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伝説の男たち・・・(後篇)

・・・路地の角を 鋭角に曲がって来た 1台の650ccのカワサキのバイク。

「お待っとさ~ん♪ シンタロさん!リクの 救出バイク便やデ~~♪♪」

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「リク・・・随分と待たせやがって、ピザの代金は払わねエからナ」っと、相変わらず 照れ隠しの悪態をつく ハマのシンタロ こうでなくっちゃ♪♪

速攻で シンタロさんをバックシートに乗せ アクセルをふかす・・・。

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『ザケんなヨっ!!逃がすかヨ!港のリク テメエも葬ってやっから覚悟しな!』カミソリを構えて進路に立ちふさがるサイモン。


・・・ふふふ・・ぶっちゃけ ガキんちょやデ サイモン・・・。イザって場合、目の前の相手が『どんだけクルってるヤツだかを判別・学習した方がエエで』・・・

目の前に立ちふさがる人間が居ようが ぶっちゃけそれがサイモン、テメエのようなモノホンのキチガイだとしたなら・・律儀にブレーキかけるワシと思ったか♪

ワシのマシン 0→100kmまで 2秒ヤデ・・・そーら♪アクセル全開!!

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 どっか~~ン!! リク&シンタロ合わせて 体重約140キロ 時速100キロ弱・・加速度G 合計して、少なくても3トンの圧力の壁がブツかって・・・

まるで紙のように宙を舞ったサイモンのカラダは、舗道の脇の、夜のネエちゃん御用達 ぶっちゃけ エロ下着ONLYしか置いてない ランジェリーSHOPのショーウィンドーのガラスに大きな音をたてて盛大に破砕しながらブツかり、額から血を流し、白目をムイたサイモンがショーウィンドーの中にブラ下がりました。ま♪カラダをヒクヒクさせてっから 生きてるンでショ 知るもんか♪

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『けっ!!コ汚ないマネキンがイッチョ出来たやんケ♪ ほな、本格的に飛ばしまっせシンタロさん、しっかりつかまってナ』

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ホンの・・・30秒遅かったか・・・

待ち合わせ場所にしていた ●●埠頭のD倉庫ウラで、リク&シンタロは、路に倒れ込んでいる 毒島組の桑沢と遠藤の両名を発見しました。

死んではいません しかし相当の出血をしています。

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桑沢を抱きかかえますと、「・・・くっ!ヤラレちまったゼ。警戒はしていたが いきなり・・・遠藤に刺された・・・」っと腹部から出血し 苦悶の声の桑沢。

「で、遠藤を刺したのはアンタかい?」尋ねるシンタロさんに、桑沢は「いや・・・オレじゃない・・・」それだけ云うとほぼ失神して・・・

「シンタロさん、これは一刻を争うデ。わたいが119処置しますよって、アンタどないします?これから」

するとシンタロさん「いよいよ・・核心だナ・・・いいサ。ネイサンに 追われるばっかだったが、今度はコッチが追いかける それがぶっちゃけ早道だよナ・・・スマンが後の措置は頼むワ リク」


シンタロさんが走り去り、119通報も済ませたリクが バイクへと戻りますと・・・


あれ??・・・なんか痛・・・ああ?クビのとこに これ画鋲か?? あれ?おかしい・・・なんか感覚ヘン・・・グラグラしてきた ナンだこれ?? なんぞされたんかいわたい??・・・

意識が薄れていく間に、女子高生の姿が前にボヤけて・・・

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リクの2時間前に時計を戻して・・・


横浜スタジアム脇の雑居ビルの地下にあるライブハウス・・・とっくに表向きクローズの時間ですが、

ココのオーナーである 「トミー宜野湾」って芸名(?)の団塊オヤジが、(メイワクにも)毎晩のように『ライブ』をします(笑)

店の従業員や、ライブハウスに出演する『保証金』を滞納しているビンボなバンドマンの連中が、バックバンドさせられたり、オーディエンスとしてヨイショしなけれなばならず・・・彼等ウンザリ・・しています はい。

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         落語でいうなら『寝床』そのもの、若いのは大迷惑(--;
            
 き~みの~♪ おもかげ~そっと抱きしめて ひとり湘南~♪ きらめく波にあの時の想い出 かさねあわせボクは思うよ~♪

・・・ぶっちゃけ、唯一のCD発売作品 『いとしの卒業写真』(--;宜野湾オヤジは オリコン60位に入ったと云い張りますが・・・TV、ラジオ媒体でオンエアされたって記録は無いようで・・・。

