リクでござります
ジツはきわめてチキン野郎でおます (^^;
わたくし 普段「荒くれ」を気取っておりますが・・・
もう以前からの読者の方には とうに『ジツは意外にヘタレで気が小さい』ってこと見抜かれている方もおられるとも思うのですけど(^^;
そ~~でス・・わたいは きわめて怖がりにして気が小さいのでおますだ・・・ショックな話題とか聞きますと その晩はウナサレたり、寝付けなかったりする方でして・・
ただ 向こうっ気ダケはミョ~に強くて、カチンとくると、相手が誰でも立ち向かったりするので 今まで ぶっちゃけ損ばかりしてきましたンだわさネ~。
ま、そんなことは どうでもよろしいのですがだ・・・
今 例の3/11大災害関連の報道といえば・・完全に「福島原発」にスポットが絞られている感じなのですけど・・誰でも考えればわかることですが・・マスコミ報道が薄れたからといって、地震と津波被害を受けたひ三陸沿岸を中心とした被災地がすべて救済完了したわけではありではありません はい。
リクめのいます会社の正式職員ではないのですが・・同業各社で「現地調査員およびコーディネーター」として契約雇用している熟年層のおじさんがおりまして・・それこそ3/11日の津波では、非難する最中に津波に呑みこまれた お方なんですナ このヒト・・三陸は岩手の大船渡での被災でした。
結論として ホント、奇跡的に死なずに済んだのですが、肺と気道に大量の汚れた海水が入った関係で つい先日まで入院されてて、一時は昏睡に陥ったりして マジみんなで心配してました はい。
まだ仕事復帰とかはムリなんですが、こないだPCCカメラの通信で おひさぶりにコッチ横浜の方と話が出来まして♪
で・・とりあえずは元気で心配ないのでひと安心でしたが・・・でも、やっぱ 実際に九死に一生得たヒトのじかの話ってスゴイですよネ・・・
津波の当日・・そのヒトを含めて 何十人という大勢の地元市民 老若男女が同時に避難の為 通りを走って逃げてて・・報道映像でもご存じのようにそこへ 急な勢いで津波が襲来しまして・・・
その津波に遭った そのヒトが云うには・・・意外にも、波をかぶった第一波では 殆ど誰も死なないのだそうで・・・みんなプカプカとウ立ち泳ぎじょうたいで浮かんで「おーい大丈夫か?」とか 声をかけあって互いに励ましあっているのだそうです。
本人の意思とは関係なく 津波の勢いによって流されて行くうちに・・・フイに・・・すぐそばにいた他のヒトの首から上の頭とかが、スポっと・・・一瞬で姿を消す・・・それが つまり この世とのお別れになるんだそうで・・・・
まだ若い女学生とか ちいなさ子供を必死にかかえてる母親とかが フイに見えなくなる・・・まさに本当の地獄の風景だったそうで・・・
その契約社員さんは、流れてきた流木に・・例えるなら バットに叩かれたボールのような感じでハネ飛ばされ・・・それがラッキーにも中ほどまで浸水していたビルの3F部分のベランダの一角にソフトランディングして ホント、奇跡的に一命をとりとめたそうでして・・・
それに 聞くには・・見てる人間がその場に固定された状態で見ると・・本当に 津波ってのは ものすごい速さで全てを運び去るそうで・・
我々がTV画面などで観ているが画像ってのは、相当 遠くからの俯瞰図ってことです、至近距離で遭遇するならそれは、計測時速の倍くらくも速く感じられるのだそうで。
流されていくヒトがコッチに気付いても たいてい『た~~っ!!』っとしかコッチには聞き取れないのだそうで・・要するに・・「たすけて」の「た」以下の「すけて」は、固定されてるコッチにはもはや聞き取れない それほどの速度で流れていくそうです。
この手の悲惨な話は、それこそ無尽蔵で、そればかり発掘追求しても それこそキリがありませんがネ・・・
ナマイキ言わせていただきますが、リクめ思いますに NEWS性、衝撃性のあるこういう「個別の例」をひたすら追求するよりも・・
それより【 被災現地が今 おかれている本当の状況 】を・・すべてのタブーや利害のしがらみを捨てて 隠さず報道することが必要だと思うのですネ。
より お話しする事項は まずドコのメディアでも報道されていません・・なんぞの倫理規定に反するものがあるのかわかりませんが、ぶっちゃけ 意図的に隠蔽されてるとしか思えません・・けっして 爽やかなる話ではありませんが、事情が許す限り フラットなお心で読んでやってくださいませ はい・・
まず この契約社員さんのいるのが 岩手は三陸沿岸の 大船渡なのですが・・今現在・・・大船渡の各避難所では【 食料危機 】が展開されています これ本当です・・・
にわかに信じられないでしょうけど・・まず コメがありません! 野菜もオカズもほとんどナイのだそうで・・しかし・・皮肉にも支援物資の「カップめん」ダケが大量に備蓄されていて・・・早い話 それしか食い物がないともいえるのだそうで・・
お気の毒だ・・フロも入れないだろし、ましてや湯上りビールなんざ夢の夢・・・
震災当初より 報道としての価値が薄れたのはにわかに批判できませんが、それでもマスコミの多くが いかに手を抜いておなざりの報道をしているかわかるってモンです はい。
報道機関は 役所とかの公式機関発表・・「大船渡はカップめんが大量に行き渡ってるから心配ない」ってのを真に受けて実態調査すら行なわないのが現状なのだそうで・・
しかしです・・・栄養状態不良な環境で、ただただ カップめんばっかり喰ってたら 人間どうなるます???
