要は・・・皆 「救われたいがゆえに」 安らぎと共に ヒトの【体温】を求めにやってくるのに多分 間違いないでしょう。
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あのネ・・リクめですが ボクは「宗教」は基本的に信じません。 ・・それはネ、宗教は人間が作ったものだから。

でも「神様」というのは・・・正直、信じきれるとまで断言出来ずにいるのですが、逆に否定もしません。いてほしいです。


小説家 遠藤周作さんの作品に 【 沈黙 】という作品があります。

17世紀の日本、長崎は島原の 当時禁止されていた キリスト教の民衆弾圧を ひとりの外人宣教師の視点で描かれています。

宣教師である自分が信仰を捨て、「踏み絵」をしなければ、大勢の信者である民衆らが虐殺されてしまうとなり、覚悟して棄教をする宣教師ですが・・

奉行所の中庭で踏絵を踏む宣教師ですが、すり減った銅板に刻まれた「神」の顔に近づけた彼の足を襲う激しい痛み。そのとき踏絵のなかのイエスが・・・「踏むがよい。お前のその足の痛みを、私がいちばんよく知っている。その痛みを分かつために私はこの世に生まれ、十字架を背負ったのだから」と語りかけます・・

こうして踏絵を踏み、敗北に打ちひしがれた宣教師を、彼を裏切り売ったかつての使用人の男が許しを求めて訪ねてきます。イエスは再び、今度は使用人の男の顔を通して宣教師に語りかけます・・「私は沈黙していたのではない。お前たちと共に苦しんでいたのだ」「弱いものが強いものよりも苦しまなかったと、誰が言えるのか?」

踏絵を踏むことで初めて自分の信じる神の教えの意味を理解した宣教師は、自分が今でもこの国で最後に残ったキリシタン司祭であることを自覚するのでした。



三陸を襲った未曽有の災害・・・誰もが 神の存在に疑問を一瞬でも抱いたことに違いはないと思います。ボクもそのひとりです。きっとアナタも・・・

でもネ・・本当の「神様」は 「拝めばナンでも願いをかなえてくれる便利なヒト♪」ではないのだと思うのです はい。

神様の視点から見るなら 人間なんて どんな上下も、ましてや 強い弱いなんてナンの意味もあるわけがないでしょう。

どんなに弱い人間でも、神様はちゃんと付き合って下さって 常にそのヒトと一緒にいてくれる・・哀しさも辛さも 共に感じてくれる ・・これこそが本当の神様の有りようなんではないかしらん。


しーちゃんも、この世にまだやるべき使命が用意されていたから 今そこにおられるのかも知れません、ぶっちゃけ そうでも思わないとネ・・・。

しーちゃんも、やってくる お客の男性と、それこそ被災者同士でありますから、色々な被災当時の話をするでしょう?

その当事者同士のコミュニケこそが ジツはイチバンのココロの救いになってルとリクめ思うなア・・

傷ついた人間、とくにジツはか弱い男性ってのはだ・・女性の中に存在する《菩薩》を求めているのだと思う。 うん、本当にそう思う。

ですので、 正直今の仕事に いきがいを感じてはいけないとも思うのですが・・・

間違っても 己の事を 恥じるとか、お亡くなりになられた故人に対して 顔向けできないといった 罪悪の概念は持ってはいけません!

コレは いいか? かつて「港のあんちゃん」としてキミが慕ってくれたヤローからの 命令だ!! 云う事聞かなきゃ オンナとて容赦せんゾ 貴様(笑)

たとえだナ・・世の中の全員がキミのことを糾弾しようとも、少なくとも リクめも、港の連中 キンさんも、ゲンさんも、ウチの社長も カズホもショーゴも 文鳥オヤジも・・
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              キミには味方が思うよりもズっと大勢いるからネ♪

どんだけ世間を敵に回そうがヨ・・・ キミのことはオレらがキッチリと守ってやるからヨ♪ どうにもツラくなったなら、いつでもハマの港に帰っておいで ネ? (^^)





   「 太陽 」 作詞・作曲 槇原敬之

 僕らにかかった雨雲は すべてを隠し試した
 信じる者全てうそにするなら この雨をやませてやると

 僕はそのとき思い返してた あの夜風にやられ
 逃げる雲さえきれいに染める 夕焼けを見たことを

 美しさは変わらない もしも変わるとするなら
 それを映す人の気持ちが 変わるだけだから

 何も求めずに何も変わらずに いつも僕らを照らす太陽を
 この暗闇の中雨に打たれながら ずっと待ち続けた
 そうして今僕は明るい日差しの中で ずぶぬれになった僕に
 変わらないあのぬくもりを また感じはじめていた

 確かに一度も迷わずに いられた訳じゃないんだ
 疑うことで本当の事が 確かめられる時もある

 例えばあの時の雨雲が 僕らにさしかからなければ
 前より強いこの気持を 感じていられただろうか

 何も求めずに何も変わらずに いつも僕らを照らす太陽を
 この暗闇の中雨に打たれながら ずっと待ち続けた
 そうして今僕は明るい日差しの中で 
 このぬくもりをあたりまえに 感じていた僕に初めて気付いた

 今まで一度も自分に嘘をついたことは無いか?
 違うのに正しいと やり過ごしたことは無かったか?

 問いかけた時僕は気付く 喜びも悲しみも
 自分が全て選び心に 招き入れていることに

 何も求めず何も変わらずに いつも僕らを照らす太陽を
 この暗闇の中雨に打たれながら ずっと待ち続けた

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 当てのない不安で容易に変わるような ものを僕はもう信じたくない

   僕の見上げた空に 太陽があるから

    それがとても嬉しいから  
                                
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港のリク

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