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隣の地震被災関係者・・

 リクでございます。
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さて、今回のご存じ 東北関東大震災でありますが・・
リクめの周囲でも 身うちとか友人関係が被災してるってのはそれこそ枚挙にいとわない状況でありまして・・

中でも 大事な仲間のひとりである 港の下半身暴走ムスメの 《マリリン》は、モロに 被災地の中心、宮城は三陸沿岸地方で・・

さいわい マリリンのご実家は、倒壊とかいった直接被害はなかったそうなのでなによりですが・・

とにかく・・彼女が産まれてより ズっと育ってきた三陸沿岸の町が、それこそ根こそぎ大津波にさらされ・・急遽 決死の里帰りを敢行、その目で観てきたマリン当人いわくに《だだっ広い野っ原になっちまっただヨ》とのことで・・・

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         ま、ソバでも喰いながらひとつ・・


リク(以下 リ)「おウ! マリリンや、今回はご実家の方・・たいへんな災難で、ホンマ えらいこったッたナア・・」

マリリン(以下 マ)「まんずまんず ご心配をばおかけヤした。おかげさんで、家族・親戚には人的被害はありませんで まずはなによりで」

リ「ま とりあえず、それは何よりやけども、家屋や住んでた町の様子とかはどないやねんナ?」

マ「実家の家屋ですが・・家全体が 約7度ほど傾きまして・・・一応住めるんだけど、中にいると あきらかに《傾斜》を感じるでがんス・・」

リ「ありゃりゃ・・・それ難儀なことやないか・・」

マ「だけんども・・おもしろいことに、ホラ、余震とか続くでがっしょが?そ~すっとネ、最初の大地震で傾いた家屋が、不思議なことに少しずつ傾いた角度が戻りつつあんの♪」

リ「へえ・・そういうこともあんのやナ・・」

マ「でも、ウチの実家のことだけで全体は語れなくて・・ウチとこの集落、土地の地盤そのものがかなり歪んでしまったらしくてネ・・」

リ「ふむふむ・・具体的には??」

マ「あのネ・・ぶっちゃけ、集落に通ってる国道が、波打ったように歪んでてサ、端の方からボロボロと崩れてくるのが一向に止まらない状況でネ・・マジなところ、このままだと、道路そのものが使えなくなる可能性強いらしいって」

リ「そら大ごとやないケ・・」

マ「そでがス、それにネ・・まだ 公式な発表とかではないけども、おそらく・・・地図上の《高低差》が狂いました」

リ「というと??」

マ「ホラ、ズっと暮らしてましたから、周囲の風景ってもの細部まで記憶してんじゃない? それが・・どうも、地震が起きる前と今では、風景の《縮尺》ってのかな? それが微妙に違って観えるのでがんス・・」

リ「何百年に一度の大地震災害ってのは、まさにこのようなこと云うのやナ・・当然、生活 不自由なさってるんやろ??」

マ「ライフラインについては 電気と水道は復旧しました、ガスは元々 全域プロパンなんで逆に助かった。でも、地元のガス屋そのものが被災してるもんで、今 残ってるボンベの中のガスがなぐなったら、チョっと煮炊きが困ります」

リ「生活物資はちゃんとあるのんかいナ?」

マ「それについてですが・・まず、アルものはいっさいない!っと云って良くてネ、逆に ナイのだけど、ホントの意味でのサバイバル物資は あだしら田舎はバカになんね~よ って感じ」

リ「ふむ・・といいますと??」

マ「やっぱウチん地域も ガソリンなんかホント、不足してますだ、ってゆ~か、元々 過疎地域でっしょが・・ガススタそのものが少ないうえに、地下タンクにヒビ入った店もあって、機能してないところもあるしサ、マジな話、27日時点において、宮城の方は、ガススタ渋滞継続中だヨ、約3時間並んで¥2000円分しか入れられませんから・・」

リ「そら不自由やないか~・・スーパーとかどないやねんナ?」

マ「あのですネ・・・スーパーマーケットについては、ぶっちゃけ・・ウチの地元、《壊滅》でガス・・・あだすの実家の地域はまだ 山寄りなわけ・・ンで、大きい店舗とかって、そういう山寄りのとこではなくて、標高の低い 海寄り、沿岸の地域に集中してるからサ、例の・・・大津波で マジなところ、店舗ごと流されてます・・」