やっぱり 老人や元々の病人を中心に、脚気や腹水がたまるといった症状が現地では横行・・・ビタミン不足による皮膚病や出血がとまりにくいといった症状のヒトも少なくないのだそうで・・
ぶっちゃけ、この事態でも 県やお国はナンもしてくれません・・コメについては、全国の個人福祉家が 一回につき1トン単位でコメを被災地に送付してくれているのが 本当に現地の「命綱」です。
それでもです・・どんなに節約しても・・大船渡市内の避難所全体で 一日でなんと 180キロのコメを消費するので、1トンものコメも ホンの一週間しか持たないわけで・・
シビアな話、このコメを送ってくださる方の 資力がソコをついたら・・と思うと・・マジ思いますが・・永田町でパワーゲームしてる場合と違うでしょうがっ!? って・・戦闘状態でもない 先進国家の この日本の国民が「飢えて」おるのですよ・・・
ただ・・皆さまも誤解せんといてくださいナ、「食料」・・は充分にアルの!あわてて自前で食料現地に届ける必要は本来ないものなのです はい。
倉庫はいっつも満杯だ ただ・・供給体制がネ・・・
問題は・・被災現地における配送管理体制が・・こちとらからナマイキ云わせてもらうなら 完全に行政もボランティア、NPOもやってることドシロートでっから・・
云っちゃアなんだが・・ワシらみたいな 1円10銭にエゲツない民間の業者にそんな作業全部かなせてくるなら ジツにウマくこなすだけの自信あんですけどネ・・・
ナンでか?? NPOや一部行政サイドには、「民間の会社はナニ 悪いことするかわかったものじゃない・・」って、一種の根強い偏見があるようで・・ヒトをツラや容貌で差別するないっ!!(笑)
みなさまもご存知の 「被災地義捐金」ありますでショ?・・アレって 赤十字経由ではなく 直接に、被災地区の役場にもって行ったとしますよね・・すると、現状では 例えば10万円持っていったとしても・・受け取った被災地の方に 三割・・つまり3万円の「税金」付加されちゃうンですよん・・
行政は・・つまり「国家」はだ・・かかる被災地の状況 知ってるか知らないのか知らんが ナンも積極的に救済策実行してくれておらんでデショがって・・それなのに、キッチリ!「はいはい 税金は貰いまっせ~♪」ハッキリ云おう! この姿勢のドコに「正義」があるっ!?
義捐金や各種援助物資の公正な配分がタイヘンなのはわかりますが・・でも翻って考えるなら・・より早急に大事なのは・・「公正なる配分」という、書類審査上の合格点ではなくってサ、だからイイのだ、とは言いませんが、ホンの少量、物資なんかが書類上ドコへ消えたかわかんなくなろうとも、最終責任をとる おエラいさんが「かまわん」と、了承しちゃえばそれで済むこと。
染みついた役人根性といっては失礼ですが、こんな・・未曾有の大惨事になろ~と、役所やアタマの硬いNPOは まず書類ありき なモンで、ぶっちゃけ全然フレキシブルじゃありませんゼ いつからこんなになった日本って国はヨ???
それからですが・・その契約社員本人から 事実は事実としてみんなに知ってほしい ということで あえて書くことなのですが・・・
今現在・・・三陸沿岸の地元の人らは皆、誰一人 地元沿岸で採れた海産物 とくに タコ イカ ウニ らを食べません。なんでかわかりますか??
ぶっちゃけ コイツらが「悪役」なのではナイのだ・・・
タコとかイカとか とってきたのを包丁でサバきますでしょ・・するとだ・・ハラワタの中から・・『 人間の指 』がボロボロ出てくるからなんですと・・・
また ウニってのは遺体にとりつくと、 まず眼球を食べ 次にノーミソで・・
今 三陸沿岸のウニをとって 2つに割ると なかから 人間の髪の毛がウジャウジャと出てくるそうで・・・
大自然のいとなみというのは けっして人間の勝手な感情で成立するものではありません、食物連鎖の頂点に位置する我々とても、今回のような未曾有の惨事が起きるなら リッパ(?)に小魚なんぞのエサになっちゃうというわけです、ある意味 これこそが自然の姿そのものですね はい。
おそらくはきっと この秋に獲れる イセエビやカニも 今年は味がイイと思います、「リクちゃん なんてことを・・」っと、思われるかもしれませんが、云いましたように それが大自然のありようだと思うのです はい。
リクめ思います・・・そりゃ一刻も早く 被災現地に救済と再生がなされますようにと・・でもです・・真に再生するためには、「今そこにある真実の状況」というものが 隠されずすべてさらけ出されてこそ その再生の着手が具体的に可能になるのでないか?と・・
「視聴者がイヤな気分になる」「子供がショック受ける」とか・・ましてや「立法府 行政のメンツにかかわる」とか この際二の次です
思いますには 震災で 家や家族 財産をなくされて「かわいそう・・」といった《感情・情緒論》の段階ではすでになく・・「食べるものが殆どなく 現実として 飢えているヒトがいるのだ」という、《現実論》で対処が必要だと思う次第で。
とことんクラい話題ですみません (--; 次はもちっと笑える楽しいものを心がけますから♪ でわでわ。
リクに継続して出来ること・・ちゃんと働こう うんうん・・