「お~い♪ 宜野湾さん ギノワンさ~んって!」って、ムダにアセかいて熱唱してるオヤジに声かけますと・・・

「ナンだよ リクちゃん。今・・・ライブ中だってえのに・・」っと少々おかんむり。

ぶっちゃけ・・・この御仁、いわゆる『街の情報屋』でス。ジツはそれだけではなく・・・陰に隠れて知るヒトも多くないですが、昔から、毒島組の・・・

「準 構成員」として、つかず離れずの 云うならノンキで無責任な立場として 半グレのヤクザのウマ味をしめてきた 油断ならない人物・・・。

リクめとしては、さすがにヘロインや覚せい剤ではナイにせよ、マリファナや、MDMAといった 違法薬物をコッソリとサバいていたのも知ってるし、

それだけではない・・・ドラッグで手慣づけた若いコを確保しては・・・ハマスタ附近のホテルへ「出張ホテトル」に仕立て、甘い汁吸いまくってるのも知ってる・・・。セコくてワルい悪党だってのはわかってるけども、ぶっちゃけ・・このハマの街は ドブさらいをしようにも、どんなに真剣にそれをしようとも、何年もかかるのはわかりきっていましてネ・・
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       はい わたいもリッパに「ワル」でおます~(^^;
  
こうした「小悪党」は、一般市民に直接の被害も及ぼさないから あえて 泳がせて・・・コッチが握った弱みを時折チラつかせながら、利用し倒すのも便利ですから♪ 例の おねだり刑事ABにも引き渡すことなく至ってます はい。

ライブが中断し 「ホッ♪」っとしたカオつきの若い奴等を残して 店の裏側の路地に出て・・・

「で?ナニよ リクちゃん今日は??」

「あのネ・・・アンタも知ってはりますやろ? ウチとこ社の あの、『ハマのシンタロ』さんが・・なんでか?あの 毒島組の幹部連中や組員を襲撃しては病院送りにしておって・・」「ああ 知ってる。殆ど 軒並み昔の武闘派の連中はジャンクにされたってナ」

「それなんやが・・このタイミングで シンタロさんが、焦るように 毒島ンとこの連中を襲うのも理解できない・・それにもっとわからんのが、突然 ハマの街に、過去のフランケンシュタインみてえな ネイサンの登場ときた・・・。」「・・・・・」

「なぁ 宜野湾さん、知ってるやろなんか・・・不自然・・・ぶっちゃけ すべての動きが『わざとらしい』・・・暴対法で、もはや暴力団ビジネスは見合わない世の中でっせ。」「シンタロに・・毒島の組織に恨みがあるってんじゃないの?家族ラチされたって・・」


「おい・・たいがいにせえヨ このオヤジ!ンなアホくさいヨタ話、ぶっちゃけテメエが真実をかえって隠ぺいするが為に街に流布してるって、このワシが知らんとでも思ってんのか!?時間がナイんヤ ナメてっと いてまうドこら!」左手をキメて絞りあげる・・・。

「いてていてて!!痛いよ!!ヤメろよ! ぶっちゃけリクちゃんワルいこといわない!アンタが入り込んでナンもメリットのない領域だよ!知ったところでナンにもならんヨ 離して!」

「準構成員とかホザきやがって、ヤクザのご威光のエエとこばっかご相伴にあずかってるアンタや。表向き 毒島興業の《暴力部門》が消滅したなら困るンやロ?・・・だけど、転んでもタダでは起きないアンタのことヤ、他にいくつもの保険かけてるんやロ?」

「し、知らねえって!オレは、ハマの音楽文化の牽引者だ!アーチストだ!芸術家だっ!!」

「よく云うワ♪テメエの活躍舞台は 老人ホームか、自分の店の オナニー・ライブだけやないケ!みんなウンザリしてるんヤ。ハマの街中にヨタ話広めるとこを見ると、アンタ、事の真相掴んでるのやろが??この際や 聞いてやるから吐け こら・・・」

「いてえよ!勘弁してくれよ!ぶっちゃけ 『狂犬 桑沢』が仕切ってる毒島んとこの暴力部門組織なんてもう 内部はボロボロなんだヨ!けっ!《正業》にアグラかいた組なんぞお終いだってえの!それでも大幹部連中はイイぞ!でも、ぶっちゃけオレら《協力企業》って名の下請け社員はどうなんのヨ??上の組織の解体で このハマのジャングルに裸でおっぽり出されるってのか?まっぴらだいっ!!チョっとぐらいレーダー張ったってモンク云われる筋合いかってのっ!!」

「ふ~~ん・・・典型的、半グレの勝手きわまる言い分やナ♪・・で?さしあたって、アンタはんの次の《旦那》の候補者ってのはダレなんヤ??」

「云えっか!!ンなこと・・・。トーシロのリーマンに過ぎネエ テメエみたいな若造が立ち入れる規模のハナシぢゃねえんだ すっこんでナ。」



「吐けヨ こらあ!!」「痛いって!!・・・こういう話もナンだけど・・・アンタの【父親】ともセッションしたことあんだゼ オイラは。息子のアンタからこんな目に遭わされるのってそれありかよ?」

