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そうだった!ナニがB・ディランぢゃ!日本には《彼》がいた!!


 どもども 京都帰りのリクでございますが。
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     おい誰か!わたいを止めろ でないと・・・
    このダメ新人 あと5秒で殴ってまうド。。。

しっかし・・・ぶっちゃけ「京都」ってとこに 日本人ダケやおまへん・・・

みんな・・・『ナニ期待して あんなにもゾロゾロ集まるんだろか??』。。。
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「季節柄の紅葉」たってサ・・・それぞれが お住いの地域にだって、散歩道のその周囲には、京都に負けない 見事な紅葉リッパにあるゾ。

いい加減 紅葉を観るのは 京都 鎌倉そして日光だって『強迫観念』それから脱却しないと、所詮は 旅行業者らにウマいこと「踊らされるダケ!」って、

ンなよからぬ状況から抜け出せない。そういう「つまらん人生」に陥ってはダメなのだ!! って強烈に叫びたい気分で。

それゆえ(??)京都の観光的 みやげ話は一切いたしませんので はい。


親戚よりの用事も終わり、もういつ関東へと戻ってもよかったのでありますが わたくしは。

チョっと 観光客があまり立ち寄りもしない『本当の京都の小路地』ってのを アテもなく ほっつき歩きたくなりましてネ。


観光客が居ない 京都の町ってのはホント・・・「うらぶれてる さえない風景」で。

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  「冴えない」のは構わない。それこそが「真実の京都の街」だもの♪

閉まったまんまのシャッター商店街、今にも崩壊しそうな感じの まずそうな食堂 うどん屋。それと常連だけで存続してるのが一目でわかります スナックだの 居酒屋とかばりが目につく。


ですけどネ ボクちんとしては、『 そういうのが本当の京都の街だよナ 』って そんな気がして、その「ダメさぶり」を再確認するのがスキなんですよん はい。

本当は そんな ダメな京都ぶりってのは、ドコにでもその触手は伸びているのですヨ。旦那衆と呼ばれる連中は そういう側面を「ないもの」とするのに必死のご様子。

観光客らも そんなダメな面を 観ているのにかかわらず、観て観なかった魔法をテメエでかけている。

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銀閣寺のユルい坂を上ったあたりで・・・

不思議な『ジイさん』を観た。ナンてこともない 小柄でハゲた いかにも酔いどれっぽいジイさん。70いくつか超えてるかな?

ナニが不思議か?ってならば、煮しめたよなジャージのズボンに 上に「どてら」着込んでましてネ、

外飲みしたかったものか、チューハイの缶がヨコに置いてあるのですが、なによりも「異質」なのは・・・
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「フォークギター」抱えてましてネ そのジイさん。ポロンポロン弾いているのです。はい。

あきらかに4弦のチューニングがクルってて、「いなたい」感じなのですが、よく注視しますなら ジイさんは『カーターファミリー・ピッキング』って、

さして高度な演奏法ではないですが、『このヒトそれなりにギターテクニックあるな』って、そう感じさせる ンなジイさんで。


関東で暮らします今は あまり頻繁に出し過ぎると ウザがられるので自粛していますが、

「関西人同士」ならば、独特のコニュケーションがアリます。『どないヤ?』 『え? おお・・エエでぇ♪』具体的に「なにが?」関係ないス それでとりあえずの会話は成立。


物好きにもわたくし、そのジイさんのヨコに よいしょと腰掛け 『おっちゃん ギター弾きはりますのん?ウマいですやん なっかなか』
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ジイさんは『イケてるかぁ?』ってニコっとして 『バリバリですやん♪』 ったら さらに喜び、『エエ日ヤ今日は♪わかてくれはるヒトも居るんやナ~ここいら通る若いニイちゃんとかは、《ンなつまらんのより おっちゃん ヴァンレイヘン弾けヤ!》ってバカにしよるンやけどナ』


「今 弾いてはった曲・・・たしかそれ、ウディー・ガスリーの《This land is your land(我が祖国)》とチャイますか?」ったなら 「ニイちゃん詳しいやんか」

いえいえ それほど詳しくもナイです。父親がネ、いわゆる フォーク青年だったモンで ええ。ぶっちゃけオヤジもしょっちゅ~ その曲弾いてましたワ。

  https://www.youtube.com/watch?v=XaI5IRuS2aE


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        ほぼこのよな格好でしたが ジイさんは無頓着でスた
        (単に 白内障とかで観えてなかったかも??)