リ「物資の供給状況はどうなっとるんヤ?」

マ「云いましたように、殆ど全ての物資が不足してます、充分足りてるのはフトンくらい(笑)ただ・・ホント、医薬品類はそれこそ生命にかかわるので、どうにかお国にも助けて頂きたいですけど、こと《飲食物》については、ぶっちゃけ、報道されてる事態とはチョっと違いましてサ」

リ「ふんふん・・どない違うのかや?」

マ「都会と田舎では条件が違うってことでがんス、ぶっちゃけ 田舎は《コメ》充分な程備蓄しておりやすんで。」

リ「なるほどナ・・」
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             当人 あくまで屈託ありませんが・・故郷は

マ「それだけじゃなくて、生活様式そのものが、昔からおもに東北の方では、地震とかなくても、冬場になっと、2~3カ月 雪で孤立するなんてこと珍しくもナイことだったもんで、それらに備えて やれ、干しダイコンだの、干し柿だの、漬物や魚の干物だの ドえらい量を備蓄してる家が多いわけ♪ウチの実家もそうでがんして、田舎の地域に関しては、やれカップめんがない、食パンがないって状況は ぶっちゃけあんまり関係ないかな?って感じで。救援物資の選択については、チョっと、都会の論理が先走ってるかな?って気がしますだ」

リ「TVで観ててもスゴかったもんな・・あとコレ 聞いていいのか? ぶっちゃけ どやねんナ? あの津波の跡ってのはサ・・・」

マ「正直に言いますと・・・ 笑っちゃった・・」

リ「笑った??」

マ「あまりにも想像を超えるものが目の前に展開してっとサア、これが現実なんだわ って気がまるでしてこないわけヨ・・まるで映画か、TVの爆発コントでも観てる気分ってのかなア?だって、殆ど全てが流されつくしてっしょ?ココが見慣れた地元の繁華街だってことがどうしても納得出来ません、ホント、なんか大がかりな《どっきり》でも仕掛けられた気分っていうかネ・・」

リ「人間の想像力をはるかに超える状況そうやったらしいナ・・」

マ「それにネ・・・TV報道とか・・ウソはナイにしても・・あまりにエグイものについては、放映しないようにしてるみたい・・」

リ「ワシもそやろナ 思ってたんやけど、そないスゴイもんか??」

マ「ぶっちゃけ あまりに規模のデカい スプラッター映画のようでス・・アレ?こんなとこに手袋が・・っと思ったら、人間の手首だったり・・・首のちょん斬れてる遺体がガレキの中から覗いていたりサ、水たまりに《犬神家の一族》みたいに、下半身がニョキっと出てて・・・それ自衛隊員が引っ張り出したなら・・・上半身がなかったり・・・そりゃスゴイ状況です」

リ「言葉を失うわナ・・」

マ「それが・・・人間の能力・・・状況を受け入れ《慣れる》ってチカラのスゴイとゆーか こわいところで・・ホンの2時間もそういう状況観てますと・・あのネ、大波に流されると、人間って着てるもの全部剥ぎとられて遺体の殆ど全裸なんだ・・それが、衣服だけでなく、ヒフもはがれちゃって・・まるで豚肉の吊るしみたいに、男女すらもわかないのがゴロゴロしてるの観ても、《ああ そうでがんスか・・》ってしか感じなくなる・・自分自身がこわくなってきたでがス・・」

リ「ああ その《感覚》ってのはよくわかる・・わたいも中越地震の復興ボランティアで、ガレキ撤去してるときナ、遺体を発見した時、最初はマジにビビるしショックなんや・・それが、2つめ3つめとなると、ぶっちゃけナンでもなくなってくるわけ・・そういう自分に気づくと逆に怖くなるわナ」

マ「それでも・・そこいらにゴロゴロしてる遺体って、今まで逢ったことも話したこともない他人だから、耐えられるんですよネ・・ひとりだけ・・顔見知りのご遺体を発見した時は・・いえ、それほど親しくもなくって・・ホンの1、2回ほど・・」