 『うっせ~~っっ!! ウチの親父のことはクチにすんなっっ!!ガチで身障者にすんゾ この先もギター弾きたくないんか?こらあ!!』

で、スッカリ 泣きの涙で宜野湾に吐かせまして・・・『タイヘンだ・・・シンタロさん、動けば動くほど 相手の思うツボやんか・・・』

しかし・・少なくとも 夜明けまで・・・この宜野湾ってゆ~街の騒動師は封じ込めておかんことには ワシらの動き ドコへチクるかわかんないし、ナニかと面倒やナ・・大岡川にブチ込んだるのも一興やけど♪ぶっちゃけ こないなロートル親父 マジで あの世に逝てまうデ・・・そうだ♪


「じゃっ! あのナ~宜野湾さんヨ、こういう際に日頃の悪行のバチが当たるンよ・・チョイとクサいけど 明日の収集時までガマンしいヤ♪」っと、手足をガムテでキツく縛られ、周辺店舗用の鉄製ダスト・ゲージの放り込まれた(って・・放り込んだのはわたくしですが:笑)アーチスト宜野湾へ声をかけますリク。

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            朝まで限定の「かんおけ」やがナ♪(笑)

「うるせ~っ!!・・・どうにでもしやがれ覚えてろ!! どうだ?フェラしてえか? しゃぶれよ けっ!!」

ガシャンっっ!ゲージの重い蓋を閉める。 ま・・あとは、明日の朝の収集で、このクソ親父が、モノホンのゴミと間違われて運ばれ去らない事を祈りましょう(笑)


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目が覚めた・・・あ~あ・・・油断した。上半身ブラ1枚で椅子に縛られてるわたい・・・。

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         こんな感じなら もっと絵になるのでおますが(^^;

あれ?気を失う前にチラ見した 女高生風のコがいるナ・・・で、ココは倉庫ウラのボート小屋のようだナ・・・

 『ウィッヒ~~っッ♪♪」。。。サイアクだ・・・(--;アイツは・・さっき バイクでフッ飛ばしたサイモンの《カノジョ》・・・通称 ピンキー・・本名 権田原よね子 女子高生に見えるけどジツは27歳・・・始終ラリってばかり。カネなくなると ショッピングセンターとかの女子トイレで、おとなしそうな女性を全裸にムイちまって(--;カツアゲして実質上喰ってル コイツもサディスティックな ぶっちゃけ「きちがい」・・・。

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「港のリクちゃん こんばんわ~~♪ お会いで来て光栄♪ うふふ 寝顔がおキレイで可愛かったヨ♪」 ぶっちゃけ キモっっ!!

「サイモンとアタシ 雇われちゃったの。うん 【 毒島興行の社長に 】あれれ?? コレ云ってはいけなかったんだっけ?・ ま いっか♪」

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そっか・・・チョイと整理するか・・・少なくとも、サイモンとこのピンキーは 毒島社長当人に雇われた・・ナンの為か?ネイサンと連動しているフシはない・・・。もしかして・・毒島は、シンタロさんが来るのを待ち構えてるのでは??その速度に拍車をかける「ターボ装置」として このギャング・カップルを選んだのでは??

暴れん坊に見えて、その実 慎重なヒトやデ シンタロさんは・・・きっと あのヒトも【真相】に ほぼ辿り着いているのだろう・・・毒島の御大将も慎重、テメエの堅固な要塞から外へは出るはずもなし・・・

一連のペース その速度を高速化させて、シンタロさんを 要塞に行かざるを得ない方向に導く・・ははあ・・パズルが解けてきたやんか♪ でも、その前に 今のこのピンチどないかせないかんわナ・・・(--;

それで・・・女医のルリ子と、組の 遠藤はコンビだ。でも待てよ・・・遠藤は桑沢を刺したが、桑沢は どうも遠藤の事は刺していない・・遠藤を刺したのはおそらくこのピンキー・・・。

おかしい・・・どこか軸がクルってる・・・。もしかして・・遠藤ってのは、ルリ子に利用されてる《駒》だってことないだろうか??おかしい・・・毒島・・組織の最高CEOが どうして組織員が次々と襲われるのを望む??・・・待てよ・・・この【真相】って・・・。


「うふふ~♪ チョ~おっかし~!オチンチンあるのに、すっごいオッパイ! 超うらやまし~~」

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グニャグニャといじり倒す このキチガイおんな。

「あらあ??お乳首ピンピン やっぱオトコでも感じるんだ~♪ ね 吸ってもいい?」「・・・・っっ!!」

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「ね?なんか不自然と思わない? やっぱサ♪ この身体つきにはオチンチンないほうのがピッタリこないかなあ?・・・手伝ってあげましょうか?」右手にキラリ! 1枚刃の貝印カミソリ・・・