『ホンマ 今日はおもろいヒトと知り合ったナ♪ チョとワシとこ来いひんか?落ち着いて話そ』ってんで・・・

いにしえの時代にはきっと、同志社大とかの学生で賑わっていたのだろうって思わせる、アパートっていうよりも むしろ下宿屋って感じの建物の2階に上がりまして。

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           今でも残ってルんだ・・・こげなる「昭和の遺物」が・・

「もう来年には取り壊しなんやてココ。2階にはワシ独りしか居らへんからスキに使ってエエからって大家がいうもんでヨ、こうやって・・カベをブチ抜いて ふた間にしたった ええやろ♪」ってジイさんはいいます。

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       ぶっちゃけ・・だだっ広い「無駄な空間」って気が(^^;

わたいは「は~~広くなってよろしやん けど・・・ぶっちゃけ 広くなった分 暖房費がかさみませんか??」「うん 問題はそこなんヤ」


『そっかぁ!キミのおとうはん 天王寺の《春一番コンサート》絡んではったんか!奇遇やな ワシもポスター貼りの手伝いとかしたデ。お名前、聞いても思い出せんけど・・もしかしたらイッショにサケ呑んだかも知れんわナ』

・・・あのナ ニイちゃん。《カントリーソング》はナ、けっして!アメリカの農夫の民謡ってのとはチャウねんデ?

ある意味では、今の時代のロックの基礎なんヤ ホンマやデ。《朝日のあたる家》って有名な曲あるやんか?アレなんかも 元はカントリーブルースで。
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本来は メジャースケールの曲を マイナーにして世界的に有名になった。それをヤたんが《アニマルズ》って呼ばれてるけど ホンマは《ボブ・ディラン》なんヤ。その意味でもディランは偉大やナ。

けど・・それにしたところで、ディランは、あきらかに ウディー・ガスリーからのインプロビゼイション受けての結果ヤ ガスリーこそ偉大やねん。

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そんなことを話してましたならば ジイさんがフト、タタミを指さし・・・

『この部屋にナ・・・昔やけど あの・・【 高田渡 】が住んでたのヤ ホンマやデ』 と。

加川良 知っとっか?そうそう!コサイ君コサイ君♪ アイツが曲にもしてる、その部屋がココのことでナ。


で・・・『ニイちゃんこのギターやけどナ・・・その、《高田渡》に貰ろぉたんヨ。ワタルが京都離れるトキに選別替わりでワシにくれよった』

っと、殆ど 塗装が剥がれたボロボロの いにしえの名器 YAMAHAのFG-140をどこか誇らしげに掲げてニコっと。

今の価格に換算しても 約3マン円弱の 国産ギター・・・40年以上も大事にとってるのか・・物持ちイイってより「義理堅い」ナ・・・。


コ1時間ほど いろんなハナシをしました ジイさんとは。

なんか リクめがオヤジから訊いていた事とは違う事実が浮かび上がって来まして。。。


1970年代以前に、京都や大阪を軸に「関西フォーク」って 一種の運動体が若者中心に発信されていて・・・
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              伝説の 岡林信康なども

「受験生ブルース」の 高石ともや を筆頭に、数々のフォークソング歌手が誕生し、その「レコード」をプロデュースし 発売するレコード会社が

『アングラレコードクラブ』 通称「URC」 メジャー系レコード会社とは完全に一線を画す インディーズの走りといわれてるのですが。


ジイさんが言うには・・・『ぶっちゃけ・・《URC》こそが・・悪徳サギ師の親方だったわナ~~』っと。。。

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高田渡にしても、本来は 《自衛隊に入ろう》って曲を 当時の若者番組《ヤング720》で発表し注目浴びて、当時のキングレコードから シッカリ育てましょうって、仮契約までしてたところが・・・

とある フォークソング・フェスティバルのライブ盤を出すって際に、ウッカリと高田渡がサインした書類が 実質として「奴隷契約書」に近くて・・・
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要は 実質2年に渡り、URCが企画したコンサートやライブには必ず出演すること、でもって、著作権は一切 URC側に委譲すること・・・

ハヤい話が 高田渡には 著作権料1円も入らず!ライブ出演収入ノミって・・・ぶっちゃけ 完全なる「タコ部屋にブチこまれた環境」・・・

『それでも 好きな音楽が出来るなら』ってな歌手もいくらも居たようなのですけど、ぶっちゃけ・・・コレはいかにも ロクデモない手法ですゼ・・・。

いっちゃん許せないのが、社会の構造とかマッタク知りもしない当時の《無垢な若者をだ》・・・その知識の無さにつけ込んで、レコード出してやんゾ♪って誘い込んでは ワリに合わない実質として「タダ働き」させてやがったってカラクリ。

で メジャー各社は そんなURCが、ウラで仕切ってるのは いかにも業界でヤバヤバ奴が控えてるのはチャンと把握しているから、かかわらず放置していたのですと。


「思想」や「運動体」じゃあ無かったンですねぇ うむうむ・・・。ぶっちゃけ 当時も居たんだ・・無知な若者だまくらかしては、小銭稼ぐって ンな野郎が。。。

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みなちゃま方も 憶えておきましょうネ、あのネ・・・ホントは卑怯なル 詐欺師ほど・・・

クチから出る言葉の端々には・・「夢」だの「理想」だのって、ンな セリフを恥もせずに これでもか!ってぐらい盛られてます はい。

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         X-japanのトシも まんまと騙された「あれ」・・