リ「うん、話したことのあるお方ってことやナ?」

マ「いンえ~、ま~ぶっちゃけ 《SEX》したことある おどっつアん だったンですが」

リ「こらっっっ!! チっとは本日の お題の空気ってもん読めヤ 貴様!」

マ「けっこー陽気な おどっつアんだったのに、問いかけても反応もなく・・・ああ、あのときもっと、やさしく接してあげればよかったなア・・おどっつアん、帰りのタクシー代もあやしい懐具合なのに、あんときガメツくお小遣いフンだくるンではなかった・・また、ヨッパらっておどっつアん、ど~しても勃たないとき、あだすモンクさいっちまって・・やさしくクチでしてやってればいがったかな~って、フト後悔の念が・・」

リ「・・・いかにもオメエらしいってゆ~か・・人情あふれたエエ話なんか?? アキレた話なんか?? ぶっちゃけ よオけわかりません・・」(^^;


リ「それにしてもヤ・・オメエが普段から頑張っとる スピードスケート、あれはどないなるのんや コレから先?」

マ「ま~~ハッキリ云って・・・今後 最低でも今後3年間は宮城の地元じゃあムリでっしょ・・岩手や青森なんぞもむつかしそう・・」

リ「やっぱ施設とか被害あった?」

マ「ってゆ~かサ・・ぶっちゃけ、競技の協会自体が津波の被害でメッチャメチャになりまして・・・」

リ「あちゃ~・・」

マ「役員や指導者なんかも行方不明やら、避難所で生活余儀なくされてたりサ、それに・・資金の面でも、最大のスポンサーともいえたのが、楽天で・・そのオペレーションセンタ-ってのがサ、まさに今回の被害の三陸沿岸地で・・女性オペレーターさんら全員が逃げる間もなく津波で現在も行方不明だって・・。状況から云ってもサ、今はスポーツがどうこう云ってる場合とちがうっしょ?」
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            ウチらの街かて いつどないなるやらわかりしませんて・・

リ「うん、いっそのこと プロ・アマ問わず、今年は全てのスポーツは自粛しといた方がエエんやないか・って意見もあるナ」

マ「ホント、そう思いますだ、このまま《被災地に勇気を与える》って謳い文句でイビツな形で突っ走るってのも・・大体、オカネもない・・施設も壊れて、指導者層も行方不明・・練習すらままならない今の環境で、いい記録なんか出ませんってば。まずは社会の復興を優先させる方が、長い目で見るならスポーツ界の為だと思うでガス。」

リ「なるほど・・とにかく ココのよな短い場では語りつくせるものではありませんが・・マリリンや、今 イチバン思う事とは??」

マ「いろいろありますが・・・ 《夕食の一家団欒》が早く訪れますように・・・あと・・あだすとハメっこさしたことある男衆・・一部 オンナもいたけど・・みんながどうぞご無事でありやすよ~~に と・・」

 やっぱりオチはそこへ行くのかヨ? と 終了・・・。

月並みではございますが、我が港においては、個人による被害地への支援募金はあるものの、港全体としてはとくにそういうものを設けてはおりません。
それは、私どものような「モノ」を流通させる者が、ただ義捐金ダケを募り送るのは、逆に安直であり、単なる自己満足的な免罪符に過ぎないという結論に達しましたゆえで、

私どもが本当に災害地の皆さまに役にたてる行動は何か??を真剣に検討しました結果 辿りついた結論は、

とくに関東以北の方面に、少しでも生活物資を流通させるべく、《労働・仕事》のペースをUPさせ とにかく骨惜しむことなく《働きをもって地域に貢献していく》ことです。

ゆえに現在 界隈では各社をもって、経営責任者から末端の事務職まで一丸となり、通常業務以外に一日数時間以上を要し 物資の確保、発送、運搬を行っております。
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被災地の皆さまが ひもじい思いをされるとするなら、それは我々のような流通業者にとっての 大きな《恥》であります、事態の鎮静まで未だ時間はかかるようですが、どうか心静めて、この厳しき状況ですが、希望を胸に灯し《あきらめないで》いただきたいと願っております。
プロフィール

港のリク

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港で働く ジツはとっても気の荒い(?)アンちゃん・・・ですが、産まれついてのホルモン分解異常の関係で♂なのにEカップの胸の持ち主 という混沌としているわたしです。

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