「このカミソリ、チャンと切れるかなぁ??」 しゃっっ っと、リクの腿を試し切る このキチガイ女・・・

ジーンズ生地が介在したから良いものの、薄く血が滲んでまいります・・・。
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         マジで その実際の傷・・まさにキチガイに刃物・・

「リクさんならホンモノの、それは可愛らしいオンナノコになれそうネ♪・・・っていうかサ・・・ 不公平だヨっっ!!」っと突如キレ出す ピンキー・・・ガイキチねえちゃんは喜怒哀楽がハゲし~やんけ・・・。

「♂のクセに こんなにオッパイ豊かで、カオも♀みたいでサ・・・アタシなんか!ブラジャーは単なる乳首隠しでしかないわヨ!!どんな可愛いファッションしてもキマらないし・・・」

って、ピンキーは リクの前の方にノリ出してきて・・・瞳孔が開いちまってル 狂的な目つきをしてリクめに問い掛けます・・・

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         わわわっ!!強制性転換は困りんこ~っ!! @@;

「ぶっちゃけ どんだけ可愛くしようと思っても、サイモンみたいな リアルキチガイぐらいしか云い寄って来ないし・・・。」

ピンキーはさらに、もう10センチって距離にまでリクめにカオを寄せてきて・・・

「ね??リクさんどう思う??やっぱアタシがモテないのって アタシの性格が良くないせいかしら??」


・・・チャ~~ンス!!・・・ワルいけどヨ、今は緊急時ヤ、ぶっちゃけ このタイミングをみすみす逃がすほどワシは おヒト良しとチャウのんヤ・・・

「さあ??性格とチャウやろ・・ ぶっちゃけ【カオが不細工なせい】とチャウんか??」 10センチに近づいた距離を活かして、突き上げるようにチョーパン・・要するに「頭突き」を躊躇なくブチかまし・・・。

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ぐにゃり・・噴水のようなハナ血と共に、タダですら低い ピンキーのハナが、「への字」に曲がりながら さながらその図は ハナがピンキーの その不細工なカオの中に陥没してしまったかの様に見えました・・・【ンぎゃあああ~~~っっ!!】絶叫がボート小屋内にこだまし、このこの不細工でサディスティックな怪物は、仰向けに倒れ込んで気を失ったようです・・・。

その不細工オンナが思わず手放してしまった カミソリの刃をなんとか拾い上げ テメエで縄を切って脱出しました。 はい。 急ごう・・・こんなとこで こんなクズ共に構ってる場合ではないんだ・・・。

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1973年型 旧いリンカーン・コンチネンタルに戻った「ネイサン」・・・途端に次の瞬間 後部席からキラリと、ナイフが押しつけられ・・・シンタロさんで。

「今のご時世に このクルマは目立ち過ぎるゼ 元相棒ヨ♪・・・それにクルマに使いもしない刃モノは置いておくべきではないな、ムダだし、このように相手の武器になっちまうからヨ」「・・・・シンタロ・・・」

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「さ・・・案内して貰おうか。毒島社長の居場所にヨ・・・そろそろ終わりにしようゼ なんもかも 全てをヨ♪」

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毒島興行の 最大の《正業》の中軸、「海の手ヨコハマ 住宅供給サービス株式会社」の本社ビル・・・24時間体制の警備、ネイサンと共に正面から入館しますシンタロさん。

「恐れ入ります IDカードをご提示くだ・・」 なるほど通称通り 【けっして怒らないネイサン】の名前にウソはありません。警備の若造は、表情も変えず その岩みたいなネイサンの拳でハナの部分を殴られ ウメき声を発しながら倒れ、もうひとりの警備は顔面蒼白で観ているしかありませんでした。

「・・・新入りに云っておけ・・・今度からは デカい黒人のハーフが来たらそのまま通せ ってな」

エレベーターで9階 最上階のペントハウス 扉が開きますと・・・社長デスクに腰をかけ ザックリと胸の部分の開いたドレス姿で 芝居じみたカッコで構えているのは 【女医のルリ子】でした。
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シンタロ「やっぱそうか・・・こんなことだろうと思ってたゼ♪ 善公にネイサンへ連絡させたのもルリ子センセー、アンタなら、その善公をイモムシで縛られてるのをいいことに、窓から突き落したのもお前の仕業だな・・・。残念だったな、タンクに引っかかって舗道の地面まで落ちないで。」「ふふん♪」悪女は嗤いました。

シンタロ「組の遠藤も兄貴でもなけれりゃ 愛人でもなかった、すべてはウマいこと利用するだけの《使い捨ての駒》だったんだな・・・。」

 『さよう。シンタロくん キミも その《駒》の1つさ♪』

一瞬 部屋の中の証明が点滅し、物陰から金属のステッキが 鋭くシンタロさんの背中を叩いた。さすがにダウンしてしまうシンタロさん・・・。

部屋のカーテンの陰から出てきたのは 毒島興行 4代目総帥である社長・・・。

「ネイサン!そいつを羽がいしめにして立たせろ」引き起こされるシンタロさん。

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「さすがは ハマのシンタロだ・・・噂に間違いは無かった 思う以上に手早くヤってくれたもんだよ。潤滑剤で送り込んだ 本牧のスクール・ギャングらはどうした??」