それは 無垢な人間を まんまと釣り上げるための「疑似餌」でス、商売人ダケじゃないよん 役人でも政治家でも ンなのがイッパイいます 世の中にはネ。


『ほなまた♪ また寄ってくれヤ!』って ジイさんとも別れて。

わたいですが 帰りの新幹線でズっと考えてまして はい。おそらくはウチとこのオヤジのことだ・・・その当時 ワルい人間とかに 何度もダマされて損ばっかしてたのだろうナ・・ってこと。

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ってか・・・遊び人だけど、基本・・・「他人の事けっして疑わない ヒトの良いお坊ちゃん そのもの」だったからネ ウチとこオヤジも。。。

純粋に音楽が好きでも、「営業」だったり、「興行」ともなるならば、未だに ヤバい連中が跋扈する世界だものネ。

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            地獄のオニに 京都のボンボンは 敵う訳もナイよナ

きっとオヤジも、何度も 煮え湯飲まされていたのだろうってのは わたいも この歳になって「よくわかる」・・・。


でも、「良かった」。。。時代に「真実」ってのが いくらかでも判って。いささかチビっとは オトナになれたような気もします はい。


高田渡が住んでいたっていう その下宿屋に座ったのかわたいも・・・。興奮こそナイけど(笑)今流行の「君の名は 聖地巡り」よか 意味はあったような気が。。。

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そおいや 高田渡さん・・・イッペンだけ 吉祥寺の「いせや」って やったらモクモクしてる 焼きトン屋のカウンターで見かけたことがある・・・。

『絵になってる』とは思った。だけども、正直・・・あの「いせや」は雰囲気的に まだまだリクめは馴染めませんで、

オヤジの話をふるならば、高田さんともいささかの話は出来たでしょうが、そのトキはそういった気持ちにもなれず それっきり。

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          イイよ!許したるから 肩揉め新人!

やはり思う・・・「世の中は どこかで お互い つながり合っている」と。。。

でも「それ」は 必ずしも コンピューター・ネットワークって それダケだとは到底思えず・・・

むしろ それとは真逆の、生身の人間同士のコミュニケにより、その『アナログさゆえ』新たな真実に出くわす機会もアルのだと。 はい。

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              『 めっっ!! 』した後、3時のオヤツ作ってやる
                やさし~(ドコがぢゃ?)の親方リクちゃま♪(^^;




  【 下宿屋 】  作詞・作曲:加川良


   京都の秋の夕暮れは コートなしでは寒いくらいで
   丘の上の下宿屋はいつも ふるえていました
   僕はだれかの 笑い顔が見られることより
   うつむきかげんの彼を 見つけたかったんです

   ひもじい気持ちも あまりに寒いせいか 感じなかったようです
   ただ たたみの上で 寝ころびたかったんです
   やさしすぎる 話のうますぎる 彼らの中にいるより
   うすぎたないカーテンのむこうの 裸電球の下に すわりたかったんです

   彼はいつも誰かと そして何かを待っていた様子で
   ガラス戸がふるえるだけでも 「ハイ」って答えてました
   その歯切れのいい言葉は あの部屋の中にいつまでも残っていたし
   暗やみで何かを待ちつづけていた姿に 彼の唄を見たんです

   湯のみ茶わんにお湯を いっぱいいれてくれて
   「そこの角砂糖でもかじったら」 って言ってくれました
   その時「ありがとう」と答えて うつむいたのは
   胸が痛み出したことと 僕自身の後ろめたさと・・・

   かわききったギターの音が 彼の生活で
   そして 湿気の中にただひとつ ラーメンのこうばしさが唄ってたみたいです
   不精ひげの中から ため息が少し聞こえたんですが
   僕にはそれが 唄のように聞こえたんです

   ※一杯呑み屋を 出てゆくあんたに
    むなしい気持ちが わかるなら
    汚れた手のひら 返してみたって
    仕方ないことさ
    あせって走ることはないよ
    待ちつかれて みることさ
    ため息ついても 聞こえはしないよ
    それが 唄なんだ
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   僕が歩こうとする道にはいつも 彼の影が映ってたみたいです
   小さな影でしたが 誰だってその中に入りこめたんです
   それから 彼の親父が 酔いどれ詩人だったことを知り
   今僕が こうしてるから 彼こそ本当の詩人なのだと言いきれるのです

   新しいお湯が シュンシュン鳴った時 ラーメンをつくってくれて
   そして ウッディやジャックを 聞かしてくれたんです
   それから僕が 岩井さんやシバ君と会えたのも
   すべて この部屋だったし すべて 僕には唄だったのです

   何がいいとか悪いとか そんなことじゃないんです
   たぶん僕は 死ぬまで彼になりきれないでしょうから
   ただその歯がゆさの中で 僕は信じるんです
   唄わないことが一番いいんだと 言える彼を


  https://www.youtube.com/watch?v=acnC2U1tL_4



プロフィール

港のリク

Author:港のリク
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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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