「次代を担う オレの弟分が一瞬で蹴散らし葬ったヨ・・・やはり、テメエとルリ子が大本の根本でくっついてやがったんだな・・・。オレに自分の【組織解体作業】・・をさせたんだな??」

社長は「さようだ。お蔭さんで ウチの《暴力部門の大リストラ》が見事完成したよ♪旧いだけの・・・今ではナンの役にも立たない 不良債権のヤクザの幹部どもは全員壊滅だ♪半年ぐらい経てば、戻って来たって居場所すらモウ無いんだ 笑っちゃうよナ♪退職金も功労者慰労金もかからずに、厄介者らを全員整理だ♪あのバカども メンツだけはある昔気質だから、シロートであるシンタロにヤラレましたなんて警察に訴えられる筈もなし♪ジャンクなまま消え去るんだ。これでもう・・・ウチの毒島興行は、正業オンリーのクリーンそのものの模範的会社へと変貌だ♪感謝するよココロから シンタロくん」

シンタロ「子分らへの・・・親としての《情け》はナイのかよ??・・・」

毒島「よしてくれよ♪ 桑沢を筆頭に、全員・・・全員だゼ? 親であるワタシに上納するべき『あがり』を幹部全員ピンハネ・・テメエの懐に《抜いてやがった》・・・こんなヤツら 子でも親でもネエぜ!ブチ殺さないダケ有り難く思いやがれってんだ!!」

シンタロ「そういうのをナ、《人食いサメの論理》ってんだヨ。アンタがそうだから、子分らも将来の不安に駆られて上納金かすめとったにちげえねえ・・。で? ルリ子に聞きたい・・ぶっちゃけ楽しいのか??こんな真似をして・・・」

ルリ子は緊張と恍惚 両方入り混じった表情で・・・

「そうね・・・楽しいとか楽しくないってのとはちょっと違うかも・・・」「どう違うんだ 教えてくれ・・・」

「背伸び・・・をしたくなったのよ わかるかしら??」「背伸び?」

「単なる 愛人何号かがネ、体温持ってる肉の人形の自分が、これをチャンスにして、《生きてる人間》おカネも欲しかったけど、他人を平伏させる《権力》・・・それが欲しかった。イイでしょ??それぐらいの夢を見ても・・今までさんざん苦労して・・貧乏をバカにされ続けてきたんだから・・」

シンタロさんは深く息を吸い込むと・・・「いいやダメだそれは・・・」といった。

「ぶっちゃけ テメエってオンナは、身に降りかかった苦労が 1ミリの役にも立たなかったって典型的失敗例でしかない。」「なんだって!!」怒りの炎が浮ぶルリ子の瞳。

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        濃そうでいて薄い・・結局アンタって「役不足」・・・

「その点は ワタシも同感するよ」っと毒島。「で・・・もはや このオンナにも要は無い」びゅんっ!! ステッキがうねって、ルリ子の額にヒット・・・タラリと、1筋の鮮血をたらしながら 眠るように床に倒れ込むルリ子・・・性悪にして薄倖の、詰めの甘いオンナの活躍シーンに 幕が降りました はい。

さすがにネイサンがルリ子へ駆け寄ると 毒島は「放っとけ!汚らわしい そんなゴミみてえなオンナ!小賢しい真似しやがって・・遠藤や桑沢になり替わって、テメエがTOPに立とうって目論見、オレが知らんとでも思ってたのか!?」

シンタロさん「もうたくさんだ。オレの負けなんだろ?さっさとコロせよ 毒島社長」

毒島「そうさせてもらうよ 少々ワタシも もう疲れた・・・。カネや権力では世の中の人心は必ずしも掴めないって ワタシも数多くの経験から学んだ・・・だがナ、カネと権力があれば『証拠』は買えるんだ♪キミにはワルいが、全ての犯行の犯人となってもらうよ、そうだな墓は建ててあげるし供用もしてやるから。次々とうちの社員らを襲い・・犯行の最後にココに殴りこんできて ルリ子を鈍器で殴打、で、やむをえずコチラは正当防衛でキミを・・・」


思い切りフリかぶったステッキがシンタロさんのアタマへと・・・止まった・・・途中で。正確に云うと「止められた」・・・。

それは・・・ネイサンの岩のような拳が・・・毒島の手のステッキをつかんでいた。

「貴様!ネイサン!!」

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           ぶっちゃけ 終了のゴングはまだ鳴っちゃいねえゼ♪

ネイサンは表情も無く・・「つい、云い忘れてました。女房は・・・今朝がた息を引き取りました・・・。もはや医療費はもうかからんのです、わかりますよね?」

次の瞬間 ネイサンの思いを込めたパンチが毒島の顔面にヒット・・・。

上下の 前歯がふっ飛んで あえなく、毒島興業4代目はボロ雑巾みたいに崩れ落ち・・・。

「コレがホントの《終わり》なんだゼ な?シンタロよ・・・」「ネイサン・・・」



『っと・・思ったら ぶっちゃけ甘いでっせ!!センパイ方』っと、遅れましてリク登場・・・。「ほら コレ・・・」っと、ワキより差し出すは、先程よりも さらに血だらけボロカス状態となってます 狂人のサイモン・・

シンタロ「あれ?コイツ、さっきのキチガイ・アキバ系の小僧か?」

ネイサン「こらまた・・・オレら以上にボコボコにしてやがるな 若いの・・」

「まったく・・・キチガイほど 受けた仕事は律儀だってホントでおますわナ・・わたいも遅れてココへ駆けつけたなら・・このドアホが、シャレにならん小細工してるのをめっけたもんで、いっさい容赦なくズタボロしたりました♪しばらくは箸も持てん・・て、コイツは半分アメちゃんか(笑)今回はわたいも勉強になりましたワ。物事『2の矢』があるなら『3の矢』も当然ある・・。このサイモンのドアホ、エレベーター・シャフトに細工しよってからに・・。エレベーター乗ったら あきませんデ、ネイサンはん重いから、ぶっちゃけ 200キロ以上の重みがかかったなら、このエレベーター 地下のB3Fまで一挙に急降下でペシャンコになるところでしたデ・・ったく!!キチガイやでこのガキ・・・」

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           オトナをナメんなよ このクソガキが・・・
            
ショーウィンドーでマネキンにされ(笑)今度も思い切りリクにボッコボコにされたサイモンは「ちくしょう!ちくしょう!!このオカマ野郎め!!バカにしやがって!!ぜって~コロしてやっからなお前のこと」

「残念だけど それは無理!」「なにを!?」

「一連のテメエとピンキーらの悪事は録音と一部動画で録った。アメスクやからって 日本のおまわりさん容赦はせんド♪時間は十分ある、少年院で反省日記書いて 残りの青春時代を送りやがれ♪いひいひ♪」

シンタロさんが続けて「ちなみに・・・さっきまでの一部始終も同じく 録音&動画録ってある。化石化した不良でも、必用によっちゃデジタル・コンテンツは強ええ味方だワ♪ でも ネイサン、お前の部分のは編集して消しておくからヨ」「すまねえ」

リク「あと2,3分で・・・人情としては 所轄にまかせてあげたいとこですが、県警の【本店】が、ニタニタ顔で油揚げさらいに来よりますから。ま・・・戒名(事件名称)は、毒島興業 内部抗争連続傷害事件でチャンチャン♪でしょ~ネ。」

******************************************************


「あ♪パパだあっ♪」「アナタ・・・」

シンタロさんに駆け寄る 母と娘・・・そう・・二人は拉致なんかされてはいませんでした♪ 真相は・・・シンタロさんが、危険を予測して予め タチアナさんと、ユーリちゃんを【疎開】させたのです。

所は磯子の港付近・・・そう・・・例の 在日韓国人タウン 女帝リンカが完全仕切っている、ヤクザも警察もウカツには立ち入れない《別世界》でした はい。

リク「しかし、今回もすまんっ!リンカ姐さん。完全に借りもいいとこ、お世話になりました 恩に着る!」っといいますと、

リンカ「いいさ♪ ユーリちゃんがナンたって可愛らしいし♪タチアナさんもイイひとだ。ああいったヒトらなら いつだって歓迎するゼ♪それにサ・・・」

リク「それに??」

リンカ「うん・・・アタシら在日ってのはナ、けっして!すべての日本人をうらんでいるのとは違うンだわ それはわかるだロ?・・終戦直後・・・アタシらのジイさんバアさんの世代の《朝鮮人》を・・・まるでボロ雑巾みたいにコキ使い まともに銭も支払わず暴力で差別した日本人ども・・・その代表格ってのが あの《毒島興業》だからヨ・・それの解体ってなら進んで協力するってもんじゃんか」

リク「そうでおましたかい・・・。」


リンカーンではない、黒い軽自動車の窓が開いて・・・そこには ぶっちゃけ 軽自動車よりもデッカイ(笑)あの ネイサンが窮屈そうに乗っていて・・・

「今回はスマンかったな 港のリクか・・・あの《港のジン》がゴッドファーザーだってだけのことはあるなオマエ・・世話になった。礼を言うゼ」っと。

リク「すべて・・・打ち合わせの《芝居》として このハマに戻ってきたのですね ネイサンさんは・・・」

ネイサン「ああ・・・わかってしまったか(照)女房が亡くなったのはもう半年も前だ・・・今のこの平成のご時勢に・・いくら【昔の名前】といったって、このネイサンが登場して 昔みたいな暴れ方が出来るわけもナイんだが・・・1役者として・・・一連の《作戦》の、リアリティーを出す為にシンタロの奴に呼ばれたもんでナ。お互い 容赦なくボコり合ったけど ぶっちゃけ 昔を思い出して懐かしかったゼ♪ オレとシンタロ・・・昔、本牧の空軍基地があった時代 そのあたりを根城とする不良でヨ、空軍の滑走路でインチキ オートレース催したりする ヤンチャだったんだ♪で・・・毒島興業から子分になれってスカウトがあってヨ・・・」

リク「・・・そういった経由があったんでおますか・・・」

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ネイサン「でもオレらは あくまで自由な不良でいたかったからヨ。拒んでたんだけど・・毒島のとこ、先々代 2代目の頃がえらくまた武闘派揃いでナ、云うことを聞かないオレらを許せない空気になったようで・・・で、今の代のナンバー2 例の大怪我した 桑沢が、まだ三下のチンピラで・・・お互い若いから 気も合って 陰から色々と情報回してくれてナ、組本隊とまともにバッティングしないようにはからってくれてヨ・・・」


・・・で、伝説的には『シンタロ&ネイサン』って風に有名だったけどナ・・ジツはもうひとり・・・杉田の中華屋の息子で「リュージ」っていうヤツが仲間で居て・・・

ある晩のこと・・・その桑沢からの警戒情報が、ケータイもない時代だから、リュージに伝わらなくて・・・街場でクルマを毒島組の連中に取り囲まれて・・・

ハンパなくボロボロにいたぶられてリュージ・・・ぶっちゃけ植物人間状態で半年以上の長期入院・・ついには還らぬ事態に・・・・

当然 毒島組は法的責任追及されてしかるべきだったんだが・・・当時の時代、そこに1つの『政治的取引き』が発生してヨ・・・

本牧の米軍基地が返還されるって事態に、ぶっちゃけ 神奈川中の利権が集中したから、毒島の組の2代目が引退するって条件に加えて、町の美観を損なうてことで懸案となっていた 県庁脇に馬鹿デッカイ 代紋看板の毒島組の本部を大手企業に売却するって『引き換え条件』で、結局はうやむや・・・。

そんトキ オレらはつくづく理解した・・・『警察も行政も期待出来ねエ・・・でも観てやがれ・・・リュージのリベンジは、たとえ一生かかろうとも、キッチリ!!この世に残ったオレらがとってやるからヨ!!』って、オレとシンタロで誓ったんだ。

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しかし・・・時代が変われば ヒトも変わるゼ リク。本当に久方ぶりにハマへ戻ってみれば、桑沢もスッカリとヤクザってより、経営者感覚になってて、ヤクザ部門廃止に大賛成ってんだからヨ♪ アイツには少々 損な役回り・・・後輩の遠藤に腹刺されて長期入院になっちまって不憫な思いもアルが、ヤクザしてたんだから仕方のない《報い》かもナ。ヤクザを正式引退するキッカケでもあろうし 犠牲とも云えないわナ。

毒島の4代目も ありゃ偏執狂だよナ・・・組織へのカネ、幹部らがピンハネって・・幹部のカタ持つなら ありゃ奴ら自身の『生活費』だっての!まともな固定給与もないヤクザだゾ あがりを少しでも抜かないと飢え死にするって(笑)

そんなんだから 退職慰労金さえ惜しんだ挙句が 今回の『幹部抹殺作戦』の全容だ うん・・。つくづくセコイ猿知恵だよナ♪ 毒島4代目もヘタすりゃ テメエの子分らへの【殺人教唆】・・・これから長い長い 裁判闘争になるようだな・・・ぶっちゃけ結審する前にクタバっちまう可能性が強いかも。持病もあるしアイツ。

ああ・・・ノッケの段階からわかってたヨ、ルリ子ってのが、毒島4代目のオンナで、オレの女房の実弟の 善公のことも丸め込んでるってのも察知してた。一連の動きの中で 漁夫の利を得ようってんで、半グレの 宜野湾がしゃしゃり出てきて 街にうわさを流すだろうことも承知で あえてそれを利用した。しかし・・・ルリ子って、ぶっちゃけ医師になるアタマはあってもだ、本当の意味で 悪女に徹するダケの頭脳なんてまるでない まったくの役不足、単なる自信過剰のノータリンよ♪

それが、組の幹部を押しのけて 実権握りたくて仕方ない 遠藤のヤツを炊きつけて・・・いわゆる毒島組内『サメの共食い』を実行させて・・・パパのご機嫌よくしようと企んだ挙句が墓穴掘りやがった。


ぶっちゃけ毒島内部のダレもが テメエこそが利口者だって錯覚していた様だがヨ、オレら『元 不良』・・今でもかな(笑)オレらが描いた そのストーリーで動いていたのさ。

ルリ子?? さあ?どうなんだろナ・・シンタロの主治医に担当したのを これ幸い♪って調子コイたんだろが・・・ナンのことねえ、テメエの自滅を呼び込んだダケだって♪ 証拠不十分で起訴は免れたようだが、『医師としての倫理的 欠格事由』ってのに払拭したそうだからナ・・・医師としてはおそらくジ・エンドだべ。6年もの大学教育がオジャン・・・結局 社会的肩書きの面で いっちゃん損コイたのは あのクソ女だろ けっ!!1ミリの同情の念も沸いてこないゼ。


・・・じゃあ もうこれで地元に帰って 仕事に戻るから・・・オレの仕事?? シンタロには云うなよ・・・保育所・・・まだ無認可なんだが、こう見えても地元じゃ カリスマ保父だゼ俺 あ??笑ったなテメエ 喰らわすゾ(笑)

なんだ?? 『不良にとってイチバン大事な感性は?』そうさナ・・・いろいろあんだろけど、とりあえずは《嗅覚》かな・・・。まさにシンタロが、毒島4代目とルリ子の策略を見抜いた上でそれにノったフリしてこのオレの出番を用意したようにヨ♪

リクってったナ オメエも その嗅覚ずいぶんとアリそうじゃんか・・・ヤクザにも不良にもなる気はネエんだろ?・・・だけどもヤクザを出し抜く感性は磨いておけヨ・・・そうじゃなきゃハマで生き抜いて、仲間を守ることはなかなか出来ねえからヨ 忘れんな じゃああばよ!


はい・・・先輩 磨いておきます・・・。アナタこそが、【 不良中の不良 】最高峰のエベレストでしょう。

ハマの街は いつも流動的で変化を止めない まさに《生き物》で、先輩に比べるなら度胸も実力も まったくもって小粒に過ぎない わたいなんですが・・・

シンタロさんも まだまだ「現役」だし♪ 愛すべき皆に、厄災をもたらす《悪》らを出し抜くダケの【 ワル 】を目指します。 それじゃ お元気で!!


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「ねぇ パパ!なんか おいしいもの食べに行こうヨ♪」「よおしっ!!じゃあママも みんなもいっしょに ファミレス行こうっ♪♪」

  
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  THIN LIZZY 【 The Boys Are Back In Town (ヤツらが街に)】 

    『ヤツらが街に戻ってきたゼ』・・・

  今日、誰が戻ってきたかわかるかい?
  いなくなっていたあの野性の目をしたヤツらだよ。
  全然変わっちゃいないぜ、口数は少ないけどな、
  でも、ヤツら、イカレ加減は相変わらずだけどナ♪

  お前の居場所を聞き回っていたぜ。
  お前どうしてるか、どこに行けば会えるかってね。
  ダウンタウンに住んでるぜ、って俺は答えておいたぞ。
  馴染みの奴をクレイジーにさせていったぞ。

  ヤツら、町に戻ってきたんだ。
  あいつら、戻ってきたんだ、って言ったろ。

  昔よく踊っていたあの女、知ってるだろ?
  毎晩、身体を揺らして踊っていたあの女。
  あの娘、カッコイイよな、って俺は話したら、
  彼女、手出したらヤバイぜ、熱い女なんだって。

  ジョニーの所でのあのこと、覚えてるか。
  この女、起き上がってジョニーの頬をピシャリと打っただろ。
  俺たち、ぶったまげたね。
  もしあの女が忘れたいと思ってるなら、
  そいつは気にしないでおこうぜ・・・

  噂を広めておけよ 誰が町に戻って来たかあててみな。

  みんなに知らせておけよ。

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  金曜の夜、ヤツらはイカした格好でいるんだろうな、
  ディノのバー&グリル辺りで。飲み過ぎて、ケンカで血も流れるかもね。
  ヤツらのケンカを見たんだったら、やらせておくのが身のためさ♪

  俺の好きな歌を流していた隅にあるあのジュークボックス、
  夜はだんだん ゆる~くなってきているナ・・・
  もうすぐさ、ホットな夏がやって来るのは。
  ヤツらがここにまた舞い戻ってきたことだしヨ♪

  ヤツらが町に戻ってきたんだよ。噂を広めておいてくれ。
  あいつら、戻ってきたんだ・・・

  また戻ってきたんだよ。
  ディノの店でブラブラしているみたいだぜ。

    ヤツら、また町に戻ってきたんだよ・・・




 http://www.youtube.com/watch?v=quyB8PMTD3o


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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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